2009年09月08日

わたしの中のあなた

ニック・カサヴィティス
キャメロン・ディアス、アビゲイル・ブレスリン、アレック・ボールドウィン
11歳の少女・アナが有名な弁護士の事務所を訪れ「両親を訴えたい」と申し出る。
アナの姉であるケイトは生後まもなく白血病を患い、そんな姉のドナーとなるべく生まれてきたアナは、"両親の承諾のもと"臓器提供を余儀なくされていた。

映画の冒頭、ちょっとドキッとさせられるような アナのナレーションがあります。
生命の誕生とか、家族計画とか・・・(苦笑)

まさに姉・ケイトを救うためという「家族計画」によってこの世に生を受けたアナ。
幼い頃から(今もまだ11歳だけど)姉のために何度も何度も その小さな体に注射針を刺され、自身も体調を崩してしまうような生活を強いられていたと。

このような設定はややもショッキングではありますが、実際に・・・オフレコのレベルでそういう事例は勧められることもあるらしいです。
ドナーとするべく 子供をつくるということがですね。

出産時の母親と胎児を結ぶ"臍帯血"はこのような病気の治療に非常に有効であると聞きますし、臓器提供にしても いつ現れるかわからないドナーを待つより、血の繋がりのあるもの同士の方が 格段に適合するパーセンテージも上がるのでね。

そんな中で次女のアナは 将来の自身の体を案じて両親を訴えるわけですが、映画は 必ずしもその裁判の行方が軸ではなく、家族一人ひとりの視点や その思いが響いてきます。

わたしのこと、あなたのこと、そして家族のこと。
人としての生き方、病気の恐ろしさと恋の力。

様々なアプローチで心を揺さぶられます。

数年後、この家族は多少の距離を保って生きていくことになるんですが、フィッツジェラルド家にとってはこれが最もベストな結びつきであるのかな。ちょっと切ないけれど。
とにかく、非常に良くできた あたたかい映画だと思えましたです。


母親役のキャメロン・ディアスが どうも気にいらなくてね。
いや、これは ふさわしくないの意味ではなく「非常に気にいらない母親」の役という意味でして。長女のためにエキセントリックな程に全てを投げ打ってしまう母親を好演でしたよ。
女優として見事だったですね。

次女のアナを演じたのは「リトル・ミス・サンシャイン」で美少女コンテストを目指していた あの娘だってのはちょっとビックリ。
子役の成長とは感慨深いもんですね(笑)

wata-ana.jpg
たわしの中のあなた
posted by 味噌のカツオ at 10:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ワ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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