2014年02月08日

メイジーの瞳

スコット・マクギー、デイヴィッド・シーゲル
オナタ・アプリール、ジュリアン・ムーア、スティーヴ・クーガン
両親が離婚し、共同親権を持つ父と母の家を行き来することになった6歳の少女メイジー。父の家には元々仲良しだったベビーシッターがいて、母の再婚相手の優しいバーテンダーとも友達になった。
だが父も母も自分のことに忙しく、次第にそれぞれのパートナーにメイジーの世話を押し付け始める。

ロック歌手の母と画商の父の下に生まれたメイジー。
その両親がケンカに明け暮れる中、やってきた宅配ピザの兄ちゃんにメイジーがお金を渡す…そんなシーンから始まります。
そもそも両親は仲が悪く、メイジーはしっかり者の少女であるとすぐにわかる導入部。

母は自宅にミュージシャンの仲間を集めガンガンに音楽をかけながら酒を飲み。また時が来ればツアーと称して家を空けてしまう。
一方の父親も常に目の前の相手そっちのけで、ケータイ電話で仕事の話に没頭。そして画商として買付けだかバカンスだかでどこかへ行ってしまう。

やがて身も心もすれ違いの二人は離婚。だが父も母もそれぞれが一人娘を愛しており、結局メイジーは10日ごとに互いの家を行き来することに。
ところがそれぞれ生活リズムの不規則な職業ゆえ、いつしか10日ごとに〜という約束も破綻。

父と再婚した(元々メイジーと仲良しだった)ベビーシッターと、母と再婚した優しいバーテンダーも巻き込み、メイジーの日々は続いていきます。

見ていればわかるんだけど、確かに実父も実母も愛情はあるんでしょう。
でも母が親権を求めたのは何やら夫への対抗心からにしかみえず。相手が若い元ベビーシッターと結婚したのを知って、張り合うように自分も若いバーテンダーと結婚をしてみせる。
父は父で気付けば あんなに若くてキレイな奥さんと、かわいい娘を手放して どこかへフェードアウト。
そんなもんなんですかね。。。

すると今度は置いて行かれた彼女と、ケンカ別れした彼とが惹かれあうという展開。まぁ美男美女やからそうなるでしょう。
そしてそれまでは周囲に翻弄され続けたメイジーが、自身の意志として彼らと共に過ごすことを願うわけで。

見ていて憤りを覚えてしまう身勝手なパパとママ。そしてそれを見かねたように優しく手を差し伸べる若い二人の存在。そして大人たちの間で翻弄され続ける少女の人生。

どうかすると近年話題になる生みの親か育ての親かの話にも関わってきそうだけども。

正直言って、ひとつのドラマではあるけれど、決してパンチが効いてる映画とまでは言えないかな。
でも タイトルでもある“メイジーの瞳”から希望とか温かみを覚える人もおられることでしょう。

まぁわたくしが最終的に感じたのは、少女の成長を描いたおとぎ話というべきか。
メイジーは6歳で。そばかす交じりの表情も、振る舞いもホントに愛くるしくて。
でもやけに細くて長い足は なんかのイラストに描かれた少女のようにも見えてくるし、彼女の衣装や小物なんかからもファンタジーが発散されてるみたいに思えるんよね。

そのメイジーのキャラクターって、寂しげなリアリティよりも絵本の中に描かれた冒険の物語に近いような気がします。
(6歳の少女が身を置くには)状況は決して明るくないんだけれど、決して不幸な状況ではないのは救いじゃないかな。

前述の通り、パンチの効いた映画ではないけれど、メイジーという主人公と出会えてよかったと。そう思える温かな作品でした。

MAY-G.JPG
チョコレートはメイジー
posted by 味噌のカツオ at 20:45| Comment(0) | TrackBack(1) | マ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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『メイジーの瞳』
Excerpt: □作品オフィシャルサイト 「メイジーの瞳」□監督 スコット・マクギー、デビッド・シーゲル□脚本 ナンシー・ドイン、キャロル・カートライト□原作 ヘンリー・ジェームズ□キャスト ジュリアン・ムー..
Weblog: 京の昼寝〜♪
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