2015年10月08日

バクマン。

大根 仁
佐藤 健、神木隆之介、小松菜奈、山田孝之、染谷将太
クラスメイトの高木秋人に誘われてマンガを書くこととなった高校生の真城最高。当初は拒否していたものの、声優志望のクラスメート亜豆美保への恋心をきっかけに、漫画家になることを決意。
彼らが目指すのは週刊少年ジャンプでの連載。果たして二人はジャンプの頂点に立てるのか?

製作が発表になってからかなり話題になっていた企画。
ですが、映画は見るけどマンガを読まないわたくし的には、その盛り上がり感を共有できず。
とはいえ、映画とあらば見るでしょ〜という感じで見てまいりまいた。

コミックの実写化には多くの否定的意見が付いて回りますし、今作に限っていえば「サイコー(佐藤健)とシュージン(神木隆之介)のキャスティングが逆では?」という声は何度も聞いたわけで。
その辺りの評価は 原作を知らないわたくしには何とも言いようがないんだけど(苦笑)

さて、さすがは大根監督と言えるような絵作り、音作りは見事でしたね。
サイコーとシュージンがライバル・エイジと競い合うバトル描写は この作品の世界観を上手く表現しておったと思います(佐藤健がカップヌードルを食べたわけではないのだね)。
そしてマンガを書くシーンでペンの走る“カリカリ”や“ザーッ”という音は(リアルでは無いだろうが)リアリティを感じました。

とにかく登場するキャラが濃いのも一つの特徴。個性的なマンガを書く個性的な漫画家らが登場するんだけど。
いやいや、そのキャラにごまかされそうになったけど、よくよく見たら今の日本映画でキーになるような役者さんばかりじゃん。

染谷将太、桐谷健太、新井浩文、皆川猿時、宮藤官九郎、山田孝之、そして リリー・フランキーですよ。
そりゃこんな人たちが一堂に会したらいい作品に仕上がるでしょ。
と言いたいところだが。。。

正直 ストーリー展開、起承転結は平凡と言わざるを得ないか。
コミックス全20巻の物語を2時間という尺の中でどこまで見せるか、どのように見せるか。それに気を使い出すと なかなか難しいわけで。

実際の原作のファンからは「よくまとまっていた」という感想も目にするんだけど、わたくしのような一本の作品として向き合うと、(あっさり言うなら)2度目のチャンスで漫画家になりました&頑張って締め切りに間に合いました〜というだけの話に思えてしまう。
もう少し 深み、驚き、意外性が味わえたらよかったんだけどね。

主演の二人がイキイキと演じているのが伝わってきたからこそ、余計にストーリーのインパクトのなさがもったいなく思えてしまう。

でもイチ漫画家が、少年ジャンプの敷居をまたぐまでの道のり。連載を勝ち取るまでのハードルの高さ。打ち切りという言葉の持つシビアさ。これが分かったのは収穫。

あとは本編が終わってサカナクションの「新宝島」(何気にいい曲)が流れてきて。本棚がアップになる映像があるんだけど。
ここにそんな遊び心が潜んでいるとは。これ下手するとわからん人にはわからんかもだけど、ジャンプの歴史の片鱗を見ながらスタッフロールという。これにはやられました。

端々から放たれるジャンプ愛。今を時めく役者たち。そしてそれを形にする監督の技量。それらがあって、原作ファンからも受け入れられる作品に仕上がったと言えますかね。
余談だけど「こち亀」のランキングは?ってのも その都度 気にしてたんだけど(苦笑)

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クドカンがマーシーに見えたよ
posted by 味噌のカツオ at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ハ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする