2013年09月09日

タイピスト!

レジス・ロワンサル
ロマン・デュリス、デボラ・フランソワ、ベレニス・ベジョ、ミュウ=ミュウ
ドジで不器用な田舎娘・ローズは保険会社のルイにタイピングの才能を見出され、彼からある提案を受ける。それは当時のステイタスであるタイプライター早打ち大会への出場。
優勝することを目標に掲げたルイのコーチにより、ローズはその実力を高めていく。

『「アーティスト」「オーケストラ!」のスタッフか結集』というチラシの文句。そして予告編のカラフルな映像を見てしまったら さすがに興味が湧いちゃうよね(^-^)

舞台となっているのは1950年代のフランス。
女性の社会進出が叫ばれ始めたこの当時、花形職業のひとつが秘書であり、その技量のひとつのバロメータがタイピングの技術だったわけですね。
そんな時代背景の中で生まれたのがタイプライター早打ち大会。そこで勝利することがタイピストたちのステイタスであり、当然その影にはバックアップする秘書の雇い主、そしてスポンサーが存在すると。

こういった図式ってのは いつの時代でも、どんなジャンルでも似たようなものでしょうが、この映画に於いてはテーマが「タイピング」ってのがね。
現代のパソコンでもキー打ちは ひとつの技術として存在するけども、タイプライターという機械を中心に置くことがノスタルジックで なお且つオシャレですよ。
そのタイプを打つ音なんかもリズミカルで楽しい要素を下支えしてくれてるみたい。

さらには ここに登場するタイプライターも事務的な ふかみどり色のものだけでなく、ピンク色だったりしてかわいらしいんだよね。
また色でいうなら、どの指でどのキーを打つかを分けるため、爪ごとに塗り分けられたマニキュアもじつにキュートだったり。

ダメダメな主人公の女子が鬼コーチの指導の下でスキルを高め、大会を勝ち抜いて優勝を目指す。
まさに日本でいう所の‘スポ根モノ’のフォーマット。もちろん恋バナも絡んできます。

すなわち映画好きでなくとも どのようなストーリーで、どのような展開で、結果どうなっていくっちゅうのはだいだいわかるでしょう。
でもそれらを嫌味なく楽しませてくれてこそ。その点この作品は及第点だと思います。

主人公のローズはトリンドルちゃんみたいなかわいらしさ。でもただかわいいだけでなく、時々田舎臭くも見えまして。
この100点じゃない具合がちょうどいいと。そぅ感じちゃうのはわたくしだけか!?
とにかく、リラックスして楽しめる良作だったですよ。

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1本指打法!(笑)
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2013年05月17日

図書館戦争

佐藤信介
岡田准一、榮倉奈々、栗山千明、石坂浩二
国家によるメディアの検閲から本を読む自由を守るべく生まれた組織・図書隊。かつて自分と本を守ってくれた隊員に憧れ、図書隊に入隊した郁。しかし現実は鬼教官・堂上の厳しい指導に耐える日々。
そんなある日、図書隊とメディア良化隊が衝突。新人隊員の郁もその前線へと立つことに…

小説、コミック、アニメと様々なカタチで作品化されている「図書館戦争」が初の実写映画化。
わたくし、さほど詳しいわけではないけれど、それとなく気になっていたので、少々遅めではありますが見てまいりました。

2時間ちょっとの上映時間の中で、要点はしっかり押さえられた作りだったと思います。これなら知らない人が見ても、設定がわかるんじゃないでしょうか。
ただし設定は飲み込めても、図書館を 書籍を守るのに銃撃戦が行なわれるという点には違和感を覚えたわたくし。

広い意味で‘表現の自由を守る’という部分にはリアリティを感じるけど、それが‘戦争’というモノにまで昇華されていくコトに無理があるというか、必然性を感じなかったんですよ。
表現の自由はさておき、そこに戦争を絡めたのは 作者が軍事オタクだからであって。その感覚がちょっと鼻についたというべきか…

ところが、後半を見ていてひとつ気になることにも気付きました。
図書隊は自衛組織であって、相手が攻撃してきて始めて発砲できると。しかも威嚇射撃はしても、敵を傷つけるような攻撃はしないようにしていると。
明らかにモチーフは日本の自衛隊であり、実際に自衛隊も映画の撮影については 協力やアドバイスをしてるはずです。

正直 自衛隊の活躍する映画って、怪獣や異星人と対するか せいぜい災害派遣での活動程度がこれまでのものだったはず。
が ここではメディア良化隊という やはり軍事組織と地上戦を展開するんです。自衛隊が他の軍隊と 銃を向き合せたらどうなるのか。
そんなような設定があっただけでも、とても新鮮に見えたわけですよ。わたくしには。

さらに対敵国ではなく戦国時代の国取り合戦でもなく、現代(近未来)の同一民族でドンパチやりあうという部分にも見入ってしまったわけです。
あぁこういう映画は無かったなぁ〜って。

よくよく見ていくと、図書隊・良化隊 双方の動きやセリフなど細かい部分で、リアリティを感じられたんですよ。
いや、わたくしは軍事のことはわからないので、正しくは軍事LOVEの思いとでも言うべきか。

やがては各々登場人物のキャラクターやセリフや行動からも伝わってくるものありまして。この組織、みんないいヤツばっかりじゃん!そんなん思ってしまったわけです(笑)

原作ファンが選出したキャストである榮倉奈々は、おっちょこちょい加減と色気の無さがイメージそのもの。
一方の岡田准一は役者として上手いなと。そして圧倒的にカッコよかった。

それ以外の演者もみな素晴らしかった。
軍事モノとしても興味をそそられた。後半のアクション映画のようなバトルも見応えあり。テーマ性も申し分なし。
終わって見れば 満足度の高い仕上がりになっておりましたね。

我ながら、ここまで引き込まれていくとは思わなかったですよ。実に見てよかったです。

余談っぽくはなりますが、後半に新聞社の号外により、警察に苦情が集まったという部分で…
「そんなもの一過性よ。でも、だからこそ私たちは書き続けるの」というセリフも、入れてくるなぁ〜と思わずにはいられませんでした。

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児玉清さんは相当な読書家だったそうです
posted by 味噌のカツオ at 12:20| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月14日

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点

橋本 一
大泉 洋、松田龍平、尾野真千子、渡部篤郎
探偵行きつけのショーパブの従業員・オカマのマサコちゃんが殺害された。
警察の捜査も進展しない中、自ら真相を探ろうとする探偵。しかし「マサコちゃんは政界の闇に触れて殺された」との噂とともに、ススキノの誰もが口を閉ざしていく。

前作から一年半。待望の続編公開です。
続編というのは どうしてもクオリティが下がってしまうというのが世の常。
そもそも2作目が偉大だと、より期待感も高まって、2作目に過剰な期待をもってしまうものですから。

などと分析しつつ…
結論から申せば、やはり前作ほどの満足感は得られなかったですなぁ。
いや、遠く及ばなかったと言っていいかも。

しっかり見ていくとですよ。釈然としない点、本筋とは関係のない場面とかが多かったなと。
ちょいちょいインサートされる小さいギャグ的なのは良いとしても、探偵がオンナにうつつを抜かすエピソードとか、室蘭からの帰り道にマシンガンで付け回されるとか。
その辺り、必然性がないんじゃないのかな?

それから今にして思えば、政治家が口封じの為の現金を…というのも「なんで?」と思えてしまう。
実際は薄い事件なのに、余計なものを足していって足していって、2時間まで膨らませたような。
薄いというなら 真犯人のボロの出し方も、動機も薄かったと言わざるを得ないし。

あとは依頼を受けた段階で 被害者と依頼人の関係性に言及しないのも不自然。
政治家は多少黒い部分があっても、こんなに期待を背負っているんだと 多くの封書をぶちまけました。
それとの対比で、バイオリニストにはたった一人の期待が支えている〜みたいな対比があるのかと思いきや、そういう方向には流れなかったし。
なんだか微妙。

全体にもっと深く、もっと生々しく、作り込むことできたんじゃなかろうかと思いますわ。もったいない。

大泉洋と松田龍平。ちょっとくすんだススキノの輝き。機嫌の悪いポンコツの車。
良い素材は揃っていそうなんだけど、仕上がりきらなかったような感じ。返す返すもったいない。

こうなりゃ(発表されていないけど)次回作に期待しましょうかと(苦笑)

個人的な欲を言えば、雪の残る いかにも寒そうなススキノの絵も欲しかったなぁ。
あと このサブタイトルは「踊る大走査線」狙いなのか!?

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いない? いない? BARにいた〜
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2013年04月29日

ドリフト

モーガン・オニール、ベン・ノット
マイルズ・ポラード、ゼイヴィア・サミュエル、サム・ワーシントン
サーフィンに親しんで育ったアンディとジミーの兄弟は、旅暮らしのカメラマンJBと出会い、その生き方に影響を受ける。やがてサーフショップを開設し、ビジネスが軌道に乗った矢先、2人にトラブルが襲いかかる。

サーフィンをテーマにしたオーストラリア映画。
タイトルの「ドリフト」だけ聞くと車?カーレース?そんなイメージなんだけど、「ドリフト=漂う」ことだそうで。
すなわち、海の波間であったり 人生の生き方として‘漂う’という意味合いなのであります。

舞台設定は1972〜73年ぐらいなのかな。現代のようなサーフィンが始まったのが60年代頃からだそうで、サーフィン熱が高まってきている時代を再現している作品です。

二人の監督によって製作されているのですが、モーガンがドラマ部分の担当。一方のベンはサーフィンのアクション担当と役割分担したうえでの2人体制だったとか。

撮影は2011年の8月から9月ということですが、これ南半球ではウインターシーズンでして。
サーフィンって夏のスポーツのイメージがあるけれど、絵作りとして より良い波を捉えるべく冬の撮影になったのだとか。寒そう(苦笑)

ストーリーとしては二人の兄弟と それらを取り巻く人々によるエピソードであり、その点 観客が取り立てて驚くような仕掛けが用意されてるわけではありません。
落ち着いてこの映画の世界観を味わう…そんなスタンスで見るべき映画なのかな。

ただし、その当時の時代性や雰囲気を理解している人が見れば 良い意味でのノスタルジーも感じられるでしょうし、実際にサーフィン愛好家が見れば サーフィンのシーンのリアリティも楽しめるかもしれないですね。

あともう一点。この主人公の兄弟が素晴らしくイケメンでしてね。
お兄さんはオージー版の福山雅治で。弟はジョニー・デップを小柄にしたような印象で。
ぶっちゃけ この映画の最大のトピックは主演の二人がイケメンすぎるってことじゃないかしらん!?

その点だけに絞ってみても、ぜひ多くの女性に見て欲しい映画ですよ。

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ド、ド、ドリフト大爆笑!!
posted by 味噌のカツオ at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月28日

図書館戦争 革命のつばさ

浜名孝行
(声)井上麻里奈、前野智昭、沢城みゆき、イッセー尾形
続発するテロ事件の手法と小説の内容が似ているとして、メディア良化委員会による作家狩りの標的にされた小説家・当麻蔵人。
緊急召集された図書隊の郁と堂上は当麻の身辺警護を任されるのだが、良化隊との戦いのなかで堂上が重傷を負ってしまう。

有川浩さん原作の人気小説である「図書館戦争」。刊行されたのは2006年の2月。
その後シリーズ展開があり、テレビアニメ化され、劇場版アニメが公開され、この2013年4月に実写映画として公開されます。

2012年6月に公開された劇場版アニメも公開時から若干気にはなっていたのだけれど、この実写版の公開に合わせて 下見がてらDVDにて鑑賞いたしました。

「図書館戦争」の概要はなんとなく知ってはいたつもりなんだけど…ぶっちゃけストーリーにすんなり乗っていけず。
う〜ん、面白くないとまでは言わないけど、自分の預かり知らない場所でストーリーが展開していって。
そんなこんなで見終わったわけであります。

それから Wikipedia で調べたところ。。。
小説「図書館戦争」は4巻が出版されていて、テレビアニメでは主に1〜3巻までのエピソードが。そしてこの劇場版アニメは4巻がベースになっていると。

つまり そもそもの原作を知っている人、もしくはテレビアニメで追ってきた人が基本のターゲット層だったみたいだね。あちゃ〜。
なので この作品についての感想も評価はいかんともしがたいところ。
せいぜいイッセー尾形さんが声優として出演してたことに驚いたぐらい。

まぁ実写版を見る前哨戦と思えば、その役割りは果たせたかなと。
ちなみに実写化に際して最も興味を持ったのは そのキャスティング。

「読者が選ぶ誌上キャスティング」において 堂上=岡田准一、笠原=榮倉奈々がそれぞれ1位に選出。
今回まさにその二人が演じるということなんよね。これはこれでちょっとした夢の企画なわけだ。

確かにこうしてみてると、そのイメージわかるな〜と妙に納得。
さらに、柴崎役の栗山千明は原作者による執筆当時からのイメージなんだとか。なるほど。

幾分シュールに振り切ってもおかしくないようなテーマをラブコメ的に包んであるんだけど、その手法が嫌味なく わざとらしくなくて。それも この図書館戦争シリーズの良さなのかもしれないですね。
申し訳ないが わたくし自身は、今作である「図書館戦争 革命のつばさ」を素直に楽しめたとはいえないかもだけど。実写版の予習という意味では 見ておいて良かったです。
posted by 味噌のカツオ at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月22日

テッド

セス・マクファーレン
マーク・ウォールバーグ、ミラ・クニス、ノラ・ジョーンズ
友達のいない少年・ジョンはプレゼントでもらったテディベアに、本当の友人になれるよう天に祈りを捧げる。するとテディベアに魂が宿り、彼らは本当の親友となる。
あれから27年。ジョンはダメ男に成長、テッドは下品なジョークとドラッグの日々。そんな中、ジョンの彼女・ローリーは自分かテッドのどちらかを選ぶようジョンに迫る。

友達のいない少年が、クリスマスプレゼントに送られたテディベアが「友達であればいいのに」と願うと奇跡が舞い降りて、テディベアに魂が宿り 本当の親友になると。
そこまでであれば素敵なファンタジーですわ。

ですがこの映画の本編は、それから27年先の世界。少年は35歳になり、テッドもそれと同じく歳を取っていくわけで。しかしまぁ、なんでまた こんなやさぐれた風に成長しちゃったでしょうね(苦笑)

ぶっちゃけストーリー展開はシンプルそのもの。いわゆるバディムービーのテイストで。2人のだらけた男が共に騒ぎ、時にケンカをし、命の危機に陥るってね。
それはそれで ありがちだけど、特異なのは 一方のビジュアルがクマということ。そして、人間のほうにはちゃんと恋人がいること。

通常のドラマであれば、二人の男が一人の女を奪い合うようになるかもだけど、ここでは主人公が親友と恋人、どっちが真に大切なのかで揺れ動きます。
つまり‘友情と愛’を並列で描いたというのはこれまでにないパターンで。この設定ならではだよね。

しかしまぁこの作品、堂々とドラッグをやってる場面が流れるわけですよ。今の日本映画ではタバコを吸うシーンですら はばかられてるっていうのに。たいしたもんだわ(苦笑)
とにかくそれら下品なネタ、会話、下世話なジョークが飛び交って。個人的にはそういうの嫌いじゃないので、十分に笑えましたし。
テッドがレジ打ちのお姉ちゃんに色目を使って。ハンドソープを顔につけたら表情が渋ったという。
素晴らしい(凄まじい?)描写でした(笑)

「フラッシュゴードン」を引っ張り出してくるのは渋すぎて。わたくしは一応知ってたので楽しめたけど、普通の人は元ネタわからんだろうね。
いろんな意味で悪乗りの集大成。でもスクリーンに映ってるテッドの姿を見ると、洗剤だか柔軟材だかファーファのCMを思い出すような癒し系で。何だか許せてしまうんよね。
罪作りなキャラクターだわ。

さて、チビッ子がシネコンに貼ってある「テッド」のポスターを指差して「クマさんのが見たい〜」というので親子して見に行ったら…なんて話も聞きますが。
確かに かわいいクマさんがリアルに動くビジュアルは子どもたちも注目だと思うので。一応 親子で鑑賞しても堪えうる作品なんじゃないですか。
えっ、R15指定?言うても会話の内容は子どもにはわからんだろうし。関係あらへん、いったれ いったれ(笑)

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トイ・ストーリーのみんなもこうなるのかな?
posted by 味噌のカツオ at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月15日

トイ・ストーリー3

リー・アンクリッチ
(声)唐沢寿明、所ジョージ、永井一郎
大学進学のため家を離れることとなったアンディ。そんな彼が大切にしてきたおもちゃたちは、ひょんなことから保育園に寄付されてしまう。
一見 子どもたちに遊んでもらえる環境だと思いきや、そこは乱暴な子どもたちばかりのおもちゃたちにとっての地獄だったのだ。

テレビで放送されたモノを見ました。
一作目が1996年、二作目が2000年に日本公開。そしてこの作品はそれから10年後の2010年。
一口にシリーズものといっても その間15年も開いてるんやね。そりゃアンディも大学行くわな(笑)

さてさて それだけの年月を経て、アンディと共に製作スタッフも歳を重ねていったと聞きました。ある意味 作る側の成熟。

このパート3はシリーズを通してみても、非常に評価が高い。
その評価はどこで得たのか言うたらネットのレビューや掲示板。つまり鑑賞した‘オトナのユーザー’が書き込みをしてるはずですわ。
わたくし自身 その感動(?)を受けるべく、事前に一作目も二作目も見ました。でも率直な印象としては そんなに面白いもんじゃないと。基本、子供向けにつくられた物語…いや、映像作品と思ったわけですわ。

ですが今回は間違いなく、オトナが見てダイレクトに受け止められる作りになってます。
それこそがまさに作る側の成熟かなと。かつては映画の製作会社として 子ども向けの作品を作ったけど、あれから10年・15年の時が流れて。自分たちの心にある映画を撮ることができたんじゃないかなと。

一作目も二作目はストーリーの枠も小さなものに思えたけど、今作はおもちゃたちの活躍するフィールドがグッと広くなっていると思います。
次から次へとピンチが訪れる手法はドキドキしながら見ることできましたし。

そして何より、これまではウッディやバズたちが紡ぎ上げてきた物語だったのを、最後の最後 アンディ目線でのエピローグにもっていったのがねぇ。卑怯だよね(笑)
正直 テレビ画面でリラックスしながら見ても胸に響くものありまして。劇場で見てたらきっとウルウルきてたでしょうな。

今の子どもたちがこの作品を見てもそれはそれとして楽しめるとは思うんだけど、我々のような大人世代が見ても十分に楽しめる作品ですわ。

でも もしかしたら…一作目&二作目を子供の頃に見て、この作品を大学生になって見た人もいるのかな。
それこそ映画に登場するアンディと同じ世代。子どもの頃に遊んだ人形やおもちゃが家の押入れの中で埋もれてて…なんて世代。最もリアルにシンパシーを感じられるかもね。

余談ですが、トトロのぬいぐるみが登場してちょっとビックリ。
トトロにはできてもピカチュウには越えられない壁があるのだろう。
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2012年09月23日

トイ・ストーリー2

ジョン・ラセター
(声)唐沢寿明、所ジョージ、永井一郎
カウボーイ人形のウッディはひょんなことでおもちゃ屋のアルにさらわれてしまう。実はプレミア人形であったウッディは、他のおもちゃたちと共に日本の博物館に送られることになってしまったのだ。
ウッディの身を案じたバズ・ライトイヤーたちはアルの所在を突き止め、ウッディの救出に向かう。

1996年3月に公開された「トイ・ストーリー」の続編。日本公開は2000年3月ということなので、前作から4年も経過しとったんやね。
テレビで放送されたモノを見ました。

時は流れても色褪せない登場人物(おもちゃ)たちのイメージキャラクターはそのまま。アニメだから当たり前か。

ストーリー展開は今回もシンプル。その流れでおもちゃたちが繰り広げるアドベンチャー。
ドキドキを含んだわかりやすい起承転結は、子どもたちが見たらそれとなく楽しめることでしょう。が、やはり40過ぎのおっさんが一人で見るには眠たくてしょうがなかった。

エレベーターの攻防、飛行機からの脱出。
実写だったらもっと迫力あるんだろうけど、アニメの限界でもありますわね。

1作目は多少なりとも 人とおもちゃの関係性。思いのこもったおもちゃたちを大切に・・・といったメッセージもほんのり感じられたけれど、今作は小さなおもちゃたちの活劇に終始してたので、それも眠たくなっちゃった一因かもしれないですね。
いや 実際はメッセージ性あったのにも関わらず、ワシが受け止められなかっただけかもしれんけど(苦笑)

さてさて、エンドロール時に「NG集」とした映像が流れてたけど、あれはちょっとキツかったなぁ。好みの問題かもしれないけれどさ。
製作側の遊び心と言うほどに 見ていて面白いものではなかったですよ。アニメ作品の王道であるディズニー・ピクサーがあんな小技を使う必要はなかろうと。。。

余談ですが・・・ウッディがギターを掻き鳴らしながら歌う場面があったんだけど、なぜか映画「20世紀少年」のシリーズのラストを思い出しちゃいましたよ(笑)
posted by 味噌のカツオ at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月28日

ダークナイト ライジング

クリストファー・ノーラン
クリスチャン・ベール、アン・ハサウェイ、トム・ハーディ、マイケル・ケイン
ゴッサム・シティでは平和を願いながら絶命した(とされる)デント検事の意思の下に、完全に悪を封じ込めることに成功した。
そんなデント検事殺害の罪をかぶったバットマンが人前から姿を消して8年。悪の消えたゴッサム・シティの地下から、街の破壊を目論む新たな敵・ベインが出現。ブルース・ウェインはふたたびバットマンの仮面を被ることを決意する。

前作の「ダークナイト」では 何が善であって何が悪と称されるのか。そんなことを考えさせられました。

それから8年後の世界。
デント検事の功績により悪党らは収監され、平和な日々が続き、さらには殺人の疑いをかけられていたこともあり、バットマンは人々の前からすっかり姿を消していたと。
しかし、いつまでもそのようなことが続くはずもなく、地下から新たな悪の芽が顔を覗かせてくるのですわ。

今作の悪の象徴であるベインは 人類の発展のために開発されたエネルギーを中性子爆弾としてチラつかせ、人々を狂わせていきます。
このエネルギーと爆弾が表裏一体となっている展開は、日本(には限らないか)の現状にも合い通じる部分も。

またベイン自体も‘誰の下にもつかない’と いけ好かないボスをバッサリやっちゃう非常な面もありつつ、一方では横暴な資産家の金を奪うということもあってね。そこの辺りは前作と同様「善と悪」の関係にも近いのかな。
一応‘悪’として描かれつつも、どこか一理あるように思えたりして。

どうしても、自分たちのイメージするヒーローというヤツは勧善懲悪という前提に立ちすぎてるんだよね。
そんな中でこの‘バットマンシリーズ’は そういったコスチュームやキャラクターらが登場するんですが、間違いなく人を描いてるんだよね。心じゃなくて人ですよ。

心って定義すると良心とか悪意となっちゃいます。でもそういう決め付けでなくって、一人の人の中にある善意・悪意・弱み・疑念・恨みに妬み、そして信頼とか。みんな揺れたりしてるんだよね。
だからこそ、そこで展開されるストーリーは突飛も無いように見えながらも、すんなりと伝わってくるものがあるんじゃないかな。

失礼ながら、映画ってその世界観に入り込まないと共感を得られない作品はいっぱいあるんですよ。
でもこのバットマンの登場人物は、観客の日常と同じように、ありのままに表されてるようにも思えて。

正直もぅここまできたらブルース・ウェインもバットマンも逆転不可能でしょと思うんだけど、やっぱり闘っているのは一人ではなくて。
そんなところにも多くの人の力を感じられたし。

そんなヒューマニズムに裏打ちされた物語を、これまた極上の映像美と特撮の手腕を誇るクリストファー・ノーラン監督が表現してるから。だから最強なんですよ。このシリーズは。
2時間45分という長い上映時間でありながら、それを感じさせない怒涛の展開。全く飽きさせなかったですね。

ってか それだけのボリュームでもあるので、あまりに思うところ多すぎていちいち書くとキリがないのよね。
アン・ハサさんのキャットウーマンがステキだったり、あのシーンで薬師丸ひろ子ばりに「カ・イ・カ・ン」と言ってほしかったとか。
そもそもバットマンの傍らにはロビンという相棒がおったんじゃないの!?とか。そんなツッコミも含めてさ。

世界的にも、そして映画ファンにもライトユーザーにも満足度の高い、今年を代表する作品になるんじゃないかな。
ってちょっと言い過ぎか!?

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ダークナイト 雷神宮
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2012年07月17日

トイ・ストーリー

ジョン・ラセター
(声)唐沢寿明、所ジョージ、永井一郎
カウボーイ人形のウッディはアンディ少年のお気に入り。しかしアンディの誕生日プレゼントでアクション人形バズ・ライトイヤーがやってきてNO.1の座を奪われてしまう。
バズへの嫉妬心が湧き上がるアンディ。しかし そんな二人が、アンディの隣に住む悪ガキのシドに捕まってしまう。

テレビでやっていたのを拝見しました。
その後にシリーズとなっていく「トイ・ストーリー」の1作目。1996年3月公開ということなので、16年前の作品となりますか。
こんな映像がそんな昔に作られていたというのにあらためて驚き。

確かに映像クオリティは確かに素晴らしいのですが、もぅこれは好みの問題でね。
わたくしなんかはリアルになりきれないリアリティを描くより、アニメはアニメらしくベタっとした映像のが好きなんですけど。
こういうタッチの映像のクレヨンしんちゃんとか想像できないし見たくないし(笑)

そういうこともあって、言わば食わず嫌いなトコもありまして「トイ・ストーリー」って見てなかったのですが、今回初鑑賞。
そのうえで感じたのは、やっぱりこの手の映像は好きになれないな〜と。

大昔にアメリカで大人気の‘キャベツ畑人形’とか見て「なんか かわいくない」と思ったのに近いのかも。

ストーリーはとてもシンプル。
おそらく一番のターゲットは子どもたちと思われますので、変に深くしないのが良いのでしょう。
その分、40代おっさん(独身子ども無し)が一人で鑑賞するには・・・

でも僕たちだって‘子ども’だった時代もあるわけで。
おもちゃ箱に詰められた彼らにも‘おもちゃ’としての感情や、思い入れをもって大事にしほしいなんてメッセージはしんみり伝わってきましたよ。

その一方、隣家の悪い少年みたいに変なボデイにカワイイ頭くっつけちゃったり、ちっちゃい人形を爆竹で飛ばしちゃうなんていたずら心も全くは否定できないわけで(苦笑)
もし自分が親の立場だとして「おもちゃを大切に」と子どもに語ると共に、多少荒っぽく扱っても厳しく注意はできないだろうし。それにアレはアレで遊び方のひとつな気もするよ。

背景となっている設定は、少年・アンディが引っ越しをするので、それまでに帰らなきゃってことなんだけど。
そこに母親の姿はあれど、父親は出てこないんですね。アンディん家はシングルマザーなん?
赤ちゃんもおるのに。
posted by 味噌のカツオ at 16:40| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月06日

ダーク・シャドウ

ティム・バートン
ジョニー・デップ、エヴァ・グリーン、ミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム=カーター
魔女の力によってヴァンパイアに変えられ、生き埋めにされたバーナバス。
予期せぬきっかけで自分の墓から開放され、200年ぶりにかつて所有していたコリンウッド荘園を訪ねていくが、そこに当時の繁栄は見る影も無く。
そこでバーナバスは家族愛を胸に、コリンズ家の復興を目指すのだが…

ティム・バートン&ジョニー・デップの8度目のタッグとなる話題作。そもそもは1960〜70年代に放送された人気テレビドラマの映画化なんだとか。
しかしながらわたくし的には、全くのダメダメ作品でしたねぇ。

わたくし事ではありますが、非常に眠たいコンディションのなかでの鑑賞。
で 終始その眠たさと戦っておりました。結局のところ眠気を超えるようなインパクトが無かったということで。

ぶっちゃけ「バートン&デップであれば、こういうキャラクターになりましょう」と。
こういう作りこまれたビジュアルに飄々としたセリフ回し。そして軽めのコメディタッチなテイスト。
あまりに予想通り過ぎって感じで。

魔法でヴァンパイアにされた男が200年ぶりに目覚め、その魔女と対決する・・・なんて設定は面白いのだけれど。
ストーリーが、起承転結に捻りはなく、やっぱりストレートに流れていっちゃいましたね。

一応 舞台となるのは1972年の港町。そして長い歴史を誇る名家の館。
そのあたりのセット(CGだろうけど)や小道具はよくできていましたが、とどのつまりは‘人’が生かせていないような。

比べるのは失礼かもしれませんが、これ見てて「パコと魔法の絵本」を思い出しちゃいましてね。
あれなんかも作りこまれたキャラたちが、ありえない舞台設定でギャグを織り交ぜながら展開していく話なんだけど。
でも一番ベースに敷かれているものが違う気がする。

そのスクリーンの中で何が起きているかではなく、そのスクリーンを見て何を感じるかですよ。
確かに映像の迫力もあったし、ファンタジーとしての構成は成しているのだけれども、前述のとおり「バートン&デップであれば、こういう風だよね」って。
その域を越えることは無かったですね。残念なこっちゃ。

いろいろ厳しい見方をいたしましたが、唯一よかったのは クロエ・グレース・モレッツがキュートだったこと。
ただラストで変な姿になっちゃったけど。どうせ変身するならヒットガールになってほしかったぞ(苦笑)

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ダークシャおじさん
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2012年05月29日

テルマエ・ロマエ

武内英樹
阿部 寛、上戸 彩、北村一輝、宍戸 開、市村正親
古代ローマ。時代の変化についていけず、職を失ってしまった浴場設計技師のルシウス。
友人に誘われて公衆浴場を訪れるが、そこで突然タイムスリップ。辿り着いたのはなぜか現代日本の銭湯で、そこで得たアイデアを駆使して、ふたたび浴場技師としての名声を得ていくのだが…

大ベストセラーとなっている原作コミックの映画化作品。
様々なところでも語られていますが、古代ローマ人である主人公を堂々と日本人が演じてしまうと。しか〜し、微妙にそう見えなくも無い‘濃い顔’の役者陣を揃えて成立させてしまうという。
何やらバカ負けしそうな(苦笑)

でもよくよく考えてみるとですよ。「ロミオ&ジュリエット」「マクベス」「ハムレット」etc…
シェイクスピアの作品を日本で舞台化しても、普通にオール日本人のキャストで「ジュリエット〜」とかやってんだからね。
それを思えば この映画のキャスティングも無くは無いんじゃな〜いのっと。

それらローマ人役のみなさんもさることながら、「平たい顔族」と呼ばれる現代日本人もなかなかのもので。
上戸彩ちゃんの目元なんか、横顔見ればまさに平たいですから。
そんなポイントも忘れちゃいけないよね。

とにかく多くの方が知られている通り、古代ローマの浴場設計技師役の阿部寛が現代の銭湯やお風呂にタイムスリップ。
そこで得たアイデアを古代ローマの浴場に取り入れていくと。

我々からすれば、あるあるネタって程でもないけど ごく普通に利用しているお風呂文化も、こうやって少し視点を変えてみればとても斬新なものに思えたり、とてもありがたみを感じられるような気がします。
そんな ささやかな幸福感を‘目から鱗’とばかりにいちいち解説していく阿部ルシウス。その「おぉこれは…」という語り口が笑えます。
上映中も わたくしを含め、多くの方が声出して笑ってたもんね。

ちなみに 漫画家役の上戸彩が、いきなり目の前に現れた阿部ルシウスを見て「ケンシロウ?」とつぶやいたのが、わたくし的には一番インパクト大きかったです(笑)
とにかく笑えるツボ・要素のとても多い映画だと・・・そんな映画だと・・・思っていたのですが。。。

後半はキチンとした着地点を見い出す為なのか、歴史的背景とそこで起こることを結びつけて ひとつのハッピーエンドに導いていくと。
そこにはもはや笑える要素は皆無。「あぁそうなのか〜」という感じで、気が付けばただのイイ話に。
もっと言うならラストのワンカットも微妙やったし。

映画サイトでは‘見てよかった’という声も多いんだけど、濃いキャスティングと前半の笑いでの高評価って感じで。
確かにおもろかったのは否定しないけど、後半の尻つぼみ感とトータルすると「おしいっ!」って気がしますね。

言うのは簡単かもしれんけど、サクセスストーリー的なものがアカンわけじゃないけど、であれば もっともっと感動を呼ぶヒューマニズムか、あるいはちょっとしたバカバカしさを漂わせてほしかったですね。
あまりに普通すぎた。

映画好きとしてはどうしてもそういう感想になっちゃうんだけど、ライトなデートムービーとしては及第点。
そして壮大なセットや1000人規模のエキストラなどは素直に見応えありましたよ。


もし続編が作られたなら…
なぜかお風呂場にフカフカのマットがあったり、ヌルヌルのローションがあったり。中央の窪んだイスがあったり、女性がカラダを洗ってくれるサービスがあったり…
浴場での欲情。期待したいものです。

Te-Ro.jpg
珍・子大ローマ人
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2012年05月09日

テイク・シェルター

ジェフ・ニコルズ
マイケル・シャノン、ジェシカ・チャステイン、シェー・ウィガム
小さな田舎町で妻子と暮らすカーティスは、たびたび大災害の悪夢に悩まされるようになる。
その恐怖は日ごとにリアルさを増していき、近いうちに地球規模の天災が発生すると思い込んだ彼は、避難用のシェルターを作り始める。
しかし周囲の家族や友人らは、彼の行動に全く理解を示すことはなかった・・・

尋常ではなく巨大なハリケーン。とてつもなく群れを成す黒い鳥たち。そして黄色く粘着質の雨。
度重なる悪夢にうなされる主人公。いつしかそれは単なる悪夢ではなく、ある種の‘予知夢’のように感じていく・・・と。

何やら腕に大ケガを負う夢を見て。うなされて目覚めたら、腕が変な風に体の下敷きになっていて、痺れて全く感覚がなかったとか。
そんなことって、わりとよくありせんか(苦笑)

この映画もそんな感じなのかな〜って見ておりましたが、どうやらカーティスの母親も妄想などに苛まれて、今では施設で暮らしていると。いわゆる心の病を患っている状況。
となると、彼にも同様の症状があっても不思議では無いのかな。

そして 耳の不自由な娘・ハンナを守らんとする夢は見るものの、(良くも悪くも)そこに嫁さんは出てこない。
もしかしたら彼の心に影を与えているのは、じつは嫁さんの存在なのかと考えたり。
そんな風に見ておったんですが。。。

彼自身、これは妄想であることを受け入れつつも、やがて訪れるであろう災いに恐怖する。
不安感と現実。自身の心の中の虚と実が混沌とすることはあっても、ここまで周囲に影響を与えては、やはりそれは病なのかもしれない。

やがて町に嵐の夜が訪れ、家族3人でシェルターに避難。
まるでシェルのように、貝のように心を閉ざすカーティスだが、その扉をふたたび開くことは果たして出来るのか・・・


何だかスティーブン・キングとかシャマラン監督の作品みたいに、謎とか未知なる物と心を融合させたような物語で。
個人的にはこういうの好きなので、結構 引き付けられながら楽しませていただきました。
終わってみれば 何のことは無いシンプルなストーリーとも言えなくもないけれど(苦笑)

ところが その後に訪れるエピローグによって、またちょっと複雑な落とし方になっちゃったような。
仮に彼が正しかったとしても、バカンス地に彼のシェルターは無いわけで。
救いようのない・・・助からない・・・だよね(苦笑)

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テイク・シェーッ
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2012年04月07日

ドライブ

ニコラス・ウィンディング・レフン
ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、アルバート・ブルックス
自動車修理工や映画のカースタントを行ないながら、裏稼業として強盗の逃走を請負うドライバー。そんな男がアパートの隣人である子連れの女性・アイリーンと出会い恋に落ちる。
やがて彼女の夫が服役を終え帰還。しかし彼が刑務所内で作った借金を清算するための犯行を、ドライバーも手伝う事に・・・

ちょっと変わった映画だと。そんな話を事前に聞いておりました。
以下、ちょっとネタバレっぽくなるかも。

冒頭の場面。犯罪に関わることはさておき、自身は依頼者の望むとおりの‘ドライブ’をすると。

そして夜、二人の強盗と思しき男を車に乗せ走り出す。しかしあくまでも目的は 依頼者を逃がす事。逃走劇としての暴走はしない。
警察の無線を傍受しながら、まるで忍びの者のごとく車を操り、パトカーやヘリコプターの追っ手を巻いてしまう。

あの辺りの描写が妙に引き込まれました。
普通の映画なら‘つかみの場面で’一気にスピードをあげて、犯人を遠くへ・・・という展開が待っていそうなのに、そうはしないんだよね。
そういうの好きだわ(笑)

そう、タイトルこそ「ドライブ」(原題も「Dribe」)ですが、カーチェイス・カーアクションの類がメインでは無い。
これはとある男と女のピュアなラブストーリーなんよね。

主演のドライバー役(名前は無い?)ライアン・ゴズリングは某米誌にて「最もセクシーな男トップ10」に選出されるほどの俳優。確かに独特の色気を纏っております。
そしてドライバーが恋に落ちてしまう隣人・アイリーンはキャリー・マリガン。彼女がめちゃくちゃカワイイ。
で この名前見覚えがあるな〜と思ってたら、なんと先日見た「SHAME」のエキセントリックな妹役やったんやね。超ビックリ!!
そうであれば お風呂のシーン、もっとよく見ておいたのに・・・(涙)

正直言ってストーリーの流れには、特筆すべき点はないかも。
でも全編に漂う雰囲気、そしてスローを効果的に用いた映像が素晴らしい。
苦手な人は全くダメかもしれないけど、随所に描かれるバイオレンスシーンもありました。カーアクションよりインパクトありましたね。

特に、ドライバーとアイリーンと殺し屋がエレベーターに乗り合わせた場面が印象的。
ドライバーがアイリーンを後ろ手でかばいつつああなって・・・次の瞬間 ドライバーと殺し屋がこうなっちゃう。ってね。
何か個人的には結構な名シーンだったですよ。とにかく美しかった。

極論だけど、ストーリーよりも男がカッコよく、女がキレイであること。それだけでも見応えがあったかな。
そんなんいうと ひと昔前のアイドルムービーみたいだけど。
でもそれでも納得と言えてしまうぐらい、魅せられた気がします。

ぶっちゃけ万人ウケはしないだろうけど、映画好きな人にはシビレる一本だと思います。
最後にもう一回言おう。キャリー・マリガンがカワイイ!!

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♪ど〜んなもんだいぼ〜く ドライバー
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2012年03月08日

ドラゴン・タトゥーの女

デヴィッド・フィンチャー
ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラ、クリストファー・プラマー
財界汚職事件の告発記事を書きながらも、名誉棄損で敗訴したミカエル。そんな彼のもとに、とある大財閥会長から40年前に起こった親族の娘の失踪事件の真相究明の依頼が舞い込む。
独自の調査を進めるが、手がかりをつかめずにいたミカエルは、会長の弁護士から天才ハッカー・リスベットを紹介される。

日本で2010年に公開された「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」(製作国 スウェーデン デンマーク ドイツ)のハリウッドリメイク版。
監督は「セブン」「ファイト・クラブ」のデヴィッド・フィンチャー。そして主人公のミカエルをダニエル・クレイグが。お、これはナイスなキャスティングだでぇ。

このリメイク版。結構 評判は良いのですが、やはり上映時間も長いし、オリジナル版を見ちゃってるので なかなか積極的にはなれませんでして。リメイク版って微妙なのも多いからね。
しかし!開始早々のオープニングに流れる映像と「移民の歌」のカバーバージョンが超カッコイイ!!
いきなりハートわしづかみされました。これ必見です!!

その どアタマで高まった期待感は本編始まっても落ちることなく。
オリジナル版を見た人はもちろん、未見の人もグイグイ引きこまれてるみたいですね。

そもそもの原作が大ヒットしたミステリー小説なので、ストーリー的にはハズレ無し。
ダニエル・クレイグもミカエルのイメージと、この作品の雰囲気にマッチ。この人が‘ジェームス・ボンド’だと言われても抵抗あるかもだけど(苦笑)
そして このシリーズを象徴する特異なキャラクターであるリスベット。オリジナルを見ていない人は、やはり その存在感に目を奪われたんじゃないでしょうか。

個人的にはリスベットが保護観察員のブタ野郎にレイプされるシーンが 思いのほかあっさりだったなと。前の印象が強すぎるのかな?
その反面、ミカエルとリスベットのベットシーンでモザイクがかかりまして。何やら近ごろはあんなモザイクなんてなかったので、余計にいかがわしく感じちゃったですよ。
逆に普通に見せてくれたほうが自然体で良いような気がしました。マジで。

前半、ミカエルの行動とリスベットの行動を切り替えながら追っていったり、登場人物の多さとなじみの無い名前でゴチャゴチャしてしまいそうだったけど、思いのほか大丈夫だったなぁ。
字幕の上手下手も関わってるのかも知れないけど、この作品はわたくしは すんなりついていけましたよ。

中盤、早いペースで事件が進展していくくだりもあったんですが、まるで小説を1ページづつめくっていくかのような。そんなテンポの良さがありましたですね。
いろいろキツイ描写もあるし、猟奇殺人なんてテーマもありますが、少女失踪の謎解きに リスベットが保護観察員をやり込めるシーンに ミカエルの裁判へのリベンジなど、意外とスッキリする点も絡めてあるのが、観客の満足度の高い要因なのかもしれません。
でも‘異常者’のリスベットがミカエルに対し心を開くようになったのに最後の最後で・・・あそこはちょっと切ないね。

余談ですが、なかなかの名演技をみせてくれるネコちゃんも登場します。ネコ好きにはタマラナくかわいらしい存在。
なのだけど・・・あぁ・・・

なにはともあれ、パート2&3にも期待しちゃうね!!

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ドラえもん・タトゥーの女
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2011年11月12日

電人ザボーガー

井口 昇
板尾創路、古原靖久、山崎真実、柄本 明
1974年に放送された特撮ヒーロー作品のリメイク版。
悪の組織Σ(シグマ)に父を殺された大門豊。大門は秘密警察として その父が作った変形型バイクロボット‘ザボーガー’と共に、Σへの復讐を誓い戦い続ける。

わたくしも子供のころに再放送で見ていました「電人ザボーガー」。それがなぜに現代に光臨してきたかは謎ですね。
しかし その当時を知るものとしては‘そそられる’ものがありますよ。

実際見た人の評価は総じて高めで。ある種の期待はできるかも。
言うても見に来るのはアラフォーからアラフィフ世代のピュアなおっさんたちだけでしょうけど(^-^;)

以前、「仮面ライダー THE FIRST」とか見たときに思ったのは、その造形のかっこよさ。あの頃とはコスチュームの素材や技術も進化しているからね。
当時のザボーガーは幾分‘ロボット ロボット’してたような覚えがあるけど、コチラはスタイルもアクションも見るべきものありました。

そしてバイクからロボットへの変化するシーンを見てたら、これは元祖トランスフォームなんじゃないの?とか思っちゃったけど。

そんなザボーガーと大門が悪と対峙するわけなんですが、これが微妙にイケてない。
いや 作品全体にヒーローモノと やすいコメディの要素が同居。正直 見てて困っちゃったりして。
さらにミスボーグや3人の女性ラガーサイボーグも出てきたりするんだけど、さほど色気を感じない。反応しない(苦笑)
他にも妙なコスチュームやキャラクターが続々登場。

ストーリー的にも第1部(大門の青年期)は まだしも、第2部(板尾さん演じる大門の熟年期)ではもっとその傾向は濃くなりまして。
後半は結構しっちゃかめっちゃかな展開へと入っていきます。

とは言うものの、第1部で大門が正義のというものに葛藤を抱いてしまうあたりは「悪人」にも匹敵する苦悩が描かれていた…ように思いますよ。
いったい何が本当の正義なのかってね。

かっこいい特撮、ややダサイ映像、微妙な登場人物たちに流れる熱い思い。
しかし それらがケンカすることなく散りばめられているので、決して退屈はしなかった。
でも、それ相当の覚悟と世界観を受け止めることができないと見られない代物であることも確か。

いや、こういう作りであるならば、前述のようなおっさんばかりでなく、女性が見ても まんざらじゃないかも。
女性のキャラも出てくるし。

さて、本編終わってのエンドロール。
当時のオリジナル版の映像も映し出されるんですが・・・
なんと、‘妙なコスチュームやキャラクターたち’と思われたヤツらの姿がそこにあるじゃないですか!!

つまり このダサさはオリジナルの世界観を忠実に(現代的に)表現したからこそだったわけなんだ。
まるで種明かしのようなその古い映像を見て、やけに心がスーッとしました。
この映画が高評価を受けている理由がなんとなくわかった気がしたね。

井口監督、この作品で儲かったら今度は現代版の「仮面ライダーアマゾン」とか撮ってくれんかなぁ。
そういった‘不憫(ふびん)な’ヒーローの中にこそ、美しき真実が埋まってるような気がするから。。。

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人参ゴボーガー
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2011年10月15日

ツレがうつになりまして。

佐々部清
宮崎あおい、堺 雅人、大杉 漣、余貴美子
売れない漫画家・晴子の夫・幹男が ある朝「死にたい」と呟く。
その後 病院にて診察を受けたところ、仕事のストレスによる うつ病との診断を受けたことから、晴子は幹男に会社を辞めるように進言。晴れて主夫となった幹男と、夫に寄り添う晴子だったが、次第に家計は逼迫していくことに・・・

『マイペースな妻"ハルさん"と、超マジメな夫"ツレ"に人生の危機!?』
などという言葉がチラシに踊っております。

基本「うつ病」というものに触れたことのある人、また理解のある人は決して多くは無いと思います。正直言ってわたくしも サラリとしか知らないんだけども。
そのささやかな知識の中で見た感想は「何かが欠けてる」と。

実際の うつの症状を目の当たりにした事もないですし、この映画のモデルとなったツレさんの程度もわかりませんが・・・本当にあんな感じなんですかねぇ?
とにかく ずーっと塞ぎこんでしまっていたり、マイナス指向であったりに描かれていまして。
「躁鬱」ではなく ただの「うつ病」なのでそんなもんなんでしょうか。

知識のない中で軽々しくは言えませんが、ちょっと自閉症の症状にも思えなくもなくなくな〜い!?ってね。

それに男性が うつ病となるきっかけに会社での心労があったり通勤電車の苦労があったりはわかりますが、この前半部を見る限り ハルさんの対応にも遠因があるような気がしてねぇ。
非常にデリケートなダンナと 時にエキセントリックにもなりがちな妻のバランス。これもどうかな・・・と思っちゃったんだけど。

テーマがテーマでもありましょうし、映画としては丁寧に作られてはおります。
しかしその分 意外性やドラマ性には乏しいと言わざるを得ないか。

ストーリー展開のリズム感も良いとは言えず、所々で間延びしてしまう場面もありましたし、あとキャスティングも成功してるとは言い難い。
あくまでわたくし個人で受け止めた印象ですがね。

原作はコミックエッセイということらしいので、あまりマジメに物語を追うだけでなく、ちょっと滑稽だったり 笑えるようなエピソードをいくつか放り込んでおかないと、見る側は淡々と見守るだけで キャラクターへの感情移入がしにくくなっちゃうからね。
それは映画として損だと思うわけで。

以下は 超・わたくしごと感想。
今から10年前「ココニイルコト」という作品で堺雅人という俳優を知りました。
これ、ちょっと思い入れのある作品で。

で この作品のとても重要なシーンで、その堺さんが「時々ここにいることが苦しいんだ・・・」といったセリフを語ります。
やはり‘ここにいること’が鍵になってるんだと、密かに思いが反応してしまいました。

TuReUtU.jpg
ツレがウシになりまして。
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2011年09月18日

探偵はBARにいる

橋本一
大泉 洋、松田龍平、小雪、西田敏行
行きつけの札幌・ススキノのバーにいた探偵と相棒の高田は、コンドウキョウコという女からの依頼の電話を受け行動を開始。しかし 何者かに連れ去られ、雪に埋められてしまう。
かろうじて一命は取り留め復讐を試みるのだが、二人はさらに大きな事件へと巻き込まれていく。。。

この映画のチラシに『こんな映画を、待っていた!』なんてコピーが載っているんですが、まさにそんな感じ。
その昔 日本テレビ系で放送されてた「探偵物語」とか「プロハンター」とか‘あの頃’のテイストを思い起こさせる・・・
その世代の人にとっては 堪らない作品だと思います。

ネット上では「こんなものテレビでやればいい」みたいな意見も出てますが、フィルム撮りではなくビデオ撮りが主流となってしまった現在では、この味わいは映画でしか出せないんですよ。

‘あの頃’の一連のドラマは横浜や東京が舞台でしたが、いい意味で猥雑な街 札幌はススキノ。
映像の中の雪の残り具合も、その場の空気感や温度も感じさせるアイテムだと思います。

そのススキノを駆け抜けるのは大泉洋。芝居が上手いのはもちろんですが、元々‘北海道の人’というイメージも持っているので まさにハマリ役。
その相棒となるのが松田龍平。彼の父の演じてきた役柄もあり、見る側の幻想も高まってはいましたが、思いのほか出番は押さえ気味。
あくまで大泉洋が主演で 松田龍平はサポート役。決して この二人のバディムービーというわけではありませんでした。今回は。

始まって間もなく、気味の悪い黒ずくめの男が登場。非常に嫌悪感を抱かせる立居振る舞い。でもどこかで見覚えが・・・それがまさかまさかの高嶋政伸。
これまでのイメージを大きく変え、前髪を垂らしての悪役。これ見事でしたね。
ホテルの姉さんもビックリだし、こんな人からDV受けたらたまったもんじゃないぞ。

物語はいくつもの事件が絡み合い、そのいくつもの流れがやがて一本の線にまとまって行きます。

近ごろの邦画でも そういう作風はみられます。ただ作り込みながらもちょっと欲張りすぎてゴチャっとしたりするんだけど。
この作品は 大きな北海道の中の、小さなススキノで全てが成り立ってるからなのかな。その辺り、一見複雑なようにみえて 意外とスッキリ。

そういった面でも 分かりやすいんじゃないでしょうか。
クールな雰囲気と気の利いたユーモア。地元に根付いた人と人の関係。そして安っぽい色気。
ただし、ちょっとズンとくるバイオレンスな場面もあるけれど。。。

わたくしラストのあのシーンはホントに涙がこぼれてきましたですね。
白いドレスの小雪さんの美しさ。そしてその心の美しさ。
そこにインサートされる探偵の葛藤。「スピードあげてくれぇ」という叫び。
すごく印象に残るシーンでした。

個人的にはホントに大満足の一本。
でも これを‘好き’と言えるのは、やっぱり女性ではなくて男性ばかりのような気もするね。
まぁ 男が見るべき映画で。それでいいのかな。

「次までには車変えようよ」というセリフもあったけど、実際 続編の製作も決まっているとか。
変に欲張らなくていいから、佇まいと空気感で魅せてほしいですね。

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大泉洋は欽ちゃんに似てるよ
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2011年06月18日

特攻野郎Aチーム THE MOVIE

ジョー・カーナハン
リーアム・ニーソン、ブラッドリー・クーパー、クイントン“ランペイジ”ジャクソン、シャルト・コプリー
特殊部隊‘Aチーム’のメンバーは、ゲリラがドル紙幣の偽造原版と大量の偽札を持って逃亡しようとしているという情報を得て作戦を展開。見事に目的を達成するのだが、その裏にはある陰謀が隠されており、捕らえられてしまったAチームの4人は10年間の懲役を言い渡される。

特攻野郎Aチーム(原題:The A-Team)は、1983年から1987年にわたってアメリカで制作・放送されたTVドラマ。
日本(テレビ朝日)では1985年から1988年にかけて毎週土曜日午後3時に放送されていたとのこと。わたくしも名古屋テレビで 同じく土曜日の午後によく見てましたね。

そんなテレビシリーズの作品が23年の時を経て映画化。
確かに面白かったけども、アメリカに於いてもそれだけ愛された作品であったわけだ。

今回DVDでの鑑賞。本当はあるこだわりをもって映画館で見ようと思ってたんだけど・・・
そのこだわりとは、ズバリ‘吹替え版'で見ること。

本来 洋画は字幕版でしか見ないんだけど、こと今作に限っては あのころのテレビシリーズのイメージで吹替え版で見たいと思ってました。
しかし公開時期に忙しかったのと、吹替え版上映のスケジュールが合わず見られないままで。もちろんDVDの吹替え版で見させていただきました。

そんなコチラのこだわりも知ってか知らずか、当然ながらキャストも違うし 吹替えの担当も別の方で。そこは少〜しだけ残念だったかな。
ただしハンニバルの声をあてていた羽佐間道夫さんは別のキャラクターの声で登場したり、テレビ版でのフェイスとクレイジーモンキーがチョイ役で出てたのは嬉しかったですよ(^-^)

このAチームの魅力は、まずはわかりやすい4人のキャラクター。彼らが各々の特異な分野で手腕を発揮して、ハンニバルの考えた作戦を実行していくと。
それが思いも寄らぬ方向へいっちゃったり、コングとモンキーが喧嘩したり。そんなお決まりの展開が楽しかったのよね。
んで「西部警察」じゃないけど、アクションにメカに大バトルみたいなドンパチがたまらなかった。

というところで2010年版・映画版のAチームなんですが、往年のイメージをそれとなく踏襲して製作されてまして、当時を ほんのりと覚えてる人には懐かしく思えるし、そうでない方にも無謀なアクションシーンや裏切りにどんでん返し連発のストーリーは楽しめたんじゃないかな。
多くを求めなければの前提だけど(苦笑)

昔のファンとしても前半の20分間かけて Aチーム結成のいきさつが描かれてたのは興味深かった。あとコングが飛行機嫌いになったわけとかもね。

この手の大味なテイストの作品はいくらでもありますが、それを‘Aチーム’というブランドで包みこむことで、歯ごたえを良くした感じ。
これはこれで素直に楽しめた一本であります。

が、もしも映画版のパートUを作るとなったらちょっとキビシーかもね。。。

A-Team.jpg
とっとこ太郎Aハーム
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2011年05月09日

台北の朝、僕は恋をする

アーヴィン・チェン
ジャック・ヤオ、アンバー・クォ、ジョセフ・チャン、トニー・ヤン
恋人がパリに留学してしまい、寂しい日々を過ごしていたカイは、遠いパリを夢みて、本屋でフランス語の本を読み続けていた。そんなカイの姿が気になリ、声をかけた本屋で働くスージー。
ある日 屋台街でバッタリ出合ったカイとスージーはトラブルに巻き込まれ、夜の台北を逃げ回ることに・・・

カイとその友人のカオ。本屋のスージー。怪しげな不動産屋のオヤジ。オレンジ色のスーツの4人。そして恋人に優しくできない警察の男。

イントロダクションは様々な登場人物がバラバラな物語を展開。それが、突如一本の線でつながって、一気にストーリーが動き出す・・・
かと思いきや、何やらその流れがえらく ゆるい。

密輸、拳銃、拉致、監禁、逃亡。
文字だけ見ると サスペンス・アクション映画と同じキーワードだけど、この作品の中では 何やらその雰囲気がえらく ゆるい。
で、そのゆるさが妙に心地良い(笑)

この心地良さのひとつの要因は、台北という街にあるのかも。
日本とはそんなに差異は無いような街並みの‘絵’もあれば、夜でも明るくて雑然とした独特の屋台街は 一度は行ってみたいと思わせるんだよね。
餃子やら麺やらがやけに美味しそうで(笑)

登場人物もね。悪いヤツもおるんだけど、どこか憎めなかったりしてね。
主人公のカイくんも普通っぽさが良くて。なんとなくオードリー若林みたいな表情にも見えたりして。

そして特筆すべきはヒロイン・スージー役のアンバー・クォちゃんのカワイらしいさですな。
あんな愛くるしいパッチリとした瞳で見つめられたらちょっとやられちゃうよ!!

ちなみにクォちゃんというのは台北で9社とCM契約をして、歌手としても活動するという国民的スターだそうな。
日本でたとえるなら上戸彩ぐらいのタレントさんなんでしょうか。

そんな街と人が織り成すほんの一夜の物語。
ちょっと危険だけど どこか滑稽で。でも結局 何も起こっていないような。
だのに、えらく魅力的な仕上がりになっているのが摩訶不思議(笑)

カオは桃子に思いを伝えられたのか。カイはホントにパリまで行ったのか。
ちょっと気になるトコもあるけれど、間違いないのは スージーとカイの心が触れ合ったこと。
やっぱ特別な夜を過ごすのはいいもんだな。

上映時間85分。
決して長くはないけれど、キラキラとした情景とあたたかさが詰まってます。
何だか見てよかったなと思える一本です。

TAI-PEI.jpg
あ〜本屋で逆ナンされたいっ!(苦笑)
posted by 味噌のカツオ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする