2017年04月18日

午後8時の訪問者

ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ
アデル・エネル、オリヴィエ・ボノー、ジェレミー・レニエ
診療時間を過ぎた午後8時。診療所のドアベルが鳴らされるが、ジェニーはそれに応じなかった。しかし その翌日、診療所近くで少女の遺体が発見されたことで、ジェニーはドアを開けていれば…と自責の念にかられる。
あの時彼女は何を伝えようとしていたのか。ジェニーは少女の生前の足取りを調べようとするが…

ダルデンヌ兄弟の作品って過去にも気になるのはありましたが、「ロルナの祈り」しか見ていないんだ。
我ながらちょっと意外だ。

その作風は サスペンス調に見えるけど、着地点としてはさにあらずと。
まさに今回見ていて そういうことかと思いましたが。

主人公は その診療所に来て間も無い、若い女医のジェニー。
診療時間を1時間も越えて診療所のベルが鳴るが、それに応じることはしませんでした。

見ていればわかりますが、彼女がドアを開けなかったのには理由が…いや、たまたま その場の状況で“開けない”ことになってしまうんですね。
この状況作りは上手いなと。

その翌日、一人の少女の遺体が発見されるのですが(カメラの映像と併せて)、ジェニーがドアを開けていれば 彼女は助かったのではと。
そのように思い始めます。

身元もわからない彼女のために、せめて何か出来る事は…とジェニーは行動を起こすのですが。
結果 その街で暮らす人々との間で、様々な摩擦が発生してしまうという。

自分は医師なので秘密は守りますという信条の下、おそらく純粋に被害者のことを思ってのことだと思うのですが、訳ありな人たちにとっては決してそういうわけにもいかず。
そうこうするうち、彼女の名前、事件の真相、そして彼女の人となりが見えてくるのですが。

そこまで辿り着くのに、登場人物の相関関係やそれぞれが抱えた問題点や闇の部分など。どうにもイマイチ乗り切れず。
また最初に言った通り、サスペンス作品ではないので、結果としてのカタルシスが得られる風でもなく。
「あ〜」と言う間にエンドロールになっちゃったですわ。

残念ながら わたくしには、合わない作品だったね。
唯一残ったのは、アデル・エネルが魅力的だということオンリー。
こんな女医さんに診てもらいたい…って(苦笑)

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白衣とか着ないんだね
posted by 味噌のカツオ at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | カ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする