2017年06月08日

ブルーバレンタイン

デレク・シアンフランス
ライアン・ゴズリング、ミシェル・ウィリアムズ
結婚7年目を迎えたディーンとシンディ夫妻。娘と共に3人で暮らしてはいるが、資格を取って忙しく働く妻シンディに対し、夫ディーンの仕事は順調ではない。互いに不満を抱えながらも、何とか平穏な家庭生活を守ろうとする2人。
そんな彼らにも、夢中で愛し合った時期があった。

製作は2010年。日本公開は2011年4月23日と記録が残っています。
6年経って、DVDにて鑑賞。

主演は今を時めくライアン・ゴズリング。そして あの「ダークナイト」のジョーカー役だったヒース・レジャーとの子どもを持つ ミシェル・ウィリアムズ。

この作品をとても評価する声がある一方で、好みではないとか、面白くないとか。そういう声もあるようで。
ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズがゴールデングローブ賞にノミネートされたそうだけど、受賞には至っていないというのは まさにそういう評価の裏付けとも言えるのかな?

一組の夫婦が、その関係の終焉を迎える物語。それと並行して、とある男女が出会い、その関係を深めていく様が描かれています。
もちろんその“男女”というのが その“夫婦”なわけであって。

もっとも恋が深まっていく描写と、離れてしまった男女間が崩れていく現実。
それを同時並行で見せることで、より感情が際立つんだけど。

当然ながら際立つのは“起”ではなく“結”であって。
すなわち とてつもない、痛みが残されます。よく「結婚するより 離婚の方がパワーが必要」なんてことを耳にすものだし。

結婚だけでなく、普通の恋愛ぐらいは、たいがいの方が経験あるでしょう。それはそれは しんどいものです。
思い出したくない恋もあるでしょう。

だからこそ「わざわざ こんなもの見たくはなかった」という思いからの低評価なのかな?
結局 この作品を見ての評価と同時に、見た観客 各々の恋愛経験や恋愛観と向き合わされるような。そんな映画なのかもしれませんね。

だとするならば、それだけリアルに痛々しい物語を作りあげたという意味では、映画としてのデキはやっぱり素晴らしいと思うわけで。

今回 劇場ではなく、家のテレビの画面で見たこともあってか、それなりにリラックスして他人事として受け止めたので。
わたくし的には良い意味でヒリヒリした映画だと思いましたが。

でも結末をわかったうえで、恋の始まりのキラキラを見守るのも、それも痛みでしかないかなぁ。。。

さて、映画の作りとして、出会いのパートと別れのパート。
男は 髪の毛も減ってくたびれた姿になり、女は体型も変化があり どこか家庭感を漂わせていて。

日本でこういうことやろうとすると、わざとらしい髭をつけたり 線で書いたようなシワが刻まれたりするんだけど。
それらのビジュアルの作り込みからできあがっていて、間違いなく それも見どころの一つですね。

そこには愛と髪があったってことで。
posted by 味噌のカツオ at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ハ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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