2015年12月30日

神様なんかくそくらえ

ジョシュア・サフディ、ベニー・サフディ
アリエル・ホームズ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、バディ・デュレス
ニューヨークで路上生活を送る少女ハーリーにとって、同じ境遇のイリヤだけが心の頼りだった。そんな彼女が彼への愛を証明するため、手首をカミソリで切ってしまう。
仲間から別れることをすすめられるハーリーは、もう一つの支えであったドラッグに溺れていく。

東京国際映画祭でグランプリと監督賞を受賞した作品。
ニューヨークの若きホームレスたちを描いた物語なんですが…

主人公であるハーリー役のアリエル・ホームズは実際にホームレスだったそうで。そんな自身の実情をまとめた小説が原案となっています。
そんな元ホームレスが、ひょんなことから いまや女優として活躍していると。ちょっとしたアメリカンドリームだとか言うと安っぽくなるけども。

この作品に出てくるキャラクターにはモデルとなる存在が実際におられたり。
この映画に出演してるけど、役者ではなく現役のホームレスだったりと。
なかなか変わったカタチで製作された映画なのであります。

そんなわけで、ある意味 ニューヨークで若くして路上生活をしている(強いられている?)若者のリアルでもあるのかな。

いわゆる“物乞い”をするシーンもあれば、仲間内でYoutube見ながら盛り上がってる場面もあったり。そして普通にドラッグが横行してたり。
こっちが考えてるホームレスのイメージとはかけ離れてる感はありつつ。

恋愛や嫉妬や、人の感情は大差はないのかな。
ずいぶんとエキセントリックではあるけども。

とまぁ振り返ってみても、ズバン!と感情移入できたかというと、そうとも言い切れずで。
予想だにしなかった展開もあるにはあったけど、普通の若者要素、ドラッグに溺れる要素、映画としての非日常感、いずれも響きにくいというか。

そんな印象だからこそ、終盤のケータイ電話が花火になる場面にハッとさせられたりもするんだけど(笑)
でもそれだけかな。厳しい言い方しちゃうと。

この作品で特筆すべきは 何気に音楽がクールで。中には日本のシンセサイザー奏者・冨田勲さんの作品も使われておりまして。
ただこれについても わたくし的には、音楽が放ってるパワーと映像とがバランスが取れていないようにも思えたんだよね。

いろいろ正直な感想を書きましたが、間違いなく言えるのは東京国際映画祭でグランプリと監督賞を受賞した作品ということでありますので。

DSC_0630.JPG
とんでもねぇ、あたしゃ神様だよ
posted by 味噌のカツオ at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | カ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック