2016年05月09日

バンクシー・ダズ・ニューヨーク

クリス・モーカーベル
2013年10月。覆面アーティストのバンクシーが1ヶ月に渡って、1日1点の作品をニューヨークの路上に発表するという。そのゲリラ的アート活動を追ったドキュメンタリー。

バンクシーという名前は「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」という作品で触れております。あれが2011年の8月ってことで、もう5年弱も前なのか。

その素性が全く分からない覆面アーティスト・バンクシーが1ヶ月間ゲリラ的に作品を展示させると。
ただし それがニューヨークのどこにどんな形で現れるのかはわからないという事で。

作品を見たいという人々はSNSを駆使して情報を集めたり、あるいは街中を駆け回って作品を探すと。
そんなアート活動を追ったドキュメンタリー映画だったわけですが。

しかしこれはこれで様々な波紋を呼びまして。
ストリートや私有地へのグラフティアート(いわゆる落書き)は そもそもが犯罪行為で。
まぁこのシリーズの最初の作品でバンクシー自身もそれをテーマにしてたりするんだけど。

とにかく そんな作品を見たい人もいれば、犯罪行為だとして発見次第塗りつぶしたり、バンクシーの創作に否定的な面々はその作品の上からスプレーをかぶせたり。
そんなわけで せっかく展示されても3〜4時間で姿を消される作品もあったり。
それを持ち帰っては ひと儲け企む輩がおったりといろいろ。

そういった作品群にはグラフティアートもあれば立体のものも。はたまた車で移動しながらなんて作品も。
そもそもアートというのは形や枠にとらわれず、何がしかを訴えかけるもの、あるいは感じてもらうもの。

映画の中でも これらがどのような意図でもって製作されたのか解説する人もおったけど。
バンクシー自身も社会への風刺的なメッセージもあるようですがね。

そうやって見た人次第で捉え方が様々なのがアートだけれど。
ある日、露天商が匿名でバンクシーの作品を60ドルで販売するというのがありまして。8枚売れたのかな。
その後に、バンクシー作でしたと公表したことで、それらが25万ドルの値が付くなんてエピソードも。

そういうのを見ると、ん〜結局は作品うんぬんではなく、作家次第で価格・価値が決まっていくってことなんじゃんと。
もちろんこれまでに素晴らしい作品を残してきたから名前が上がっているというのも事実だろうけど。

良し悪しはさておき、そんなアートの価値というのも曖昧なもんだなと思ったりしてね。

そんな作品の数々を一度に見ることができるという意味では、やっぱりこれはこれで面白いもので。映画で見るミュージアムとも言えるかも。
もしTOKYOで こんな風にゲリラ的に作品を“投下”するアーティストが出てきたら。それはそれで賛否巻き起こるかな。
そういう反応も含めて、世間に波風立てるのもアートの一面であると思うけどね。

ってか、そうやって世間を巻き込めるアーティストという存在がいないか!?日本には。

DSC_0937.JPG
アサ?ヒル?バンクシー!!
posted by 味噌のカツオ at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ハ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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