2015年11月04日

ヴィジット

M・ナイト・シャマラン
キャスリン・ハーン、ディアナ・デュナガン、ピーター・マクロビー
休暇を利用して、シングルマザーである母方の祖父母の家を訪れた15歳と13歳の姉弟。優しく穏やかな二人に温かく迎えられ一週間を過ごすことに。
が、夜になり部屋の外から異様な物音が聞こえてくる。やがて恐怖のあまりそのドアを開けてしまうのだが…

M・ナイト・シャマラン監督作品。
映画ファンからは“一発屋”と ありがたくない称号を受け、次々と微妙な作品を発表し続けておったのですが、この「ヴィジット」に関しては近年の作品とは少々仕上がり具合が違うとの評価が。

シャマラン監督の復活劇。見るっきゃないでしょ!
というわけで味わってきました。

確かにいい感じです。怖さ、不条理さ、そして程よい驚きを提供してくれるクライマックス。
これまでの「はぁ〜なんじゃこりゃ!」とか「そんで、何が言いたかったの?」みたいな“すかし感”はないですかね。スリラーとしてよくできています。

映画の宣伝文句として「奇妙な3つの約束とは?」などと書かれておりますが、厳密にはそのような約束は出てきませんで。
そういう言葉で引っ張らなくても、しっかりと謎に引き込まれましたし。

怪しげな言動、深夜の奇行、アメリカ版の貞子登場にも驚かされました。
でも よくよく見てみると登場人物 みなそれぞれにクセというか性癖たるものがあったりで。

その辺りがどのような伏線となり、どのように回収されるのか、注目して見ていたんだけど。

この作品はP・O・Vの形式で撮られておりまして。カメラを通した主人公の目線を観客も共有すると。
臨場感やリアリティを増す手法であると。が、それを逆手にとって リアルではないホラー系の作品によく用いられる手法。
なわけで そういう作品が既に多々作られておりますので「今さらシャマランがP・O・V?」という声も多いです。

確かにこのスタイルとしては十分に後発組ですわね。
でも その分、怖い映像は撮れてはおりますが、別にP・O・Vを駆使した新しさはなかったのかも。

さてさて、この映画にはいろんなキーワードが散りばめられておりまして。
離婚、家族、親子、認知症、潔癖症、ラップ、映画、役者、お菓子、ゲーム、etc…

そしてある事件とトリックが絡んでくるんだけど。
正直 それなりの驚きはあるんだけれど、どうも解せない部分もあって。

「ムムム…」と うがった見方もしつつ、物語として写された表面的なことではなく、何かあるんじゃないかと。
何があるかはよくわからないんだけれど、シャマラン監督の仕掛けた罠なり遊び心なりが…

ちょっと解説とか、ヒントとかほしいなぁ。
でも表面的な怖さや緊張感だけでも十分に楽しめたけれどね。

DSC_0503.JPG
ちょっとあの子にヴィジッと言ってやって!
posted by 味噌のカツオ at 00:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ア行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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