2015年07月05日

チャイルド44 森に消えた子供たち

ダニエル・エスピノーサ
トム・ハーディ、ゲイリー・オールドマン、ノオミ・ラパス
1953年、スターリン独裁政権下のソ連で子供を狙った連続猟奇殺人事件が起こる。しかし「理想国家を掲げる体制のもと犯罪は存在しない」とする上層部からの圧力で、事件そのものが闇に葬られてしまう。
やがて親友の息子が犠牲となり、秘密警察の捜査官レオは 単独で調査に乗り出そうとするのだが…

2009年度版「このミステリーがすごい!」海外編で第1位に輝いた原作の映画化。
タイトルから察するに、頻発する猟奇殺人犯に迫ろうとするも手掛かりがつかめず、あと一歩のところで取り逃がし、激しい格闘の上なんとか犯人確保。犠牲となった44人の子供たちを被害者家族とともに弔う。
そんな緊迫感漂うミステリーであることは容易に想像がつきますわね。

しかし、しかしですよ。冒頭部分は そういうのとはちょっと違う。
まぁそういう時代背景だというの理解しないとね。
軍の上下関係はいろいろ厳しいもんだね。
ほうほう偽名だったんだ。

ん〜なんか違う。なんか違う。でも…

あぁこの善良そうなおじさん、アヤシイな。でも 最初に出てくるクサいヤツはたいがいシロなんだよね。それがミステリーの常識。
あらっ、この人なん!?

なんだか激しい状況に巻き込まれとるけど。
やっぱそういうことでしたか。

というわけで、結論からいうならば複雑な時代に於ける、猟奇殺人を軸にした人間ドラマでした。ミステリーちゃうやん。
注視するべきは事件のトリックやいきさつではなく、人間関係とかそっちやったんや。
という感じで、ノリきれない映画でしたね。

といったコチラの期待とのズレ以外にも ノリきれない要素というのもあって。
そもそも暗い雰囲気の漂う時代背景。そして実際の映像も暗めに撮影されているので、見る側としては気力が必要ですよね。
あと2時間17分という やや長めの上映時間も。

個人的に気になったのが、嫁さんが「妊娠した」と告白するエピソードについて。
あの後、夫婦関係ってギクシャクせえへんのかと考えてしまったんですが。
普通にしてるように見えたけど、何と言うか信頼関係が少〜しグラついていないかと。余計なこと気にしてましたわ。

とかいろいろ言いつつ。ラストは冒頭部分と直結する、しかもハートフルな展開だったんよね。
だからなおさら 本編の混迷具合がもったいなく思えたんだけど。

というわけで 様々な要因ありつつ。もうちょっとアプローチの仕方を変えたら、映画らしいドキドキを味わえたり、観客として考えさせられたりできたんじゃないかな。
なんか惜しい。そんな映画でしたね。

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CLD44
posted by 味噌のカツオ at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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