2016年10月04日

コロニア

フロリアン・ガレンベルガー
エマ・ワトソン、ダニエル・ブリュール、ミカエル・ニュークヴィスト
フライトでチリを訪れたドイツのキャビンアテンダント・レナは、ジャーナリストで恋人のダニエルと再会を果たす。しかし突然のクーデターにより ダニエルが軍部に連行されてしまう。
レナはダニエルを救うため、慈善団体施設“コロニア・ディグニダ”に潜入する。

昨今では「実話を元にした…」なんて宣伝文句をよく見かけますが、この作品もそのようで。

ことが起こったのは1973年9月11日。
現地の情勢を取材するべく潜入していたダニエル。CAとしてチリを訪れ、恋人のダニエルとの逢瀬を楽しんでいたレナ。
しかしクーデターによりダニエルが連行され、彼を救うためにレナはコロニア・ディグニダへ潜入していきます。。。

という話らしいのですが、作中ではダニエルはジャーナリストという感じではなく、イチ活動家に見えまして。
なので、導入部を見ていて若干「?」と感じてしまいました。

場面 場面でダニエルがカメラに固執する描写があったので、今にして思えば ジャーナリストという設定は生きていたんだなと。

そしてもう一点。
コロニア・ディグニダという施設。実は 性的虐待の罪でドイツを追われ、チリで“教皇”として根を張ったナチスの残党の男が設立したものであると。
その設定を理解していいまま鑑賞したので、主人公が 信念のままにそこに潜入し、その実態を目の当たりにしていく展開を、わたくし自身も共有した感じになっていまして。

なので…コワかったですねぇ。不気味でしたねぇ。

端的に言ってしまえば“カルト”であり、だからこその洗脳であり、集団としてのコワさが際立っています。が…
それ以前に さらなる展開が待っていまして。

この二重構造が作品の気味の悪さを際立たせておりましたね。

監督のフロリアン・ガレンベルガーは、2000年に第73回アカデミーで短編映画賞を受賞しているとか。
であっても今作の劇場公開の規模は大きくはなくて。
ですが 見応えのある作品であるのは確かです。

そして あらためて。
実話ベースという点に向き合うと、もう一度コワさを感じちゃうよなぁ。

DSC_1277.JPG
機長の長髪と本編の関係は!?
posted by 味噌のカツオ at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | カ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック