2015年10月17日

ピエロがお前を嘲笑う

バラン・ボー・オーダー
トム・シリング、エリアス・ムバレク、ヴォータン・ヴィルケ・メーリング
殺人容疑のかかった天才ハッカーのベンヤミンが警察に出頭してくる。彼の証言ではこれまでハッカー集団“CLAY”の一員として大きな組織をターゲットにしてきたが、トラブルから殺人事件が発生。今度は自分の命が危険であるとのこと。
しかし彼を担当する捜査官は、証言に隠された不可解な事実に気付き出す。

チラシによりますと、ラストに大きなどんでん返しがあったり、世界観がグラッと崩されるような作品を“マインドファック・ムービー”なんて言うらしいですね。
そういった演出・トリックが話題を呼んでドイツ版のアカデミー賞で6部門にノミネート。そしてハリウッドリメイクも決定しているんだとか。

そんな宣伝文句を見ちゃいますと気になるじゃないですか。騙されたいじゃないですか。
ということで見てきたんだけど。

ネタバレ込みで結論から言いますと…決してつまらないわけではないです。
そのラストの展開。まさか?ほうほう…という感覚は味わえます。

でもなぁ〜と思ってたら、さらにもうひとひねり入れてくるという二段オチ。そうきたかと。

そうきたかとは思うんですが、正直「ええ〜っ!?」とまではいかないかな。
否定したモノを さらに否定してみせるという展開なので、着地点としてはそのまんまだったりするわけだし(苦笑)

あと もうひとつ感じたのは、仮にどんでん返しがあるにせよ、そこに至る本スジが弱いかなぁ。

主人公たちのチームはいわゆる“ハッカー”なんですが。その彼らがやってることというのが、結構な人騒がせなことでありまして。
ただし人騒がせではあるんだけれど、ようはハッカーの世界の中でのプライドを競い合ってるに過ぎなくって。

それをやることでのスリルであったり、リスクであったりが大きく付随していないように思えちゃうんだよね。観客の立場として言えるのは「それで?」というぐらいで。

例えば これを達成しなければ恋人や家族に危険が及ぶとか、世界が危機に陥るだとか。それをクリアせんとするいきさつでドキドキしつつ、ラストにどんでん返しならそれ相当のカタルシスを味わえたかも…と。

ここで描かれていたその対象って、ここにハッキングできましたと宣言するプリントを出し続けるとかさ。
カチャカチャとキーボードをたたいてそれができましたとか言われたところで、観客として感情移入は至らないかな。

冒頭と終盤。角砂糖でもってヒントを提示してくれるくだりとか、ハッカー同士のダークナントカ言うやりとりを、電車内に例えてるあたりとか。そんなところはチョビット洒落てて良かっただけに、惜しい〜って思っちゃいました。

さて この作品、ハリウッドリメイクが決まっているという事なんだけど…
まさかオチのトリックまで同じってことはないよね。

また ここでは二重構造の展開になっていましたが、まさかそれ以上のことになったりとか!?
それだとウザいだけだよね(苦笑)

DSC_0385.JPG
ヒロインの華の無さも気になったが(-_-;)
posted by 味噌のカツオ at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ハ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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