2016年09月05日

神様の思し召し

エドアルド・ファルコーネ
マルコ・ジャリーニ、アレッサンドロ・ガスマン、ラウラ・モランテ
腕利きの心臓外科医トンマーゾは、周囲からは面倒がられ、との仲は倦怠気味。それでも優秀な医大生の長男が医師を継いでくれれば満足…だったのだが。
あろうことか息子は「神父になりたい」と宣言。息子はピエトロ神父に“洗脳”されているとニラんだトンマーゾは、信者を装い教会に潜入する。

中心となるのは腕利きの心臓外科医と過去にちょっと訳ありな神父さん。
予告編を見る限りでは「医療こそが人の命を救う」「神を信奉することで心は救われる」という主張がぶつかるのかという印象。
でもそこまでガッチガチな設定でも無かったですね。

確かに先生は堅物ではあるけれど、それなりの理解もバイタリティもあるキャラで。
でも そうやってステレオタイプな堅物にしなかったことにより、人としての“遊び”の部分もできて。それゆえ、コメディ要素は程よく引き上げられてたんじゃないでしょうか。

先生の家族たちも、周りの人間も それとなくクセのある感じ。
なので 会話もリアクションもしかり。あるいはカメラの切り替わりといった見せ方も含めて、全般的にコント具合は総じて高め。
結構 笑い声も起こっていましたしね。

ただし そもそも堅物過ぎず、受け入れる態勢のある先生なので。両者の心が通い合っていくパートはジワジワという感じ。
要はストーリー的には大きなヤマ場には乏しいかな。

そんなことを思っていたら、最後にやってきますね。ドンと。
先生がエレベーターで電話を鳴らし、どこからか着信音が聞こえるという描写がグッときてしまいました。

あとは奇跡が起こるのを祈るしかないと。。。

そういった流れの中でね、ハッキリとした結末は明示されずに終わるわけですが。
まぁそういうことなのかなと、見た人が想像することで良いと思います。

上映時間も87分とコンパクトで。
その尺の中でもしっかりと喜怒哀楽を味わえる佳作でありました。

DSC_1211.JPG
腕利きの医師でもトンマーゾ
posted by 味噌のカツオ at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | カ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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