2017年01月02日

ちょき

金井純一
増田璃子、吉沢 悠、藤井武美、和泉ちぬ
和歌山市の商店街で美容室を営む直人。5年前に先立った妻の仏壇にコーヒーをあげ、仕事へ向かう直人。
妻・京子は美容室の2階で書道教室を開いていた。そこに通う7歳の少女サキを 二人は自分の娘のように可愛がっていた。
それから10年後、直人の美容室に高校生となったサキから電話がかかってくる。サキは視力を完全に失っていた。

和歌山の商店街…その裏通り的な場所にひっそりと存在する小さな美容室。このロケーションがたまらない。

レコードとコーヒーが好きな直人。そして住民たちからも好かれる直人。
5年前に先立たれた妻への変わらぬ思いが、彼のやさしさのベースなのかな。

彼の元にかつて娘のように可愛がっていたサキからの電話が。
普段通りのやさしさで彼女を受け入れる直人。

10年ぶりに再会したサキは視力を失っていた。
もうひとつ言うなら、17歳になっていたってことだよね。

やがて学校を出て 新たな進路、新たな一歩を踏み出さなくてはならないサキ。

わたくし的には彼女の思いが、伝わりきらなかった。
今後の暮らしのために直人が必要だったのか。そもそも直人への淡い想いがあったのか。妻が亡くなっていることを知っていたのかも。

ある出来事により視力を失ったサキ。その時点で彼女の過去も止まっているとも言えるけど。
直人からすれば、あの日小学生だった女の子が、成長して自分を頼ってきて。

「一緒に暮らそう」にはどんな思いがあるのか。
やっぱり娘として受け入れるのかな。彼とすれば他の誰かと再婚なんて考えられないけれど、サキならば妻も受け入れてくれるとの思いもあるのか。

なんとも言い切ることのできない感覚が残ってしまって。
やや消化不良な部分もあるのだけど。

戸惑いの一因であるのが、チラシにあるビジュアルで。
その写真の中のサキは赤い服を着ているんだけど。

実際の映画の中のサキは赤を纏うような女性じゃないんだよね。
それとも この写真は、映画の後日談の情景として割り切っていいのかな。
いずれにせよ この赤色は自分の中ではミスリードな要素になってしまったですわ。

やさしくて、物静かで、ふんわりとした映画の雰囲気と、チラシのビジュアル。
登場人物たちに秘められたホントの思い。

わたくしの中でそれらが同期できなくって、ちょっと戸惑っちゃったなぁ。

でも吉沢悠さんはもちろん、今作が初主演という増田璃子さんも素晴らしい雰囲気を醸していたことは間違いないです。

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ウルフじゃいじめられるよね
posted by 味噌のカツオ at 16:37| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする