2016年12月06日

SR サイタマノラッパー

入江 悠
駒木根隆介、みひろ、水澤紳吾、奥野瑛太、杉山彦々
レコード屋もないサイタマ県の片田舎に暮らすヒップホップグループ“SHO-GUNG”。仕事もないニートのラッパー・IKKUは自分たちの曲でライブをすることを計画するが、かつての同級生・千夏との再会をきっかけに、メンバーたちの夢はバラバラになっていく。

2008年製作。後にシリーズ化もされる その1作目。DVDにて鑑賞。

見ての通り低予算で。有名な役者はでておりませんで。
あぁ男子ならたいがい知ってる女優さんがひとりおりますか。
あの場面は 今回収録したのか、あるいは既存のDVDからの引用か。どうでもいいことが気になりましたが。

舞台は 何の変哲もない地方都市。北関東はサイタマ県の片田街。
冒頭からラップ歌ってて。全く何も持っていないわけじゃないんだね。彼ら。
ただ そこを起点にしようと思うと、どうしてもハンディはあるんだろうけど。

とにかく その閉塞感であり、突き抜けない感じ。よくわかります。
ただし、それが全て街のせいなのかといえばそうではなく。
現に東京に出て行くという選択肢はあるわけで。

結局、イマイチ踏み出せないヤツらがウダウダとしてる物語。ほぼほぼね。

かろうじて、なんでもいいから動き出そうとした先が、少々お堅い面々の前で。頑張ってる若者としてラップを披露する場面がね。何とも寒々しいというか、痛々しいというか。
そんなとこで「税金払わねぇ、年金払わねぇ」とか歌われてもねぇ(苦笑)
でも アレは名シーンだと思います。

正直、ここに登場する彼らが何かを突き抜けられるようには到底思えず。
そんなくすぶってる状況を延々見せられ。結局は仲間はバラバラになり、主人公もバイトを始めると。

しかし そんな場所で仲間と再会。あふれだす感情が言葉となり、ラップを始めるんだけども。
さすがにここは、響きましたね。

この映画が支持される理由というのがよくわかりました。
それまでは もっと社会性を表現するべきだとこだわってたけども、じつは伝えるべき言葉は そこにあったんだなと。
これもまた、さっきとは全く違う意味合いでの名シーンでしたね。

地方都市で 何かを夢見ながら、飛び越えられずにいる若者ってスゴく多いと思います。
バンド、演劇、お笑い。いろんな表現を夢見つつ、くすぶってるの、多いと思います。

まぁそんなヤツは東京へ出ても、それがゴールで結局 何もできずに終わるパターンも多いんじゃないかな。

とにかく、いろんなアプローチはありつつ。テーマがヒップホップだからこそ。
漠然とではあるけど、そんな風に感じました。

さて、結構 長めのワンカットが多かったり。さらにそこにラップもあったり。
こういうのって役者の技量が問われるよね。でもその点も素晴らしかったです。
posted by 味噌のカツオ at 01:37| Comment(0) | TrackBack(0) | サ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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