2015年06月01日

チャッピー

ニール・ブロムカンプ
シャルト・コプリー、デーヴ・パテル、ヒュー・ジャックマン
2016年、南アフリカ。多発する犯罪に対し、ロボットの警察部隊が活躍していた。開発者のディオンは、一体のロボットに 極秘で開発したAI(人工知能)を搭載させる。しかしギャングの一味がそのロボッ トを強奪。“チャッピー”と名付けられたロボットはギャングとしてのスキルを植え付けられてしまう。

2009年の「第9地区」、2013年の「エリジウム」に続くニール・ブロムカンプの新作。
おそらく35〜6歳ぐらいでありましょうが、それぞれの作品の発想がスゴイと思います。

今作では警察が運用するロボットが登場。これが実になめらかな動きを見せてくれるので「ロボジー」みたいなものかと。中に細身のおっさんが入ってるのかと思いきや、それにしてはあまりにも細過ぎで(笑)
何やら「第9地区」で主演だったシャルト・コプリーの動きをモーションキャプチャーで取り入れたものであると。

仮に(いや実際にか)そういうカタチで撮影されたモノであったとしても、それをあのようなロボットに置き換えた映像を違和感ゼロで完成させるという。その技術についても脱帽です。
ちなみに監督自身 日本のコミック・アニメ等々に多大な受けているらしく、登場するメカも見る人が見れば、な〜んとなく元ネタは推測できるみたいやね。

とにかく設定も映像も素晴らしすぎるのは確かなのですが…
正直わたくしは ほぼほぼ前半で脱落気味。イマイチ感情移入しきれませんでした。

何が気に入らなかったというのを一言でいうならば“幼稚”ですかね。
チャッピーが人工知能を入れられてた直後のおびえる姿が幼稚園児みたい…とかそういう意味では無く。
全ての登場人物の行動とか動機付けが幼稚に思えちゃいまして。

そもそもギャングがわかりやすすぎる動機で犯罪を犯すのはそうなんでしょうが。
警察があんな不死身のチタン製ロボットを大量導入してるのに、そんなにワルが大手を振ってはびこるものなのかい?
ヤツらの存在に違和感。

密かに人工知能を開発してるというエンジニアも、そのアイデアをコロッと断られたからといって、あんな大胆な行動にでられるものなのかい?
セキュリティはどうなったいるんだい?

ソイツをライバル視してる開発者が、これまた簡単な方法で全てのロボットを機動停止させてしまうって。そんな簡単にできちゃうのかい?
セキュリティはどうなったいるんだい?

当初は ただただおびえて、言葉も理解できなかったチャッピーが、あんな短時間で言葉・道理・感情を発達させてしまうのもなぁ。
せめて 最初はC-3POレベルの会話とか基礎知識が入ってる状況からでないと。
ギャングの教育を受けたが故〜にしても、トータル5日間の物語なんだから。

あとは結構 大切なポイントとして“意識の乗せ換え”というものが出てくるんですが、人の持っている情報量をそんな一瞬で乗せ換えるというのはどうなんやろ。
わたくし的に仕事でPC入れ替え時にデータのコピーとかやるんだけど、場合によっては数時間かかることもありますし。
オンラインで接続されているならまだしも、電波飛ばしてとかなったらもっとかかるんやけどなぁ。

という感じでツッコミどころを並べちゃったんだけど、そういうことをヤイヤイ言いだしたら映画は成立しないってのは100も承知。
しかし そういう要素が多々あると、さすがに見過ごせない気持ちになっちゃうんよね。

もはや映画のスジ全般が幼稚であったり、ご都合主義でしかないと。
結局見ていて集中できなかったし、感情移入もできなくなってしまうんですわ。
テーマ性、映像のクオリティが高いだけに、返す返すも残念で仕方がなかったなぁ。

あとは余談なんですが、日本で公開する際、監督の承諾なしに一部表現がカットされているという事態が映画ファンの間で騒ぎになっております。
それ以外にもカットシーンがあったりしないかと気にはなっておるんですが。。。

DSC_0061.JPG
問題はアメリカさん真っ二つなことだとか
posted by 味噌のカツオ at 00:47| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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