2017年05月03日

人生タクシー

ジャファル・パナヒ
ジャファル・パナヒ監督がタクシー運転手に扮し、乗車した様々な客の姿を通して、テヘランに生きる人々の人生模様や、リアルなイラン社会が浮かび上がってくる。

イラン政府への反体制的な活動を理由に、2010年より“20年間の映画監督禁止令”を受けてしまったジャファル・パナヒ監督。
しかし2011年には、自身の新作映画の構想について語る映像が「これは映画ではない」というタイトルで海外流出(?)され、話題となりました。

今作はパナヒ監督が…いや、パナヒおじさんがタクシー運転手のフリで客を乗せ、そこで たまたま交わされた会話であり 人間模様を、録り溜めた映像。

なんか「これは映画じゃないからいいでしょ?」とお上に掛け合ったようだが、結局“NG”をくらって国内上映には至らず。
ところが これまた何故か海外流出され、2015年のベルリン映画祭で金熊賞の受賞のほか、様々な映画祭で高評価を得てしまったという映像。

冒頭。パナヒおじさんのタクシーに乗車するのは 死刑制度について議論する教師と路上強盗。
ちょっとヒリヒリする会話であると同時に、なんで別々の客が乗ってるの?と。
乗り降りのタイミングは?料金はどうなるの?

本気で そんなことを気にしてたら、こっちが“乗り遅れ”てしまうので そのあたりはスルー。

それでも車が走っていても構わず周辺を歩く歩行者の姿に「ぶつかるぞ」とヒヤヒヤ。
そうこうしてると、事故に遭ったという血まみれの夫と その付き添いの妻が乗車して病院まで。

そんな滑稽な客から、不思議な行動パターンの客。謎の会話。
あまり大きく動かない物語。
ひたすら読まされる字幕。
そしてやってくる睡魔。

ということで、わたくし的にはイマイチ 作品にノリきれなかったですね。
もうちょっとイラン、テヘランの状況であり、パナヒ監督のストーリーなりが分かっていたら、もうちょっと受け止め具合も違っていたのかも。

これみよがしに 自国以外の映画作品の(海賊版)DVDをチラつかせたり。
国内で映画を上映するルールを、皮肉っぽく“子ども”に語らせるのも…なんかね(苦笑)
そういうの、キライじゃないけれど、わたくしの眠気を超えるまでではなかったな。

さて そういった作品自体よりも、パナヒ監督が今後どのような“仕掛け”をしてくるのか。
そっちの方が楽しみだな。

DSC_0368.JPG
おすすめがメル・ギブソンって(笑)
posted by 味噌のカツオ at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | サ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/449540770

この記事へのトラックバック