2008年02月13日

チーム・バチスタの栄光

中村義洋
竹内結子、阿部 寛、吉川晃司、池内博之
成功率の低い心臓手術の専門集団「チーム・バチスタ」。驚異的な成功記録を伸ばす彼らが、突如 三例続けて術中死を起こしてしまう。
果たして事故か?殺人か? その真相を探るべく、心療内科医師の田口と厚生労働省の白鳥が調査に乗り出す。

わたくしもウワサは耳にしたことがありますが、原作となった小説の作者は現役の医師。
「このミステリーがすごい」大賞を受賞した、ある意味 専門的な見地からでしか書き得ない作品であります。

原作はわからないのですが、映画としてのテイストは 確かにミステリーとなるんでしょうが、必要以上に固くなりすぎずに、阿部ちゃん独特のコミカルさも相まって、良いテンポの見やすい作品でしたね。
竹内結子は演技も上手いし、キレイだし。何もしていなくても目が奪われるような存在感がありましたね。
看護士役の井川遥もちょっと前までは"視聴率の稼げる癒し系"とかでチヤホヤされていましたが、今や普通ですね(爆)

竹内さんの演じた田口は、原作では男性なんだそうな。
でも原作通り 男性がやっていたとしたら、あまりにも華のないキャスティングになってたでしょうね(苦笑)
この変更は成功やわ。。。

さて、おもしろいかどうかと問われれば「おもしろかった」とは答えますが、ミステリーとしては少々釈然としない部分も。

まぁ●●さんの■■が狭くなってきているとしたら、日常生活に絶対出ますって。周りの人も何かしら気付くでしょ。きっと。
そして真犯人が患者を死に至らしめた方法と、子供が術中死しなかったその理由。
決して真相がわかって「目から鱗」なんて思えなかったね。

原作者が医師であるがゆえに、こういうからくりを思いついたんでしょうが、そんなん素人にはわからんよ。

技術的なトリックとか、人の心の揺れが"キー"になっているならともかく、医学的知識を持ち出すのであれば あれこれ推測するよりも、受身で見守るしかしゃぁないわな。
そういう意味ではちょっとガッカリ。
「そんなん知らんわ」と思うと同時に、ミステリーとはそういうもんか?という思いも。

おもしろいかどうかと問われれば「おもしろかった」とは答えるけどね。。。

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白鳥のユニフォームにはSWANの文字が…
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2008年01月25日

テラビシアにかける橋

ガボア クスポ
ジョシュ ハッチャーソン、アナソフィア ロブ、ロバート パトリック
いじめられっ子で絵を書くのが好きなジェス。そんなジェスの隣家に引っ越してきた転校生のレスリー。
周囲からは"変人"と揶揄されながらも親友となった二人は、森の中に空想の王国・テラビシアを創り上げていく。
いつも一緒にいたジェスとレスリーだったのだが・・・

どんな作品なのか全く知らなかったのですが、縁あって見てまいりました。
ようは試写会が当たったからなんですがね。

この映画のチラシによりますと、製作は「ナルニア国物語」のウォルダン・メディア。特殊効果「ロード・オブ・ザ・リング」のWETAデジタル、と謳っております。
いかにもわたくしの苦手なファンタジック路線な作品のようです。

非常にやるせない現実的な日常と、ひとつの川を越えることで現れる 空想の中の夢の世界。
夢の世界といっても、ジェスとレスリーにとっては"ワクワク"というより 当たり前のように存在してるのが面白かったかな。

そんな日常と空想を行ったり来たりしながらも、後半にはまた厳しい現実がドンとやってきます。この展開は意外やったわ。
そんな時にジェスのオトンが良いこと言うんだけど、それまでがあまりにも偏屈で相成れないオトンだったので、ピンとこなかったなぁ。
極端だったよね。ちょっともったいない。

でもストーリーの最後に出てくる「テラビシアにかける橋」には、なるほどね〜と感嘆。

そんなこんなで ありがちなファンタジーかと思いきや、空想の王国と とてつもない現実が絡み合う、予想以上の良作でしたわ。

さて、この作品の大きなポイントとなったのが レスリー役のアナソフィア・ロブ。
わたくしの見た映画情報紙によると「ナタリー・ポートマン、キーラ・ナイトレイと同系のキュートな美少女」と紹介されてましたが、個人的にはスカーレット・ヨハンソンっぽく思えたんだけど。
何にせよパッと人目を引くような華のある娘さんだわ。今後も楽しみです。

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クラミジアがかゆいワシ
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2008年01月03日

ダーウィン・アワード

フィン タイラー
ジョセフ ファインズ、ウィノナ ライダー、ジュリエット ルイス
サンフランシスコ市警のプロファイラーだったマイケルは、犯人を取り逃がして辞職に追い込まれる。
そんなマイケルがプロファイラーの能力を保険会社に売り込み、保険金支払いに関する調査員となる。

ダーウィン賞(ダーウィン・アワード)とは、おバカな原因で死に至った者に対し、そのおバカ遺伝子を絶つことにより 人類に貢献したとして贈られる賞だそうです。
実在するそうです(笑)
あたしゃそれだけでも有意義であり、スゴイなと思うわけです。

この作品では 元プロファイラーである主人公が保険調査員として、謎の死や事故をプロファイリングしておバカ度を実証し、保険金支払いの節約をしようというもの。

さすがに ここに登場する事件が、実際に起こったダーウィン・アワードのケースではないとは思いますが(?)しょうもないアホさ加減で楽しかったですよ。
ただ「ミイラ取りがミイラに」じゃないけど、そんな事件を追いかけていくうちに、このアホさが愛おしくなっていくんよね。あぁ危険だ(笑)

さてこのストーリー。ただのアホ探しの旅というだけでなく、ちゃんとした事件に関わっている部分もあります。
そして マイケルには血を見ると失神してしまうというどうしようもない弱みがあります。
さらに そのマイケルの行動をドキュメンタリー制作として、謎の学生がずーっとカメラで追いかけております。
あとメタリカもカメオ出演してます。

アレやコレやと微妙な要素がスパイスとなって、なかなか面白くまとまってましたわ。
いや〜ホントに微妙だったけど・・・(爆)

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OH MY DARWIN!
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2007年10月04日

題名のない子守唄

ジュゼッペ トルナトーレ
クセニア ラボパルト、クラウディア ジェリーニ、アンヘラ モリーナ
北イタリアのトリエステにに降り立ったイレーナ。とある共同住宅の清掃員、そしてその共同住宅のアダケル家の家政婦として働き始める。
どこか陰のあるイレーナ。彼女には誰にも明かせない悲しい過去があった。

イタリアのアカデミー賞と言われる映画祭で、5部門(作品・監督・主演女優・音楽・脚本)を受賞した作品です。
監督は「ニュー シネマ パラダイス」や「海の上のピアニスト」などでもおなじみのトルナトーレ。

基本のスタンスはサスペンスということになっておりますが、実際は 謎解きとしてのサスペンスの要素よりもヒューマニズムのほうが大きな命題なのかな?と思えます。

予備知識なく見ても、グイグイと作品の世界に引き込まれていきます。
とは言いつつも、『この映画には ある秘密があります』ということなので、ネタバレしてしまっては元も子もないのでアレコレ書けないのが辛いところ(苦笑)

とにかくどんなに異質な運命に翻弄されようと、母親が実の子を思う気持ちは偉大だな〜ということでしょうか。
まぁ子供はひとりだけじゃないはずなんだけどね。。。

それはさておき、後半はその秘密とやらにうならされ、さらにラストシーンでもホロリとさせられるような、そんな感じです。
心にキューンとくる 良作でありました。


ただ…音楽会でもあるまいし「題名のない子守唄」という邦題はちょっとアレかな?
この邦題のせいで損しちゃってる気もします。

原題の「La Sconosciuta」は直訳では「知らない女」となるらしいです。
う〜ん、そっちのがしっくりくるかなぁ・・・

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あぁ勘違い・・・
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2007年06月06日

大日本人

松本人志
松本人志、UA、竹内 力、神木隆之介
日本に度々現れる巨大な"獣(じゅう)"を退治する大佐藤の六代目を追ったドキュメンタリー(?)

謎のベールに包まれたこの作品。松本さんの考えるひとつのヒーロー像とは言われておりましたが・・・

日本に現れる巨大な"獣"に対し、防衛庁の命を受けて 自らが巨大化してそれらと戦う大佐藤。
大佐藤と獣たちが闘うCGは、ゲームとかビデオクリップみたいのにはあったけど、"映画的には"ありそうでなかった映像でしたね。ちょいとキモいけど。

その戦うシーン。東京はモチロンですが、三河の某所を経由して、名古屋の栄でのシーンもあります。
名古屋市民のわたくしとしては、ある意味ご当地ムービー。とにかく名古屋でたいへんなことが行われております。必見!

作品の中では その大佐藤の戦いがTV中継され、視聴率によって その存在が左右されたり、大佐藤であるが故に プライベートにも支障をきたしたり。
それはそれで(今現在の)等身大の自分であり、タレントである部分の日常と重ねているのかもしれませんな。
そして視聴率に振り回されながら、無理矢理 苦手な獣と戦わされちゃったり・・・

映画的には 前半の長回しのカメラワークや 奇抜な設定と結構面白かったですよ。

でね、映画にはサプライズやどんでん返しがあって「はっ」とさせられたりするもんですが、この「大日本人」もラストで驚かされる展開があります。
それは・・・

じつはこの作品、映画かと思いきや じつはコントだったのです(苦笑)

とにかく 映画として見たら、この終わりかたは「えぇっ!?」となりますが、コントとして見たら「こんなんもアリかな」と。。。
でも2時間は長いけど(爆)

結論。映画として すごくいいとこいってた(四代目が出てくるとこは素晴らしかった)のに、最後の最後でコントに逃げてしまったような印象。もったいないなぁ〜。
ちゃんと大佐藤の行く末を掲示してほしかったなぁ。

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マツモトヒトシ
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2007年04月29日

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

松岡錠司
オダギリ ジョー、樹木希林、内田也哉子、小林 薫
オトンとは別居しながらも、九州で暮らしていたボクとオカン。
東京の大学に進学し堕落した生活をしていたボクの元に、オカンが癌の手術を受けたとの連絡が入る。
やがて仕事の安定してきたボクはオカンを東京を上京させて共に暮らし始める。

リリー フランキーさんの大ベストセラーの映画化。TVドラマ化されたのも記憶に新しいところ。
しかし、わたくし 原作もドラマも見ていません。
なんかつかみ所のないというか・・・

たいがいの世に出ている作品って、なんとなくどういうお話なのかわかるんですが、これだけはイマイチ"ピン!"とこなかったんですね。
今回 こうやって見て思ったのは、確かにキャッチーなイメージには乏しいもんでしたね。

ぶっちゃけストーリー展開としても、大きな事件は起こりません。
見てる人も 最終的にはどうなるのかわかっています。
そんな当たり前のような状況下でも、これだけ人を感動させるというのは、それはそれでいろんな要素があるわけでね。

その要素のひとつに時代背景があげられますかな。
「ALWAYS 三丁目の夕日」や「フラガール」にも合い通じるものがあるんですが、誰もがノスタルジーを感じられる「昭和」のテイストが散りばめられております。懐かしい時代背景です。

でも それ以上に素晴らしかったのがキャストですよ。

一番スゴかったのは やっぱ樹木希林さん。
時間の経過と共に見事に老けていくオカン。特に病気が進行してから やつれていく様まではなんともリアリティがありました。
抗ガン剤 で苦しむ姿は 樹木さん、女優として鬼気迫るもの感じました。

さらに 若き日のオカンである内田也哉子は樹木希林の実の娘なだけに文句ナシや(笑)
その内田也哉子に関しては、演技自体がほぼ初というんだから大したもんですよ。

もちろん、"ボク"こと オダギリ ジョーもいい雰囲気を出してました。
そして 松たか子さんのやわらかい存在感が、あの場にハマってましたね。わたくしのイメージでは、松たか子 = 春のあたたかさですから。

最初にも書いたけど「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」と聞いても、どんな内容なのか さっぱり想像できなかったけど、見終わった今では、このタイトルが全てだと(苦笑)

やぁ〜なんだか不思議と 人を引き付けるような、人と人とのあたたかさに満ちた作品でしたね。

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くもり 時々、オトン
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2007年03月25日

デジャヴ

トニー スコット
デンゼル ワシントン、ヴァル キルマー、ジム カヴィーゼル
多くの犠牲者を出したフェリーの爆破事件が発生。捜査官のダグはひとりの女性の遺体を見た瞬間「彼女を知っている」というデジャブに襲われる。
ダグは政府が開発した"4日と6時間前"を見ることができるマシンを使い、この女性の過去を監視をはじめる。

映画の冒頭で起こるフェリーの爆破シーン。日本映画では考えられないような ド迫力の映像になっております。
その迫力も相まって、事件の重さ 犯人への悪感情も高まるのですが・・・

ここで登場するのが、なんと"4日と6時間前"の映像を見られるという特殊な映像装置。
「衛星で記録したデータを元に どんな角度からでも、屋内でも映像を再現できる」・・・なんて、そんなことできるわけないやろ!
と 思わせつつも、「早送りや巻戻しはできない」なんて程ほどに都合のいい設定。
しかも、現在から"4日と6時間前"の場面まで物質をワープさせることもできちゃったり。。。

先の「アンフェア」や「ナイト ミュージアム」でもそうでしたが、あまりに非現実的 & 製作者側に都合のいい設定で ちょっと興醒めな印象。

と、ところが 気が付けば知らないうちに 作品の世界観に入ってる自分がおりました。
この装置の前では"4日と6時間前"に起きたむごい事件の映像を見ながらも、止める事ができないというもどかしさ。これがポイントでしたねぇ。

なんとかして事件を防げないのか?
防ごうとしているものの、変わっていない現実。
そして訪れるラストシーンではちょっと泣けるような結末が用意されています。

中盤までは、ちょいと難しい理屈も出てきたりで、かなり着いていけなかったのですが、終わってみれば相当な見応えのあるアクション・サスペンス映画でしたわ。
映画としての満足度は結構高いですよ!

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デヴジャナイヨ
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2007年01月28日

デート ウィズ ドリュー

ブライアン ハーズリンガー、ジョン ガン、ブレット ウィン
お金も仕事も恋人もない男 ブライアンが、ゲームで獲得した賞金1,100ドルを元手に、30日以内に憧れの“ドリュー・バリモア”とデートをするという目標を掲げる。
わずかなコネや人脈を駆使して行動を起こすが、はたして彼はドリューとのデートを実現させる事ができるのか?

主人公のブライアンは27歳。「E.T.」に出演したドリューを見てひとめ惚れ。10歳の時にファンクラブに入ったほどのドリューのファンであったんです。
そんな彼が出演したクイズ番組の答えが「ドリュー・バリモア」だったと。
それで獲得した賞金1,100ドル(13万円ぐらいか?)を生活費としたらそれまでだが、どうせなら〜と思い立ったのがドリューとのデートだったんですね。

このドキュメントが撮影されたのは2003年。「チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル」が公開された年です。
デート実現の決め手に欠く中で向かえた「チャーリーズ・エンジェル」のプレミア、そしていかにもアメリカらしいメディアを通じて運命が動き始めるのだが、残り日数が…

裁判の映画では有罪か無罪かが結論となるように、このオハナシも 憧れのドリューとのデートが実現するのか否かが大きなポイントであります。
そこんところを書けないのでアレですが、全部が終わった状況ではビデオカメラいらんやん・・・なんてね(苦笑)

ブライアンは元々ポジティブにパワフルに動ける人間。だからこそ小さなチャンスを広げていく事ができたんでしょうな。
また、惜しみなく協力をしてくれた仲間たちの存在も大きいね。
そして何より、夢を実現するんだと信じる事。そういう姿勢の大切さを教えられたような。
モチベーションが「デートしたい」ってことだけど、誰だって 憧れの人に近づきたい気持ちは否定できないわな。そのドリュー自身もかつてはそうだった?らしいし。

結果的に 意外とさわやかなドキュメントに仕上がっていたと思います!

「チャーリーズ・エンジェル」よりもこっちのが面白いのでは…なんてことはよぅ言いませんがね。。。

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ドリュー バリソバ…(謝)
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2006年12月01日

トゥモロー・ワールド

アルフォンソ キュアロン
クライヴ オーウェン、ジュリアン ムーア、マイケル ケイン
舞台は2027年。原因こそ特定はできないが、人類は18年もの間 子供が誕生していなかった。
未来を託す事の出来ない世界は荒れ果て、テロや不法入国が横行していた。
そんな中、官僚のセオは奇跡的に妊娠した女性と出会う。

ぶっちゃけ予想以上にスゴい作品でした。ぜひ多くの人に見て欲しい!
近未来、子供の生まれなくなった世界で、奇跡的に子供を授かった女性。そしてその子供を 実在する確証の無い人権団体の手に委ねようと主人公は走るわけですわ。
子供が生まれない世界。確かに今の日本でも少子化問題の懸念があります。
そのひずみというべきか、年金問題なんかも危惧されています。
今ですらそういう感覚があるけども、この作品では18年に渡り子供が誕生していないという。なるほど、それで50年もしたら人類は・・・
そうやって考えれば子供の尊さや 命の誕生が平和へとつながっていくことがひしひしと伝わってきました。
作品中の赤ちゃんの泣き声や、エンディングの子供たちの笑い声がじつに象徴的でもありました。

さて、この作品を語る上ではずせないのが その映像技術。作品の重要なポイントとなるシーンを長回しのノーカットで見せております。
序盤のピンポン玉を口で受け止めたりする 一連の車中のシーン。
逃げ込んだ部屋で子供を出産するシーン。
後半の銃撃の中逃げ惑うシーン。
これらは圧巻です!

それぞれ説明すると長くなるけど、開いた股の間から子供の頭が見えて、本当に赤ちゃんが出てきて 始めぐったりしてたのが その赤ちゃんが泣きはじめるという。
やぁ120億円もの制作費を使えば、こういう映像を人工的に作ることができるんだなと。

ストーリーラインとしては やや弱めな感もあったけど、未来へ向けてのメッセージ性も感じられたし、その映像としては もはや理解不能な完成度でした。
いろんな意味でオススメしたい一本です。

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とぅもろこしは…関係ない(苦しいね)
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2006年11月15日

DEATH NOTE the Last name

金子修介
藤原竜也、松山ケンイチ、戸田恵梨香、鹿賀丈史
自分の理想の世界を作るため、犯罪者や容疑者をデスノートによって葬っていく「キラ」こと夜神月(ヤガミライト)。
この事態を‘連続殺人事件’と位置付けた警察の捜査に、協力者として加わった「L」こと竜崎。
お互いを牽制しあいながら頭脳戦を展開するふたり。
さらに第2、第3の「キラ」の動きや 死神の存在を絡めながらクライマックスへと向かっていく。

「週刊少年ジャンプ」掲載の原作はわたくし全く読んだことはありません。でも一作目は見てます。
そのうえでの率直な感想は、一作目同様 オハナシとして予想以上に面白かったですよ。

ただし、基本的に一作目ありきの今作品。一作目を見た人だけがターゲットなつくりではありましたね。
その前提でもあるので、日本テレビも公開から4ヶ月で一作目をテレビ放映という異例の展開をしたんでしょう。
いろいろ見てると、TVでやった"前編"を見てこの"後半"が見たくなったという声も多いようです。
その結果、好調にヒットしておるようです。

先にも書きましたが、オハナシとしては非常に面白いです。
でも、いかにもコミック的なテイストも多くて 確かに今どきの若者にはウケますわな。

このストーリーの設定では、名前を書き込むだけで"簡単に"人を殺す事ができるんですよ。
で、現実の世界では、どいつもコイツも"簡単に"自ら命を絶ったりしとるんですよ。
どっちにせよどうかしてるわ。

所詮コミックベースの娯楽作品なので、そこまで命の大切さを訴える事も必要ないんでしょうが。。。
わずかばかりでも、そういう部分を真剣に意識してくれる人がいると良いですね。

アカン、積極クサくなった。

映画としてシビアに見て、「L」の推論は実際のところ、後追いの説明だけなので 基本的に天才という印象は希薄やね。
「キラ」こと夜神月の作戦は確かによく考えられています。が、目からウロコという域には達していないかな。ひねりすぎずにもう一段階シンプルにした方が…いや、それは天才気取りの夜神月のプライドが許さんか。
結果的に必要以上の驚きよりも、2時間強の枠の中にとことん詰め込んだストーリー展開を追うだけになっちゃったかな。
連続TVドラマなら、一つひとつのエピソードをもっとじっくり掘り下げる事ができて面白いと思いました。

藤原竜也の演技が評判が良いようです。
それ自体は否定しませんが、わたくし的な印象は ひとり熱すぎて この作品の中では浮いて見えたかな。
一方の「L」役の松山ケンイチは他の作品で見た印象がないので、前後編を通じて いい意味でインパクトを残す演技でした。
キャンパス内でのシーンはいい感じで浮いてましたよ!

浮くと言えば、片瀬那奈のきれいな足を強調するシーンは浮いてたね(笑)

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黒と白のコントラストにも注目
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2006年11月11日

手紙

生野慈朗
山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカ
弟を思うがあまりに罪を犯してしまい、刑務所に服役中の兄・剛志。
お笑い芸人としての夢を持ちながら、細々と暮らしていた弟・直貴。
互いの存在を頼りに手紙のやりとりを続けていたが、兄の犯罪暦が 直貴の人生を狂わせることに。

「怒ってるだろうな〜」と思いながら会った相手がニコニコしてたら 余計に怖いなんてことありませんか?
それと同じように この映画では、感傷的な設定でありながら、主人公がお笑い芸人をやっているという。
そんな相反する感情の象徴を据えることにより、その感情をより際立たせたような手法だと、分析したりして。
その結果・・・

泣きましたわ。「パッチギ」以来 メチャ泣かされましたわ。
そういえば「パッチギ」にも沢尻エリカ出てたなぁ。でも沢尻エリカに泣かされたわけではありません。
作り手側が意図的に泣かせようとする映画も多い昨今ですが、あたしゃそう簡単には泣きませんし。
この作品でも中盤から泣かせるポイントがいくつもあるんですよ。でも、あたしゃそう簡単には泣きませんし。
ところが、ラストのところで どうにも感情を揺さぶられるシーンが出てきちゃいました。
あぁ思い出しただけでも涙目になるわ。

これから見ようという方がおられれるとネタバレになってしまってもいけないので詳しくは書けませんが。。。
例えるなら、ミュージシャンが「君の為に作った曲だよ」といって素敵なラブソングを歌っちゃったりしたら、彼女はイチコロですわ。そりゃ卑怯ってなもんですわ。
それと同じようなシュチュエーションです(爆)

「泣ける映画 = 良い映画」と言い切ってしまうのも安っぽいですが、この作品は映画として、エンターテインメントとして 良くできていたと思いますよ。
結構 オススメです!

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メールぢゃ ちょっと味気ないかな?
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2006年11月03日

父親たちの星条旗

クリント イーストウッド
ライアン フィリップ、ジェシー ブラッドフォート、アダム ビーチ
太平洋戦争の末期、硫黄島に上陸した米兵らが星条旗を掲げた写真が公開された。
この写真に写っていた6人のうち無事に生還した3人は"英雄"と讃えられ、戦争の軍資金となる国債をPRするために全米を回る事に。
そんな彼らの心情はどんなものだったのか・・・

監督のクリント イーストウッドはこの硫黄島での戦いをテーマとして、アメリカからの視点と日本からの視点の2つの作品を制作することを決めました。
ひとつの事象でも立ち位置を変える事によって見えてくるものが異なってくるものです。

先の2つの作品と聞いて思ったのは、そのコントラストを味わう為に"2部作"という形式にしたのだと思いました。
が、実際は硫黄島の戦いを挟んでの「アメリカ側のサイドストーリー」と「日本人のエピソード」というまったく別の2作品のようですね。
"2部作"というよりもある戦争にまつわる2つの別の映画なんですわ。

この2つは「デス ノート」みたいな続きモノでもないし、リンクする部分がないんですね。
どうせやったらどこかでキャストのカメオ出演とか、何かつながりを持たせないと"2部作"とする意義が薄まる気がしちゃいます。

さて、ざっくりした感想としては、わたくし的には イマイチ作品に感情移入ができませんでしたわ。アメリカ側のお話というのは別にいいんですが・・・
こういう言い方をしちゃうと元も子もないのですが、一番は名前の知った役者さんが出ていないという点が原因なのかなぁ。
それでなくてもみんな同じ軍服を着てるし、みんな同じような顔に見えてきちゃうし。
とにかく淡々と目の前のストーリーが展開されるだけで、気持ちを揺さぶられるほど作品の中には入っていけませんでしたわ。

以前「ミリオンダラー ベイビー」の時にも書きました。古くは「マディソン郡の橋」を見たときもそうでした。
いずれの作品も評価は高いんだけど、どうもあたしゃイーストウッド監督の表現方法とは合わないみたいやね。

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ピン!と立ってこその星条旗
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2006年07月31日

時をかける少女

細田守
(声)仲里依紗、石田卓也、板倉光隆、原沙知絵
高校生の真琴は偶然にも時間を飛び越えるタイムリープ能力をもってしまう。
その力を利して、都合の悪い事はやり直し、好きなことなら何度でも…と 楽しい日々を過ごしていた。
が、その能力を使っていくうちに、大切な仲間たちとの関係や運命も次第に変わっていく事になる。

「時をかける少女」といえば、原田知世さんがすぐに思い浮かぶんですが、ぶっちゃけ内容とかストーリーをよく知らない事実に気がつきました(苦笑)
ちなみにその当時 わたくしは中学1年でした。

さてこの映画、女子高生がタイムリープしてしまうという設定事体は同じですが、基本的には新しく作られたオリジナルのアニメ作品です。
登場人物の中に20年前にタイムリープしたことがあるという女性も出てきます。この人こそ芳山和子という、原田知世さんが演じた以前の主人公だったりします。

今回主人公の真琴は喜怒哀楽のハッキリした今どきな子。タイムリープを使って カラオケを何時間もしてみたり、わざわざ2日前に戻って晩ごはんの鉄板焼きを食べに行ったりして なかなか笑えます。
あとタイムリープする度にゴロゴロ転がっていったり 何かに頭ぶつけたり。そんなとこも結構 滑稽だったりして(笑)

もちろん 後半はそれだけに終わらず、いつも一緒にいる男友達の恋の手助けなんかもしたりして。
しかし そうこうしてるうちに変わっていく運命や、自分の本当の気持ちにゆれながら・・・という。
ラストはちょっと切なくも前向きな雰囲気。エンディングの曲がさらに余韻を包んでくれます。

最近のアニメ作品では(洋画・邦画問わず)有名な俳優さんがアフレコを担当したりしていますが、この作品は特にそういう作りではありません。
ましてやオタク系好みな、いかにもアニメ声優って人が中心でもありません。
大半が さほどキャリアの無い若手の役者さんが中心。でも みんな表現力が実に豊か!
おかげで映像の中の登場人物がイキイキしております。とりわけ 主人公・真琴役の仲里依紗は素晴らしかったですよ!

作品の趣きとしては「ウォーターボーイズ」や「スゥイングガールズ」とかみたいに、前半はおバカな登場人物達の中へ観客をどんどん感情移入させて、後半で一気にドラマがあって気持ちを持っていかれるような。そんな感じ。
まさにこれも そんなパターン。もちろんそのドラマが中途半端やったら決して面白くはないわけでして。
でもこれは予想以上にシッカリと見ごたえのある作品でした。オススメですよ!
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2006年06月23日

DEATH NOTE 前編

金子修介
藤原竜也、松山ケンイチ、香椎由宇、加賀丈史
そこに名前を書かれたものは死に至るという デスノートを手にした夜神月(ヤガミライト)。
彼の理想とする平和な世界を作るため、犯罪者や容疑者をデスノートによって葬っていく。
やがて その存在感は「キラ」と呼ばれ世間の支持を受けるようになる。
次々と起こるこの事態を‘連続殺人事件’として捜査する警察に「L」と名乗る謎の人物が協力者として現れる。

「週刊少年ジャンプ」掲載の原作はわたくし全く読んだことはありません。すなわち作品への思い入れの無い状況で見てきました。
そのうえでの率直な感想は、オハナシとして予想以上に面白かったですよ。
原作を知らないので、展開も登場キャラも映画だけの手応えですが、端々から垣間見えるテイストが いかにもコミック的で良かったです。

実際に犯罪者・容疑者を排除することの是非は 人それぞれで見解は違いましょう。でもマンガだから成せる設定の妙もありますわな。
しかし徐々に キラが保身の為にデスノートを使っていくとなると、また見方も変わっていくわけで。
そして そのキラと似て非なるLの存在も良いです。
どちらも‘陰’のイメージを持ちながら‘英雄’にもなりえる。なんだかキカイダーの敵役であるハカイダーがよぎります(わたくしだけか!?)。

ストーリーラインはそれなりに楽しめたけど、出演者はちょっとアレでして・・・
藤原竜也の演技は役にマッチしてました。でも(この作品だけでなく)見ていてムカつくのは何故だろう(わたくしだけか!?)。
そしてその恋人役の詩織(香椎由宇)がパッとしなかったなぁ。もっとキレイな人だったら撃たれるシーンは もっとドキドキできたハズなのに・・・
でもエンドロールで明らかになる 死神・リュークの正体(声)はちょっと意外でしたね。

もぅひとつ残念なのは ラストシーンがハッキリと「to be continued」になってたことかな。
はじめから 前編・後編にわけてあるけど、「ロード オブ ザ リング」みたいに続くんだけどこれ一本でも完結しつつ、後に続く作りにしてほしかったですわ。

後編は11月に公開予定。それまでデスノートにわたくしの名前を書かないでくださいよ(-_- )
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2006年06月22日

タイヨウのうた

小泉徳宏
YUI、塚本高史、麻木久仁子、岸谷五朗
昼間に寝て、夜になるとギターを抱え 駅前で歌う16歳の薫。
彼女は治療法も寿命も 医師ですらわかりえない、XP色素性乾皮症という奇病を患っていた。
そんな彼女が、いつも部屋から見ていた一人の高校生に恋をして、生きる希望を取り戻していく。

XP色素性乾皮症とは、太陽の光を浴びると死に至ってしまうという奇病なんです。
実はデビュー間もないブラッド ピット主演の「リック」('88)という作品でも同様の病気がテーマとなっております。
でも、ドキュメントやニュースなどではこの病気については見たことがないので、実際のこの病気の現状については 残念ながらわかりません。
それもあって、素直に1本の作品として見ての感想です。

わたくし的には厳しい評価ですな。
最も致命的だったのは、主役の2人の出来。
映像として彼女が美しく、彼氏がカッコよく映っていたらまだ良かったんだけど、パッとしなかったねぇ。
別に美男・美女でなくても、そう見せる役者さんや 撮り方もあるのに。残念でしたわ。
特に、ラストでのひまわりの中の薫は・・・一番キレイに撮らなきゃイケナイところでアレはキツかった(苦笑) 夏の砂浜で顔から下を埋められちゃったみたい。
基本的に演技も稚拙。主役の2人以外の出演者も 全員だいこん。
唯一 岸谷五朗さんの存在感は光ってましたけどね。

オハナシ的にもシラけさせるような演出が。
キーポイントとなる初デートで、「(日が昇る前に)帰らなきゃ」と闇夜の中駆け出す薫。白みはじめる中をよろめきながら走る薫。すぐ後ろにあったはずのバイクでやっと追いつく孝治。
二人にとって大事なシーンであるのに、こんなご都合主義な演出されたら 全くもって感情移入ができませんわ。
その後もすんなりと受け入れられない設定がいくつか。
薫が車を運転中の父に対して「私の目を見て言ってよ」というのは非常識だな。運転中だっちゅうに!

テーマが良いだけに、上手に作れば良質の感動作になったことでしょう。
しかしまぁ 監督さんが長編映画は初めてみたいで、なんとも荒っぽいというか雑というか。もったいないなぁ。。。
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2006年05月21日

ダ・ヴィンチ コード

ロン ハワード
トム ハンクス、オドレィ トトゥ、イアン マッケラン、ジャン レノ
ルーブル美術館の館長が殺された。その事件の捜査協力者として現場に連れられた大学教授のロバート。そして館長の孫でもある司法警察のソフィー。
二人が解き明かしていく館長の残したダイイングメッセージには、ある重大な秘密が隠されていた。

ネタバレ的なハナシもありますので・・・
まさに今年 上半期の最大の話題作。観客も大入りで大盛況。。。
とはいうものの、これまでの煽りは「ダ・ヴィンチの名画の中に隠された秘密とは!?」というだけで、具体的にはどんな作品なのかは伏せに伏せられてきました(原作を読んだ人以外にはね)
さらに5月20日、全世界同時公開というカタチでその最注目の秘密というのは秘密のまま。何がどう話題作なのか、全くわからんかったとですわ。
しかし、公開直前に行われたプレヴューの後に伝わってきた批評というのは、じつに惨憺たるものでしたね(爆)

結局その秘密というのは イエス・キリストにまつわるもの。
こう見えてもわたくし、歴史も宗教もそれなりに疎いのでアレなんですが、ようは 主であるはずのキリストが「人」として人間の女性と関係をもって子供をもうけていたと。つまりキリストは人間だったと。
さらに(存在してはならないはずの)末裔が現代にも存在するという。
そういった事柄に対する秘密がダ・ヴィンチの作品に隠されているということなんですな(あってるのかな?)
日本で言っちゃうと天皇は神ではなく いち人間だったというようなことなのかな(あってるのかな?)

話がそれましたが、そんな主であるキリストの存在を揺るがすテーマだけあって、キリスト教徒からは「上映を中止せよ」という動きがあったり、映画界からは「作品として駄作だ」と、相当なバッシングが発せられました。

前フリが長くなりましたが、わたくしの感想。
正直、宗教的な背景がわからなかったり、キーワードとなる言葉の微妙なニュアンスが(日本人には)伝わりにくかったり。
んでご都合主義のような展開や推理など、突っ込めばそれなりにね・・・
普通の映画やったら、秘密が明らかになるまでの過程で 派手なアクションシーンが見せ場だったりするんですが、この作品の見せ場は「うんちく合戦」といわれております(苦笑)
原作を読んで、流れを理解して、さらに「字幕」ではなく「吹替え」で見たならそれなりに良い作品だと思いますよ。
とにかくやたら会話が多くて、重要なセリフを逃がさない為にも必死に字幕を追っていたら、そんなに退屈しない2時間半でありました。

役者さんや美術的には見るべき点もありますし、もし これだけ前宣伝が過剰でなかったなら・・・面白かったと感じられたかもしれないかな。

映画のラストに「この作品はフィクションで 実際の人物や団体とは関係ありません」というような注釈が出てきたのは・・・今さらそんな と(笑)
posted by 味噌のカツオ at 02:55| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月30日

小さき勇者たち ガメラ

田崎竜太
富岡 涼・夏帆・津田寛治・寺島 進
透が見つけた卵から亀が誕生した。「トト」と名づけられたその亀は急成長を続ける。
そんな時、突如 巨大生物ジータスが出現。人々が危機に陥るところ、ジータスに向かっていったのは、さらに巨大化したトトだった。

ガメラ誕生から40周年なんだそうな。
怪獣映画の王道と言えば、もちろん東宝製作のゴジラですわ。それに対抗して大映が製作したのがガメラなんですな。
それにしても大映さんは「ドジでノロマ」と揶揄されるような亀(大映テレビより)を、凶暴な怪獣のモデルにしたのやら?

平成の時代になり、ゴジラ映画が商業ベースな作風になりはじめたころ、一気に怪獣ファンの気持ちを引き付けたのが平成ガメラでした。
そんな平成ガメラのラストから6年。新たな感覚で突如甦ったのが今回の「小さき勇者たち ガメラ」です。

ホントは別の劇場で見る予定が、時間の関係で名古屋駅の劇場で見ることに。ところが これが大正解!
この映画の舞台は前半は伊勢志摩、そして後半は名古屋でして、まさにご当地ムービーだったんです。ただし「ボンベイtoナゴヤ」には負けるけど。
大名古屋ビルヂングの屋上で怪獣が人を襲ったり、JRタワーズ(オフィスタワー)の40階辺りにガメラが突き刺さったり。
それ以外でも、普段 自転車で通りかかるような街中が瓦礫だらけになってたり。おもしろかったです。
もちろん、見終わってから本物のJRタワーズが無事なのを確認しましたよ(笑)

怪獣映画では、その怪獣のビジュアルも注目のポイントなんですが、今回のガメラは驚くほどかわいらしい。ガメラというよりも、甲羅を背負ったミニラでした。
敵のジータスがまた悪そうな顔してまして、例えるなら劇画vs癒し系。ケンシロウvsドラえもんなものが。。。
それはそれで違和感だったけど、今回のメインのテーマとなる「少年とガメラの友情物語」を表現するにあたっては、このビジュアルだからこそ伝わりやすかったとも思います。その点ではかわいいガメラもアリなのかな。

ガメラのお守りである‘赤い石’を幼い子供たちがリレーしていくシーンがあるんです。純真な子供たちが名古屋の街を走っている姿は良いんですが、何か子供を使った美談狙いのような。
が、実はヒロインの娘が心臓が弱くて手術をしたばかりという設定があるんです。
それをバックに考えると、まるで ドナーから授かった臓器を一刻も早く患者に届けなくては・・・という移植手術を彷彿としてしまいまして。
そんな風に考えて見てたら、なんかじんわりと心にきちゃいましたね。

ラストシーンで少年とガメラの別れがあります。
それまでずっと「トト」と呼んでいた彼が、最後に「ガメラ」と呼ぶことで微妙な成長を感じとるといったとこでしょうか。
まぁそこは映画として弱いといっちゃ〜そうなんですが、トータルとしては予想以上に良い作品だったですよ。

余談ですが、場内は子供5%。大人95%の来客でした。しかも わたくしより年上そうな方が多かったとですよ。
作りとしては「少年とガメラの友情物語」なんですが、「ガメラ」というキャラクターに期待してるのは大人たちなんだね。
posted by 味噌のカツオ at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月01日

大統領のカウントダウン

エヴゲニー ラヴレンティエフ
アレクセイ マカロフ・ルイーズ ロンバード・ジョン エイモス
イスラム過激派・アンサールアラーとチェチェン軍によってサーカス小屋が占拠された。多数の子供を含む観客を人質に取った彼らの真の狙いは、ローマで行われるサミットであった。
世界的な被害をもたらす量のプルトニウムを積んだ貨物機がローマへ近づいていく。果たしてこの事態を終息させる術はあるのだろうか?

常にテロの恐怖があったり、実際に劇場や学校の占拠事件があったり。そんなロシアで 軍の支援を得て本物の軍事機材を使用し、ロシア史上最高の制作費を投入して製作されたアクション大作!
確かにサーカス小屋の占拠シーンは実際の事件を彷彿とさせました。後半の貨物機の緊迫した着陸シーンもお金がかかってそうでした。
しかし見てて感じたのは 今どき「ランボー」や「ダイハード」の二番煎じかという印象。もちろんそれらを超えてはいません。
次々と押し寄せる危機に対し、主人公(と思われる)男は さほどハードなバトルもないままに解決。
世界を壊滅させる威力のプルトニウム爆弾の脅威も、滞りなく電話で解決。
他にもチマチマとした出来事がいろいろあるんですよ。テロの説得のために飛んだおっさんが、結局 本編に絡むことなく帰っていったり。何やったんや(苦笑)
後半になる程に緊張感が伝わってこなかったです。
主人公(と思われる)男がおりながら、タイトルが「大統領のカウントダウン」という辺りにも まとまりの無さを感じる次第。
元々この手のアクション作品は わたくし全くそそられないんですが、今回 試写会だったんで見てきました。結果、やっぱりわたくしには合わないもんやったね。
どこがどうイマイチなのか、ぜひみなさんも見て確認してきてくださいな!
posted by 味噌のカツオ at 09:28| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月24日

東京ゴミ女

廣木隆一
中村麻美・鈴木一真・柴崎コウ・小山田サユリ
同じマンションに住む ある男に片思い中の みゆき。彼の全てを知りたいと、夜な夜なゴミ集積場から彼の出したゴミ袋を持ち帰り、妄想にふけるみゆき。
そしてついに彼と結ばれたそのとき、彼女は衝撃的な言葉を聞かされる。

ビデオで見た2000年の作品です。ブレイク前の柴崎コウなんかも出演しておりました。
ゴミ袋を通じて好きな人の生活をのぞき見したいという願望は誰にでもある・・・のかな?
そういう設定ではあるけど、この作品ではそんなシーンをわりとポップに描いてあるのです。やってることはストーカーだけど、なんか純愛にも見えてきちゃったりして。
そんな主人公も、バイト先の喫茶店の客にストーカーみたいにつきまとわれてたりするのがなんとも。
さて、ネタバレで書きます。彼の部屋で一夜を明かし、その朝に彼女の聞いた言葉とは「ゴミ、持って帰っていいよ。後でゴミ捨て場から持ってくるの面倒でしょ」と。
彼は知っていたんですねぇ。その後の彼女の行動がまたなんとも。

ひとつ気になったのは、彼女はいつから、何がきっかけで彼を好きになったのかが描かれていないんですね。起承転結の「起」がわからない状況。
これがわかっていれば、もぅ少〜しだけ感情移入して見れたかもです。
posted by 味噌のカツオ at 01:26| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月02日

綴り字のシーズン

スコット マクギー・デビット シーゲル
リチャード ギア・ジュリエット ピノシュ・フローラ クロス・ケイト ボスワース
スペリング・コンテストで地区大会で優勝した11歳の娘。彼女の才能を伸ばすため かかりきりで練習相手になる父親。その影でそれぞれの悩みをかかえる妻と息子。
娘が全国大会へと勝ち進んいでいくなかで、家族の絆が崩れ始める。

時間調整のつもりで見にいったんですが・・・ほんとに時間調整で終わってしまいました。
家族の絆、果ては人間性まで、崩れるんならいっそのこともうちょっとグチャグチャになってしまったほうがドラマチックでしょう。
崩れそうで崩れない、ギリギリセーフなトコでしたな。
そんなボーッと見てたら 最後に娘が選んだ選択の必然性がピンとこなかったっす。すみません。
posted by 味噌のカツオ at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする