2014年12月28日

チェイス!

ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ
アーミル・カーン、カトリーナ・カイフ、アビシェーク・バッチャン
父親のサーカスで生まれ育ったサーヒルだが、銀行から融資を断られ、父は失意のまま拳銃自殺する。
時は流れ、サーヒルは自らがサーカスを率いるトップスターとなるのだが、その裏で 父を追い詰めた復讐として、銀行の金庫破りというもう一つの顔を持っていた。

「きっと、うまくいく」などのアーミル・カーン主演と。なかなか評判も良さそうなので見てきました。
ある程度の設定は知ったうえで見始めましたが、イントロダクションで一人の少年が登場。

リングと腕時計を質屋に預け、ささやかなお金を受け取ります。「あぁ恵まれていない子なのか」と。
そんな少年がなんと不良どもに絡まれ、お金を奪われそうに。ところが軽業師よろしく不良たちを手玉に取って逃走。いったい この子は何者だ?
そんな“掴み”がなかなか痛快です。

じつは この少年、サーカスの団長の息子で。銀行の融資を受けなければサーカスが続けられないと、そういった設定につながっていきます。
しかし、融資が叶わなかったことで団長は自殺。。。

そして数年後、大人になった かつての少年は“父の命を奪った”復讐心から、銀行強盗を行うと。
この一行に限って言えば「半沢直樹」と同じシチュエーションなのだ(笑)

そこから始まる本編は 結構なトンデモ描写の連続。
銀行から逃走するシーン、警察から逃れるべくバイクで爆走するシーン。これがかなり荒唐無稽ではありますが、映像がキレイなのでエンターテイメントとして見応えありますね。

見応えというなら序盤のタップ・ストンプを交えたダンスシーンも素晴らしい。
ヒロインが登場するシーンでは サーカスのセットを作っている現場を舞台にしているのも見事。
さらに、サーカスと銘打ってはいるものの、シルク・ドゥ・ソレイユを彷彿とさせるようなパフォーマンスを繰り広げます。
この辺りは映画の枠を飛び出して、舞台の映像化の領域。これも楽しかったです。

そして、それらのハードなアクションやダンスを主演のアーミル・カーンが実際に演じていることにも驚き。
アーミルについていうなら、40代後半にして あの肉体を作り上げた事、またキャラクターの演じ分けにも挑戦されていて。ここまでやられたらかなわんですね(笑)

さて、そういった見せ方の作り込みはいいんだけど、全体のドラマ性に関しては少々間延びするきらいもあり。やや求心力が弱いようにも思えました。
かと思えば、そのドラマの幕引きの方法もビックリで。正直 しっくりこなかったなぁ。

この作品の邦題は「チェイス!」ですが原題は「Dhoom:3」というもの。本来は あのインドの刑事2人組を主人公にした「Dhoom」シリーズなんですな。
ウチらはどうしてもアーミル・カーンを中心に見てしまうんだけど、彼はシリーズの中の適役としてキャスティングされていたということみたい。(扱いは十分に主役級だけど)

でもアーミルの存在があるから世界公開する仕上がりになったのは事実だと思います。
ただし、ホントにどうでもいいことですが、所々でアーミルとMr.ビーンの顔が被って見えちゃいましてねぇ。特に、バカキャラで首をかしげる仕種は、それにしか見えませんで(苦笑)

でも楽しさ、サービス精神、ボリューム感はインド映画らしさ満載でしたね。
posted by 味噌のカツオ at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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