2013年01月12日

映画 妖怪人間ベム

狩山俊輔
亀梨和也、杏、鈴木 福、筒井道隆、観月ありさ
妖怪人間ベム、ベラ、ベロの3人。彼らのたどり着いた街で連続して不可解な事件が発生。被害者は全てMPL製薬の社員。
事件の謎を追う中、ベロは少女・みちると出会い恋心を抱く。みちるの父はMPL製薬の開発研究者。そして母は自動車事故にあった後に行方不明になっていた。

あの「妖怪人間ベム」が実写ドラマ化されると聞いたとき、多くの方が 失敗・失望・残念…という言葉をイメージしたはず。
しかし意外や意外。そのバックに流れる不条理さに切なさに どこかもどかしい感情に共感を経て、少々難アリ的な声も払拭し、まずまずの成功を収めました。
ちなみにわたくしも第1話だけは見ております。

そのドラマ「妖怪人間ベム」の劇場版です。オールドファンが文句つけるとしたら、キャラクター的なとこでしょうか。
柄本明さんがオリジナルのベムのビジュアルっぽくなっておりますが、映画版の主人公は亀梨和也演じる髪の長い若者。
その時点で拒絶反応を示す人もおるかなと、ダメな人にはダメなんでしょう。

でもわたくしがこの映画を見て感じたのは「亀梨くん、色気あるな〜」でしたね。まぁセリフしゃべらすと藤原竜也みたいなわざとらしいクサさが出ちゃうんだけど、この映画の雰囲気を間違いなく作り上げているんじゃないかな。

ベラ役の杏さんはモデル出身なので役者としての心配もあったけど、そもそもトップモデルさんって一般の人と違う存在感持ってるじゃないですか。キレイ過ぎて本当にこの世に存在してるのか疑っちゃうような。
そんな人の口から必要以上にクールで覚めたセリフが発されると、妖怪人間のそれに見合ってるんじゃないかと思うわけですよ。

そしてベロの鈴木福くん。ぼくらがアニメで見てきたベロちゃんは 無邪気で正義感も強いけど、見た目がチョイ悪の顔立ちで。
それに比べたら福くんは かわいいなぁと。それにちっちゃいなぁと。衣装だぶだぶやんって(笑)
ただし、それを上まわる演技力に表現力。これには敵わないです。

あともうひとつ。変身したあとの3人の姿。さすがにあれはチャチだよね。なるべく暗い場面でアラが目立たないような登場の仕方がいいとは思うけど。
でも 今の日本のドラマの力では、ギリギリセーフとしておきましょうか。

とにかく そんな土台のうえで映画版を見たわけですがね。善と悪の間で揺れる登場人物。悲しい過去。そして覆す事のできない現実。
それらを噛みしめながら戦うというのはそれはそれで意義はありましょう。「妖怪人間ベム」の世界観として。

ただ、わざわざ映画でやるにしては〜弱いかなって。
起承転結があるのは当然ですが、プラスアルファとかどんでん返しとか。そういう要素を盛り込んでこそ‘映画版’イコール‘直接お金を払ってる客’に見合う作品なのではと思った次第。
この程度のストーリーならテレビのスペシャル版でもいいだろうと。さらに言えば124分という上映時間も、なんとか2時間以内に押さえほしかったかな。

カラーのトーンを押さえた映像も雰囲気良かったし、鑑賞した人の満足度も高いこの作品ですが。であるだけに ちょっと惜しい…かな。

DSC_0159.JPG
チョコ好きだけど 餃子とは別で…(笑)
posted by 味噌のカツオ at 21:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ヤ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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