2012年07月22日

スープ〜生まれ変わりの物語〜

大塚祐吉
生瀬勝久、小西真奈美、刈谷友衣子、松方弘樹
妻と離婚後、娘との関係が悪化していた渋谷健一。彼は出張中に上司の綾瀬由美と共に落雷の直撃を受け、死後の世界で目を覚ます。
そこで‘伝説のスープ’を飲めば前世の記憶は消え去り、生まれ変わることができるとの噂を耳にする。が 娘のことが気がかりな渋谷は、記憶をなくさずに生まれ変わる方法を探ろうとする。

この世とあの世とを舞台にしたオハナシ。
この世に未練を残して絶命してしまった者が、その思いを伝えるべくゴーストとして甦ったり、誰かに乗り移ったりとか。そういう発想は今までにもありましたが、これは‘生まれ変わりの物語’なのであります。

あの世側のパートで語られる「スープを飲むと生まれ変われる」という設定は正直微妙な気もします。
何故にスープなん?しかも必ず生まれ変わるという確実性も乏しいときたもんで。

さらには滑稽な登場人物らに囲まれて、変テコな旅を続けるというくだりも、安っぽいコメディ路線みたいだったですね。
生瀬さんにしろ古田新太さんにしろ、上手な人が出てるんだから、もうちょっとやり様があったのでは?と。
とにかくこの辺りのパートは、シンプルにストーリーを追って見ていくのがよいかな。

そして後半は輪廻転生してからのオハナシ。でも生まれ変わったら みな赤ちゃんからやり直しになりますので、いろいろ時系列とか大変じゃないか?と思いましたけど。そこのところは上手い具合に構成されてましたね。前半とは全く違うテイスト。

この手のテーマであればね、人と人が思いを伝え合う場面って様々なシチェーション作れるだろうけどね。いやぁ、そりゃ確かに父と娘の関係性なら あの場が最もグッとくるんじゃないですか(笑)
ちょっときちゃいましたね。こちとら娘がおるわけでもないのに(苦笑)

ただその後、健一と由美のラブストーリーに持っていこうとするのは余分かな。あるいは伏線が弱いといえるかも。
トータルでね、決して悪い作品ではないけれど、所々‘惜しい’って印象だったですね。

さて、一応 生瀬勝久さんの初主演という触れ込みでありますが、チョイ役も含めてキャスティングが豪華に思えましたね。
あの世のエピソードはもちろん、アフターエピソードのパートでも 今後伸びてきそうな若い役者さんが出ていましたし。
その点はホント幅広かったですよ。
posted by 味噌のカツオ at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | サ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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