2015年03月02日

女神は二度微笑む

スジョイ・ゴーシュ
ヴィディヤー・バラン、パラムブラト・チャテルジー、ナワーズッディーン・シッディーキー
2年前に地下鉄無差別テロ事件のあったコルカタへ、行方不明となった夫を探すべく、ロンドンから妊婦のヴィディヤが降り立つ。
しかし勤務先、宿泊先からも 夫の存在を証明する証拠は見つからず。やがて夫と似た男が国家情報局に追われていることが判明する。

インド版アカデミー賞とされる フィルムフェア賞で監督賞、主演女優賞など5部門を受賞。さらにはハリウッドリメイクも決定というほどですから、さすがに期待しちゃうわね。
ちなみに今作、インド映画でありながらダンスシーンは入っておりません。だからハリウッドでのリメイクも可能なのかな?(苦笑)

失踪した夫を探しにやって来た女性が主人公。舞台がインドのコルカタ(旧名カルカッタ)でもあり、ロンドンから来た設定にはなっていますが、もちろん主人公もインド人。
ただし なんと妊婦であるという設定。

上映時間は123分。でも始まって それなりの時間で「Intermission」も出ましたので、オリジナルのインド版はもっと長いんだろうね。その分 結構カットされてるのかな。

また、人物紹介と共にいろんな登場人物がポンポン出てきますし。
ジャンルとしてはサスペンスなので、相関関係やセリフも押えておきたいんだけど、カットによる前半の展開の早さも相まって、少々ゴチャついている感は否めません。

そして当方の事前情報も把握しきれてなくって。
失踪した夫は2年前のテロ事件に関わってる。そして主人公は妊婦。
夫が失踪したなら、そのお腹の子供は…誰の子?

後々知ったんだけど、夫が失踪したのは1か月前という設定みたい。あぁそうやったんや。それならそれで(^-^;)

優しい警察官の協力を得ながら、夫の足取りを追うんだけれど、これがなかなか話が進展しない。
夫が存在していた証拠はなく、じゃあどこで何をしてるの?誰かと入れ替わったの?確信に近づくどころか手がかりも乏しくて。
前半から中盤にかけて もう少し、小さなカタルシスを得るポイントがあった方が 乗って行きやすいんだけど。

しかし そうこうするうち、後半になってガガッと動き出し、ついに決定的な、この映画の“真相”が明かされます。しかもまぁその鮮やかなこと(笑)
そして なかなか進展しないと思われたそれまでの出来事、セリフ、行動が、じつは ちゃ〜んと意味があったことも知るわけです。
おう、確かにこれは意表をつかれた!!

これは一般的な心理に訴えかけるサスペンスではなく、チラシのコピーにもある「サスペンス・エンターテイメント」という表現が言い当て妙。
もちろんツッコミどころとか ミスリードっぽい部分もありますが、多くの映画ファンが気持ちよく騙されるような、上手い作りになってます。

あとは この物語のベースとなっているインドの神であり、祭りの“いわれ”をわかっていたら、なお唸らせられるんだろうな。

日本での上映は単館ロードショーで、あまり大きく紹介もされてはいないようですが、どうか騙されたと思って見ていただくこと、お勧めします。
良い意味で騙されるんだけどねぇ(笑)

DSC_1841.JPG
必殺仕事人!?
posted by 味噌のカツオ at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | マ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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