2016年11月14日

オー・マイ・ゼット!

神本忠弘
角田晃広、ともさかりえ、森下能幸、町田マリー
日本全土を震撼させた“ゾンビパニック”から5年。すでに平穏を取り戻していたはずだったが、なぜか一体のゾンビが花田さんの家に迷い込む。
そこに居合わせた連中によって「あのゾンビどうする?」と議論が始まり、やがてゾンビ捕獲を試みるのだが…

映画界に“ゾンビ”なるキャラクターが登場して84年になるとか。
こと近年に於いてはゾンビの取り扱いも様々であるので、どんなゾンビが…いや、ゾンビ映画が登場しても さほど驚きはしませんがね。

まぁいろ〜んなアプローチがあるわけですが、となれば あとは面白いかどうかですわね。
結論的には及第点の面白さだったとは思いますよ。

監督・脚本の神本忠弘は、これまで映画の予告編を 数多く手掛けてきた方だそうで。これが初監督作品。
ただ今回の 作風としては映画というよりも舞台のそれであって。

特に前半は ひとつ屋根の下で繰り広げられる会話劇で。大きな動きに頼らず言葉をリレーしていく雰囲気。
なにか どっかの劇団の原作か 舞台経験者かと思ったんだけど、そうでは無かったんやね。

そして主演の東京03の角田さんも初主演作となります。
その割に と言っては失礼ですが、このゾンビ・パニック・コメディの要素と芸風がマッチしてましたね。
とても自然体で面白かったです。

その角田さん演じる花田さんが まともな人間性で、それ以外の人たちが ひと癖、ふた癖、というキャラなんだけど。
ともさかさんは 程良い加減の主婦感たっぷりでしたが、それ以外のキャストが もうちょっとね。
自然体で変わり者にならなきゃいけないので。その点、難しかったのかも。

そんな舞台風の会話劇から、後半はちゃんとゾンビと対峙する展開になっていきますので。
ゾンビモノとして期待した人でも、まぁまぁ楽しめるんじゃないかな。
少々…いや、かな〜り痛々しい描写込みでね(苦笑)

ゾンビの生き残り(?)がいた〜なんて、そもそもがありえない設定であって。
そこに関わる人たちの怪しさが見え隠れして。ではあるんだけど。

それぞれの背景も 変態、復讐、憧れとかが見る側として それほどピンとこなくって。
もうちょっとぶっ飛んでたり、意外性があったり、笑えたりが欲しかったり。もっと会話というか 掛け合いがうねりをもって高揚感が得られると良かった気がするかな。

あと序盤は必要以上に音楽に頼り過ぎで。中途半端なBGMがあったですね。

とは言うものの、家の中のゾンビを人間が取り囲むという逆転の発想。適度なバカバカしさ込みの90分。ゆるめの気持ちでコンパクトに楽しめる作品でありました。

DSC_0009.JPG
意外とヒザは曲がるんです
posted by 味噌のカツオ at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ア行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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