2016年09月04日

イレブン・ミニッツ

イエジー・スコリモフスキ
リチャード・ドーマー、ヴォイチェフ・メツファルドフスキ、パウリナ・ハプコ
女たらしの映画監督。監督と面接をする女優。嫉妬深い女優の夫。刑務所から出てきて間もないホットドッグ屋。バイク便の青年…救命士の女性…
とある街に暮らす11人の男女(と1匹の犬)。彼らの午後5時から5時11分まで。わずか11分の間にそれぞれの人生が絡み合い、やがて迎える結末とは!?

様々な人々に起こる、ある一日の午後5時から5時11分までの出来事をモザイク状に構成…というのが事前情報。

爆弾テロ事件をいろんな登場人物の視点から描いていく「バンテージポイント」という作品がありました。
ひとつの事象でも、それぞれのポジション、立場で見えるものが変わってくるというスタンスの映画。

今作も そういうイメージで見に行ったんですが。
これがなかなか難解で。

登場人物のキャラ、相関図、時間軸も イマイチわかりづらい。
その11分後に どんな着地点が待っているかもわからない。
ほとんど接点のない人たちがバラバラに登場。作中ですれ違ったり絡んだりする感じも少ない。

そんなバラバラなキャラクターたちが…最後の一瞬で関わり合いを持つ…と言っちゃうとネタバレかしら!?
その流れというのがピタゴラスイッチ的とか言っちゃうと元も子もないのだが(笑)

確かに最後に全てが交わるカタルシスが無いとは言わないけれど、それぞれの登場人物の物語に目を引くようなやりとりも少ないので、そこに至るまでは少々退屈かも。

描かれた時間は11分間。登場するホテルの部屋は11階の11号室。
主要キャストは11人と。11という共通項がある中、犬は1匹なんだね。
でも その1匹が「ワン」と鳴くことで“11”は保たれてる!?

などとアホなことはさておき。

その状況を捉えた防犯カメラの映像のようなラストのカット。
それが引きの映像になり、もっと多くのカメラの映像が、さらにもっと多くのカメラの映像が…

どうでしょう。11人の男女が絡み合った大きな事故も、カメラが示す通りほんの小さな出来事でしかないのかな。
大局的に見ると、ほんの些細な、気にならない程度の出来事なのかな。

とある監視員が見ているモニター画面に黒い点が付着したり。絵描きさんのキャンバスに黒い沁みが付いたり。
ラストカットのモニター映像にも一部映し出されていないカメラがあって、そこが黒い点になってたけど。

それらすべてが、気になることなのか、気にするべきことなのか。
でもそこで何かが起きていることは事実なんだよね。

DSC_1210.JPG
ホットドッグ食べたい
posted by 味噌のカツオ at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ア行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/441629497

この記事へのトラックバック