2015年09月13日

キングスマン

マシュー・ボーン
コリン・ファース、サミュエル・L・ジャクソン、タロン・エガートン
ロンドンにある高級スーツ店「キングスマン」は、実はどこの国にも属さない最強のスパイ機関であった。キングスマンのスパイであるハリーは、新たなスパイの候補生として、かつての同僚の息子であるエグジーをスカウトする。
そんな中、IT富豪のヴァレンタインは前代未聞の人類抹殺計画を進めていた。

わたくし的に期待はしていなかったんだけど、評判がいいので見てきました。
これは後で知ったことなんだけど「キック・アス」の監督なんだ。それならそうと言ってくれれば…(^-^;)

冒頭、スクリーンに映るのが 回るカセットテープ(「スパイ大作戦」由来なのかな?)。そこからの映像がまたカッコいいこと。
「期待していなかった」とか言いつつ、最初のシーンで「これは当たりだわ」と確信してしまったわたくし。当然ながら、その後もグイグイと見入ってしまいました。

そもそも“スパイ映画”という作品は多々ありまして。「007」「ミッション・インポッシブル」など誰もが知るヒットシリーズもあります。
この作品は それらをリスペクトするスタンスがあり、また「これが映画だったら…」なんてセリフにもある通り、“映画であること”の前提で楽しませてくれてますね。

主人公であるところのスパイ・ハリーをコリン・ファースが演じているんですが、いかにもイギリス紳士然とした雰囲気はそのままに、これまで見たことのないアクションにも挑戦。これが実に新鮮でした。
またスパイに付きものと言える 秘密の武器・アイテムの存在も、古くからのスパイもののファンには嬉しい設定。
一方で、イギリス人があんなアンブレラを持ち歩くのか?という疑問もあったけども(苦笑)

それに相対する敵役にはサミュエル・L・ジャクソンが登場。
いかにもなしゃべり方、そしてキャップを斜めに被るあのファッション。オーダーメードスーツとの対比だけでなく、歳いくつやねん!?とツッコミたくなる 見事なキャラクター。
キャラであればソイツと行動を共にしてる足がキレッキレのあの女もインパクトあったですな。

劇中でも語られてるけれど、こういう悪役の放つ存在感が主人公を際立たせてるという良い例であります。

普通に考えたら荒唐無稽かもだけど、映画としてはアリでしょう。世界を巻き込む恐るべき計画。それを阻止せんとする正義のスパイ。
ちょっと驚かされたのが、後半で“主人公”にある変化が起こります。そのままストーリーは進みますが、よくよく考えてみると コレは結構大胆な演出だと思いました。

演出の点では「おや?」と思わせるような場面もチョイチョイ。
前半、奪った車で走り去りフレームアウト。ところがそのままバックで再登場。なんだと思ったらパトカーと遭遇してバックのまま逃げてきてたとか。
そのあたりの引き込み方も面白かったです。

でも最大の見せ場はバトルシーンですかね。
序盤のバーでの華麗さ。そして教会での大乱闘に、ラストのバトルでは、カメラワーク・スピード感・そしてBGMで見事にスタイリッシュな映像を見せてくれます。
実際は 血が飛び散って、銃弾が飛び交って、かなり残虐な絵ではあるんだけど、それ以上に「カッコいい」と思わせる手法はさすがに「キック・アス」の監督でありますね。
あとは威風堂々と執り行われる花火大会。えらい場面ではあるんだけど、思わず笑わずにはいられませんでした。

パラシュートの問題やら犬のJBの処遇などやや甘いかなと思わんこともなかったけれど。
映像、音楽、ストーリー展開、会話の妙なども含めて、大満足の一本。

世界的に大ヒットしているという事なので、続編とかもありえるのかな?
でも構成としては、ビッグダディが途中で退場して、その後はキック・アスの成長物語メインで進むのと同じと考えれば。。。

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キング、すまんのぅ
posted by 味噌のカツオ at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | カ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする