2016年12月05日

俺たち文化系プロレスDDT

マッスル坂井、松江哲明
マッスル坂井、大家 健、HARASHIMA、男色ディーノ
2015年秋に後楽園ホールで行われたDDTと新日本プロレスの対抗戦「HARASHIMA & 大家健 対 棚橋弘至 & 小松洋平」のタッグマッチ。
その裏側に迫ったドキュメンタリー。

わたくしプロレスファンとして、この試合が行われた経緯もそれとなく知ってますし、その試合も動画で見ております。

プロレスの試合も毎年ベストマッチが様々なマスコミ・メディアで選出されるもので。
確かにリング上でアツい戦いがベストマッチであることは間違いありませんが。この試合はそこに至るまで、そして試合終了のゴングが鳴ったその後まで含めて。
唯一無二の最高にプロレスだったと思います。

普通、リングでアツい戦いを終えたもの同士、何がしか相通じるものが芽生えたりするんだけど、HARASHIMAと棚橋には大きな溝が生まれてしまいました。
それぞれ別の団体に所属する選手ということもあり、なかなか接点もなく。業界的にもそのまま うやむやに流されそうになったわけですが。

他団体だから 関わることも無いけれど。でもモヤっとしたままでいるのもイヤだよねと。
リングで生じたことはリングでしか解決できないと、マッスル坂井、男色ディーノ、大家健の3人が仕掛けます。

マッスル坂井、男色ディーノ、大家健の3人がそこに一石を投じます。

わたくし的には その再戦が実現したのは ある意味奇跡だと思うし。
しかしその上に乗っかって、なおかつDDTの世界に踏み込んで 凌駕してみせた棚橋は超プロフェッショナルだと思いましたし。
さらに その場でそれを受け入れた観客のセンスも絶妙だったはずだし。

この作品のチラシには「プロレスで解決しようみたいな、んな訳ねえから。」とありますが。
そんなつもりはなくとも、結果的にプロレスが解決に導くこととなったんですね。

ホントにプロレスって生き物で。試合が、選手が、観客の心が ひとつになることもあれば、ならないこともあるから。
でありながら 彼らは勝負に出て、見事勝利を収めるわけで。
そんな奇跡に触れられる映画といっては言い過ぎだろうが。

その顛末と共に、“人”にもフォーカス当たっていますので。
プロレスを知らない人でも楽しめるかな。

いや、普段プロレスに触れない人が観るべきでしょう。
“ジャンル”の枠を超えて、多くの人に触れてもらうのがドキュメント映画の意義のはずだから。

以下 個人的に。
今回取りあげた題材がDDTと新日本の対抗戦だったんだけど。
“文化系プロレスDDT”を謳うなら、新日本は抜きにして もっとDDTそのものの活動に寄っても良かったんじゃないかな。
元来の、純粋なDDTらしさを見てみたいという興味も含みつつ。

世間一般ではプロレスは八百長だとか、台本があるとか言われますが。
それはさておき、プロレスにドラマがあるのは事実です。

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Dramatic Dream Theater
posted by 味噌のカツオ at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ア行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする