2014年03月21日

LIFE!

ベン・スティラー
ベン・スティラー、クリスティン・ウィグ、ショーン・ペン
雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター。平凡な毎日を暮らす彼の特技は妄想することだった。
ある日「LIFE」誌最終号の表紙を飾る写真のネガが見当たらないことに気付いた彼は、直接ネガのありかを聞くためにカメラマンを探す旅に出る。

ベン・スティラーが監督兼主演。短編小説『虹を掴む男』を原作とする映画『虹を掴む男』(1947年公開)のリメイク作品でもある。
原題は「The Secret Life of Walter Mitty」。

一言で表すなら、おかしな映画であるかな。
主人公のウォルターは現実の世界からトリップして妄想の世界に没頭してしまう、ちょっとイタいヤツ。
駅のホームからビルに飛び込んで子犬を助け出し…電車を乗り過ごす〜というのは予告編でも流れていましたが、手が伸びるゴム人形を取り合いながら 壮絶なバトルになっていくヤツは「アベンジャーズ」顔負けで(笑)
何だかえらいトコに金とか労力をかけてますなぁ。

そんな「ちょっと、大丈夫かいな?」という印象だったこの物語。
しかしウォルターが妄想ではなくて現実に 半歩、そして一歩と踏み出していくことで、彼自身も映画の雰囲気もググッと躍動感を増していきます。

グリーンランド、ヘリ、そして船でアイスランドへ。
これも予告で見ていた映像ですが ヘリに飛び乗る場面の高揚感。スケボーで疾走するシーンの爽快感。
序盤のおかしな映画という印象が、気付けば本当に冒険の旅に同行してるような気分になってきます。

16年間、大きな雑誌社のイチ部署で同じような毎日を繰り返してきた男。
SNSの友達申請みたいな“ウインクする”をクリックすることすら躊躇していた男。

そんな男の人生が、ほんの少しの勇気で大きな変化を起こしていく。
なんて書くと自己啓発の何かみたいだけど、映画としての見せ方の妙なんでしょうか。ジワジワ引き込まれていっちゃうんですよ。

そんな印象の変化のポイントはウォルターの行動力によるものだけではなくて、間違いなく映像の美しさも要因となってますね。
海原、火山の噴火、そして雪山と、雄大で厳しくも美しい大自然の映像も この映画の見所のひとつです。この辺りは大きな画面でしか感じ取れない要素だと思います。
DVDではなく、ぜひ映画館で味わってほしいですね。

雑誌「LIFE」の最終号の表紙に使う写真のネガが見当たらず、それを探すための旅であって。でも そのネガを手に入れることは、雑誌のラストに向かっての旅でもあると感じたんだけど。
しかし、決してそれはネガティブな行動ではなくて。何かが終われば新たな何かがはじまる。
そんなことも感じたストーリー。

映像も物語もとてもさわやかで、前向きな気持ちを湧き立たせてくれる。ホントに見て良かったと思える一本です。
ただし 設定的には女性よりも男性の方が共感率は高いんじゃないかな。


余談ですが、わたくしは主人公(42歳だっけ?)と同世代でして。
そんな映画に登場するヒロイン役というのが子持ちのバツイチってのがねぇ。これはこれで妙なリアリティあるよねぇ(苦笑)

DSC_1027.JPG
あのサイトの電話係が気になってたんだけど…
posted by 味噌のカツオ at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ラ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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