2016年06月20日

すれ違いのダイアリーズ

二ティワット・タラトーン
スクリット・ウィセートケーオ、チャーマーン・ブンヤサック
電気も水道もなく 携帯電話さえ繋がらない僻地の水上学校に、教師として赴任した体育会系青年のソーン。子供たちに振り回され、街に残してきた恋人にもフラれ、思い悩む日々を過ごしていた。
ある日、ソーンは一冊のノートを発見する。それは前任の女性教師エーンが心の内をつづった日記帳だった。

密かに評価を集めているタイ映画でして。「フェーンチャン ぼくの恋人」にも携わった監督の作品とのこと。
こういう評判の集め方は、だいたいハズレが無いはず〜と期待して見てきました。

やぁやぁ、確かに。いいラブストーリーだったね。

さて、2分ほど遅刻して入ったら、もう本編始まってて(予告なしだったのかな)。
どアタマの導入部が見られなかったんだけど。まぁなんとかついては行けましたね。

舞台はボートでしか行き来できない水の上の学校。数えるほどの生徒と共に ほぼほぼ共同生活。
ソーンはその教職を受け持ったものの、本来は それほどのスキルは持っていなくって。

思うような指導ができず、子どもたちとのコミュニケーションも上手くいかず。さらには恋人にはフラれ、思い悩む日々。
そんなときに 前任者のエーンの日記を見つけ、指導のヒントを得たり、同じ孤独感を共有したり。

この水上分校での生活に希望を見い出すとともに、エーンへの恋心が芽生えていきます。

そんな日記を通して、まだ見ぬ相手とシンパシーを感じあう…というくだりが もう一周(笑)
こういうこと言っちゃうとアレだけど、二人の物語を重ね合わせて見せてくれるから、深みが出るよね。
これ時系列通りに見ていったら、だいぶ印象変わるかな!?

とにかく そんな脚本の上手さはもちろんですが。
「そうきたら そうなるよね」という多くの人が共感を得られるであろう展開と、まだ見ぬ相手と心がつながるという ピュアなストーリー。
そして 無邪気な子どもたちとのエピソードは、ついつい頬も緩みます。

直接会うことのない二人の思いが、日記というアイテムを通して交錯します。
韓国映画の「イルマーレ」を彷彿とさせるファンタジックさもあるけれど、こちらは現実的にありえる設定であって。
実際「水上学校」と「日記を読んで恋をした男」という2つの話が元ネタとなっているとか。

昨今の日本のラブストーリーって 間違いなく制服モノでね。
こういう世代を描いたストレートな作品ってピンとこないっちゅうか。
それでなくても今どきのせっかちな風潮の中ではこういう作品は作れないかなぁ。

ベタといえばベタかもだし、でもやっぱり爽やかな気持ちになれる映画はいいなと思うし。
見て良かった一本です。

余談ですが、主題歌の訳詞もいい感じだったんだよねぇ。

DSC_0988.JPG
星印を消したんやね。のりピーといっしょやね。
posted by 味噌のカツオ at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | サ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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