2017年06月07日

メッセージ

ドゥニ・ヴィルヌーヴ
エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィッテカー
突如地球に降り立った、巨大な球体型宇宙船。言語学者のルイーズと物理学者のイアンは、宇宙船に乗ってきた者たちの言語を解読するよう、軍からの依頼を受ける。
やがて言語をめぐる謎が解けていくうちに、ルイーズは時間をさかのぼるような不思議な感覚に陥っていく。

アカデミー賞で8部門にノミネートされ、音響編集賞に輝いたSFドラマ。
わりと難しい…みたいな話も聞いていましたが。わたくし的には「インター・ステラ―」なんかと比べても、全然 楽しめましたね。コチラの方が。

原作となっているのは テッド・チャンによるSF短編小説「あなたの人生の物語」。
そして映画版の原題は「Arrival(アライバル)」。到着する、出現するの意。
一方 邦題では「メッセージ」。

突如 世界の12カ所に(日本は北海道に)現れた謎の宇宙船…と思しき物体。
世界中がパニックとなる中、軍は調査を行い地球外生物との接触に成功。しかし相手の意志が分かり得ないために、言語学者のルイーズと物理学者のイアンにその解読を。そして「地球に 何しに来たん?」を聞くように依頼します。

ここまでの展開は素早く。そして実際に宇宙船で彼らと対面するドキドキ感もしっかり味わえて。そういったSFとしての面白味も十分で。

やがて徐々に互いの意思確認に成功。ところが世界の中には 強硬手段に出ようとする国も現れ。
足並みが乱れることで、各国とも連携を拒否し、世界は危険な道を辿ろうとしていきます。

んで核心に入っていきますが、彼らはある種の警告を携えてやって来たのであろうと。
彼らとコミュニケ―ションを取ることで、ルイーズはとある能力を身に付けた…のか、もともとあった その力に気付いたのかはわかりませんが。

その能力というのは“時制”を超えるというもの。
ざっくり言うと 未来が見えるような力なんだけど。

その未来を掴むことで、危機を回避することに成功。
また 自身自身にどんな未来が待っているのか。それすら見えてしまいます。

露骨に言ってしまうなら、ルイーズはイアンと結婚。そして一人の娘を授かります。
しかし やがて二人の関係は破綻。シングルマザーとなりますが、その娘とも 悲しい別れが待ち受けています。

ここからがまた難しくなるんだけど。
それがわかっていながら、彼女は彼と結婚するのか。
いや、それは未来の選択という大それたことではなく、認識したうえでその道しか歩めないということなのかもしれません。

でも昨今では 子どもを妊娠した際に、子どもが持病を持ったまま生まれる可能性ってのを調べることができるんですよね。
じゃあ それを知らされた時に、パパとママは病気を持った子を出産するのか。自分たちよりも先に旅立つかもしれない子どもを産むのか。
そういうケースとも似ているなと。

本来のこの映画、あるいは原作に込められたテーマは違うのかもしれませんが。
そういった命のこと、世界が連携を取って 諸問題に立ち向かうべきだということ。
考えさせられました。

最初に書いた通り、事前に「わりと難しい」と聞いていましたが。
ホントに難しいのは、このテーマを理解することよりも、その立場になった時に、正しい判断を導けるのかということかもしれませんね。

世界の12カ所に この宇宙船が現れたということですが、“12”という数字も なんだか時間という概念をイメージいたしました。

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ばかうけ?おつまみ柿の種?かつお節?
posted by 味噌のカツオ at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | マ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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