2017年02月01日

もらとりあむタマ子

山下敦弘
前田敦子、康すおん、鈴木慶一、中村久美、富田靖子
東京の大学を卒業後、甲府の実家に戻り スポーツ用品店を営む父親と暮らすタマ子。就職活動もせず、家業のスポーツ店も手伝わず、食べて、寝て、マンガを読み、まるで引きこもりのような生活を送っていた。
そんな矢先 父親に女性の影がチラついたことから、タマ子はほんのり動揺し始める。

2013年製作の映画。DVDにて鑑賞しました。

ちなみに“ウィキ”によると、モラトリアムとは…
語源はラテン語の "mora"「遅延」、"morari"「遅延する」である。
学生など社会に出て一人前の人間となる事を猶予されている状態。
関連項目…ピーターパン症候群、ニート、引きこもり。

そんな タマ子の日常を一年に渡って追っています。
そもそもは音楽チャンネルの中のイチ企画として 秋・冬を撮影。
そこに春・夏を足して映画化されたのですかね。

あえて褒め言葉として言いますが、前田敦子が程よくブサイクなんですね。
AKBでエース張ってた当時も「大島優子の方がカワイイ」と思っていましたが、やっぱりあっちゃんはブサイクだと。

そう言ってしまうのだが、そのブサ具合がそこはかとなく愛くるしくて。女として?女の子として?
モラトリアム女子として愛おしくなってくるんですね。

序盤、マンガ読みながら「トイレ!」と叫ぶところ。
お父さんと灯油を給油のジャンケンに勝って小さく喜ぶところ。
ごねるで無し、すねるで無し。ふてくされて「んぎゃあ」みたいな声を上げるところ。
いすれも笑えてきて。

もう評価が適正じゃ無くなってきますが、タマ子にも前田敦子にも だんだん引き込まれていきます。どんどん好きになっていきます。

かつて「もしドラ」で主演していたあっちゃんは やっぱりアイドルだったと思うんだけど、この作品では決してアイドル出身の女優ではなく。女優として上手い方なんじゃないかと。
もしかすると“AKB”というフィルター越しに見られて損をしてるトコもあるかも。

さて魅力的なのはあっちゃんだけではなく。
お父さんも独特の味わいあるし。カメラ屋の中学生も不思議な存在感あるし。
富田靖子さん演じるアクセサリー教室の先生の微笑み、包容力も素晴らしい。

一年の流れを78分でまとめた長い物語ですが、その割に時の流れはとてもユルくて。そんな大きな出来事は起こりません。
でも間違いなく微笑ましい日常で、こちらもリラックスしてゆだねられる、居心地の良い映画です。

ちなみに“ウィキ”によると、「もらとりあむタマ子」は…
第87回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベスト・テン 第9位
2013年映画芸術日本映画ベストテン 第6位
第23回日本映画プロフェッショナル大賞 主演女優賞(前田敦子)

それ相当の評価を得ているんだね。

DSC_0108.JPG
芸能界目指しますか(笑)
posted by 味噌のカツオ at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | マ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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