2017年04月12日

LION ライオン 25年目のただいま

ガース・デーヴィス
デヴ・パテル、ルーニー・マーラ、ニコール・キッドマン、デヴィッド・ウェナム
インドのスラム街に暮らす5歳のサルーは、兄と出かけた先で迷子になり、たった一人 回送列車で遙か遠くの町まで運ばれてしまう。やがて彼は、オーストラリアへ養子に出され、不自由のない暮らしをおくる。
その後25年が経ち、母と兄への募る想いから 本当の自分の家を捜すことを決意する。

アカデミー賞やゴールデングローブ賞にて それぞれ数部門ノミネートされつつ、受賞はできていないんだ。
でもわたくし的には 思いのほか響いてきましたけどね。

あるいきさつにより、わずか5歳にして たった一人で迷子になってしまった主人公サルー。
彼が25年という時間を経て、生まれ故郷に帰るという。

これまた実話がベースの物語と謳われていることもあり、邦題に野暮なサブタイトルがついていることもあり、その点については承知の上で。
さらに予告を見ると おおよその展開も想像ついたけど。
意外とさにあらず。
今は何不自由なく暮らす主人公が“告白的”にいきさつを明かすのかと思いきや、時系列通りに物語は進みます。

故郷で兄と共に、貧しいながらも知恵を使って生きていくサルー。
そして思いがけないアクシデントで迷子となり、様々 危機的な状況に近づきながらもそれらを回避し。
オーストラリアの夫婦から養子縁組の話が舞い込みます。

ん〜なんで突然オージー?とは思いましたが、その意味合いもちゃんと後々明かされます。

20年の時が経ち自分の道を進んでいくサルー。
しかし心のどこかで 自分のルーツを意識しつつ。しかし育ての親を前にそれを明かすことはできず。
といったところですかね。

前述の通り時系列通りの構成で、よりストーリーを掴みやすかったと思います。
また 本来なら主人公と恋人との恋愛パート、“弟”との複雑な関係あたり もっとコッテリ描けそうだったのを、できるだけあっさりとサイドストーリー化したことで、とても見やすかったです。

そしてクライマックス。
生まれ故郷を訪ねるサルーを迎え入れた現実。わかっていてもグッときちゃうし、知らなかったからこそ こらえきれないし。

この近年の出来事がモデルとなっているお話に関しては、ほぼほぼ慣例通り 実在の当事者たちの姿も見られるわけですが。
これがまた作品の重み、深みを増してくれますね。

幼少時のサルーを演じた子の顔立ち、声のかわいらしさ。そして純真なまなざし。
この作品に於いて、彼が果たした功績も大きいよね。
いい映画でしたよ。

DSC_0321.JPG
サルじゃなくてライオンね
posted by 味噌のカツオ at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ラ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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