2017年01月24日

無垢の祈り

亀井 亨
福田美姫、BBゴロー、下村 愛、サコイ、三木くるみ
学校でいじめを受ける10歳の少女フミ。家庭では義父に虐待され、母は新興宗教にのめり込み…。彼女には心が安らぐ場所はなかった。
自分の住む町で連続殺人事件が起きていることを知ったフミは、ある思いをもって その犯行現場を巡っていく。

あらすじを読めば 苦しい世界観であることは想像がつきます。
そして過激な内容ゆえ、自主製作での映画化という経緯を聞いて、また興味を持ったんだけど。

ただ そういう触れ込みの作品って、ホントに安っぽくて見るに堪えないクオリティの出来栄えがあることもしばしば。
しかし今作は、上記とは違った意味で。真っ直ぐに見るに堪えない映画でしたね。

主人公は10歳の少女(撮影時、本人は9歳だったとか)。

いじめの場面こそないものの。
義父からの虐待。母親の信仰。全てのオトナのクソっぷり。
ラーメンの食べ方。顔に残った痣。
そして 髪の隙間から放たれるまなざし。

全てが突き刺さってきました。

映画ですから。お芝居ですから。
どんな映像だって それはそれなのだが。

現実問題9歳女児に対して極端な“表現”をさせるのは、それはそれで児童ポルノ的な問題も発生するので限度がありましょう。

ただし、直接な行為ではなく。
彼女によく似た人形が登場するのだけど。
それがまた…違う生々しさを纏っていて。

見る側からすると、あれは余計にキツかったかも。

ホントに人形が生命をもっているような表現力で。
んで その人形を操っていた“黒子”さんは監督の奥様だとか。
そうなのか。

そんな少女の姿。
殺人鬼。鉄のガーン ガーンという音。
嫌なもの、不快な音。
彼女が救いを求めたもの。

それらを並べられて 我々はどう受け止めるべきなのか。
言葉を無くしてしまいそうですが。

嫌なものを見てしまったという思い。
すなわち それは映画のデキとしては素晴らしいのだが。

DSC_0157-ef8bc.JPG
イタイアイタイ
posted by 味噌のカツオ at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | マ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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