2012年08月08日

ムカデ人間

トム・シックス
ディーター・ラザール、北村昭博、アシュリー・C・ウィリアムス、アシュリン・イェニー
ドイツ旅行に訪れていた二人のアメリカ人女性。ある夜、ドライブ中にタイヤがパンクして森の中に孤立してしまう。
二人は助けを求めて歩き続け、一軒の屋敷へと辿り着いたのだが、そこの主であるハイター博士の手によって、おぞましい手術を施されてしまうことに・・・

幸か不幸か・・・結果的に「ムカデ人間2」を見てから、この1作目を見たわたくし。
それもあって必要以上に仰天したわけではなく。それどころか‘かわいいものだ’などという思いすら。。。
しかし 予備知識ナシでこれ見てたら、だいぶ受け止め方に躊躇してたかもですね(苦笑)

普通に「ムカデ人間」とか聞くとムカデに噛まれてショッカーの怪人みたいになっちゃった人間とか。SF・ホラー系なの想像しそうなんだけど。
ただのお下劣カルトムービーな世界だからね。

しかしまぁこの発想力。クレイジーなドクターのキャラクター。そして巻き添えをくっちゃうのが日本人男性ということもあり。
親近感とバカバカしさとエゲツなさが程よくMIXされて、それなりの満足度は味わえるデキですよ。
ただし、だいぶ偏った映画ファンのみだけどね(爆)

この時点で「ムカデ人間は3部作です」ということも言われていて。
この物語がパート2で見事なまでに容赦のない続編っぷりを見せ付けることになろうとは・・・考え及ばなかったことでしょう。
そして1年後(?)パート3はどのような落とし所へと向かうのか。

とても楽しみであります・・・などと言えるわたくしは、結構 悪趣味さんだよね(苦笑)
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2012年07月20日

ムカデ人間2

トム・シックス
ローレンス・R・ハーヴェイ、アシュリン・イェニー、マディ・ブラック
映画「ムカデ人間」に感銘を受け、自らの手でムカデ人間を作り上げることを夢みるマーティン。やがて自身の勤務する駐車場から人々を拉致。12人の男女を集めた彼は、ついに狂気の手術へと取りかかる。

人と人が繋がるのは良いことです。
手と手を繋いだり、心と心が繋がったり。
しかーし!人の肛門様とお口が繋がるのは いただけませんね。こりゃ大変だわ!!

前作の「ムカデ人間」も非常に話題となっておりましたが、わたくし未見のまま。んで いろいろあって、いきなりパート2の鑑賞となっちゃいました。
「ムカデ人間2」。これがパート1を上回る?下回る?とにかく どえらいことになっとるという噂で、心構えはしていたつもりですが・・・

率直な感想は・・・まずは「ノーコメント」と言うべきか(苦笑)
もぅ‘絶句’ですわ。

たいがいの事には免疫つけてる(?)つもりでしたが、それでも気持ち悪かったですわ。ストーリーも思考も主人公も全部イカれてる。
で、出演者もよくこんな‘演技’をしたもんだと。ほとんど生尻にくっついちゃってんじゃん!
そして、このような作品をかける映画館が存在することも結構なもんだと思いますよ。
だって一部では上映の審査拒否やら上映禁止というお国もあるらしいし。

さぁ少しづつ落ち着いていこう。
ムカデ人間という着想自体がイカレたものだとは思いますが、今作では‘フィクション映画’の「ムカデ人間」を見て、それにインスパイアされた男が 現実としてムカデ人間をこしらえようとする設定。
おぉ、かつてのシリーズもので、このようなアプローチは無かったんじゃないの!?
しかも、フィクション側に出演しいていた女優さんをコッチ側に巻き込むというアイデアも見事。それらの演出で一気にリアリティがUPですよ。

そして主人公・マーティンのキャラクター。
ハゲ・デブ・チビ・ギョロ目にメガネ。まともにしゃべらなくて 笑い方が変。動きも変。手が短い、ナニも短い・・・とにかくこの世にある悪口の大半を含んだ男でして(失礼)
とにかく嫌悪感を抱かせるという面では(映画として)大成功ですよ。インパクトありまくり。

物語の前半は銃を撃って 凶器で殴って拉致をするシーンの積み重ね。
まぁそれだけならクライムストーリーなら見られるものですが、徐々にエゲツナイ描写が入り始めてきます。

麻酔も無い状況で肌にメスを入れられ、歯をハンマーで砕かれ、肛門と口をステープラー(大型のホッチキス)でケツ合されちゃうと。
痛みと屈辱のダブルパンチ。

そして「ムカデ人間」の一番の意義である食と排泄の描写は、相当な仕上がりになってます。
見る直前にメシ食ってきた人は「オエっ」ってなりゃせんかいな。逆に見終わってからカレー食いに行く勇気もないけど。

大前提として、これは映画ですよ。でも作り物と頭でわかってても結構キツイものがあります。
作品としてリアリティのある映像を撮ってこそとは理解していても、何故にこんな映像を作りこむかと。
もはや頭の中は感嘆と幻滅と疑問符のMIXでした。

さてさて、このシリーズは3部作という情報もありまして。さらに次の展開があるのかな!?
ここから‘繋がる’創作がまだあるのかな!?

エンドロールで子どもの泣き声が聞こえてたけど、あそこで産み落とされた子ども?途中で車内に残された子ども?
その辺りが次に関わるのかな。

とにかくえらいもん見ちゃったとか散々書きつつ、次回作にも大きな期待を寄せるわたくしなのであります。

MUKA-2.jpg
ムカデが噛むでぇ
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2012年04月25日

ももへの手紙

沖浦啓之
美山加恋、優香、西田敏行、山寺宏一
事故で父を亡くし、ももと母・いく子は瀬戸内の汐島に移り住む。
心ない言葉をぶつけ、仲直りしないまま亡くなってしまった父への思い。そして慣れない生活に戸惑うももだったが、ある日イワ、カワ、マメという不思議な妖怪たちと出会う。

あちらこちらに書かれておりましたが、この作品の設定は「となりのトトロ」とよく似ていると。
わたくしもトトロは見ましたが、もぅずいぶんと前のことだし、細かいことは覚えていないので、そこんところはさほど気にならず。

それどころかジブリ系は表現がひねくれてたり、なにか説教臭かったりして・・・それに比べれば、コチラはわかりやすくていいんじゃなの?
と そんな思いで見ておりました。

またここに登場するのがトトロさんみたいな愛らしいキャラではなく、妙におどろおどろしい姿なのも どっちかといえば好感。

とはいうものの イワ、カワ、マメのちょいとワケありな3妖怪は、ズバリ性格がひねくれてまして。
こんなんと‘同居’しとったらイチイチ腹が立つなと。

それぞれ結構ワガママだし、腹が減ったといっては農作物を勝手に食い荒らすし。おまけに気になったものは盗むし。

はるか昔、まだ人間と妖怪が同じ世界に暮らしていたころは、もしかするとそういうことはあったのかもしれない。でも そんなに人が困るようなことまでしてたのかな。
たとえばお地蔵さんの前にあるお供えのまんじゅうを食べたとか、薪(たきぎ)をちょいとくすねたとか。そういう軽いいたずら程度だったんじゃないの?

この作品中では かなり迷惑なこともしておられまして。少なくとも故人の形見の品を盗んだり壊したりなんて言語道断!!
ちょっとそのあたりは行動の自省だとか、事後の反省とかしてほしかったかな。

後半、たいした能力の無い彼らが他の妖怪たちと力を合わせて、主人公たちを助けるシーンもあるにはありまして。
今の日本にあるべき姿のようにも見えつつだったけどね。

妖怪たちの話はさておき。
ももとお父さんの関係については、こってりし過ぎない様な描写に止まっておりまして。
下手にクサい演出に持っていかず、一番大切な思いだけを伝えた点がね。逆に心に沁みました。
そういうコミュニケーションが得意では無いお父さんのキャラにも沿ってましたし。
そして ももとお母さんとの関係も、これからを感じられて。

起承転結、そんなに特筆すべき点は無いように見えながらも、それとなく小学6年生の女の子の成長ストーリーとして、さわやかな後味でね。
シンプルに「見てよかった」と言える作品でしたよ。

MOMO-T.jpg
へのへのももへのじ
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2012年04月21日

MY HOUSE

堤 幸彦
いとうたかお、石田えり、村田勘、木村多江
都会の公園の一角に建てた組み立て式の家で暮らす鈴本さんとスミちゃん。鈴本さんは自転車で収拾して回ったアルミ缶を換金し、さまざまな不要品を駆使してそれなりの生活を送っていた。
同じ街に暮らす成績優秀な中学生ショータや潔癖症の主婦トモコらと、鈴本さんがある事件をきっかけに交錯していく。

「トリック」や「SPEC」「ケイゾク」などトリッキーというか独特の妙な演出を用いる堤幸彦監督が、そういった手法・技法を全く抜きにして、自身が‘本当に撮りたかった’作品というのがこの「MY HOUSE」。

先日 アカデミー賞受賞でも話題になった「アーティスト」を見まして、今回は試写でこの「MY HOUSE」を鑑賞。
たまたまでしょうが、モノクロの作品が続きました。

監督の出身地でもある名古屋でロケが行なわれておりまして。
名古屋在住のわたくしは、このモノクロで映し出される名古屋の街並みがちょっと新鮮で。
だいたい見覚えのある場所が出てたりするので、それはそれでリアリティも感じられたかな。

だったらあのHOUSEは若宮の高架下に作るべきなんてことは申しません(苦笑)

空き缶などの廃品を回収して生活を賄ってはいるものの、決して浮浪者というわけではなく。
結構しっかりした‘小屋’を建てて、1ヶ月ぐらいで別の地に移るという、言わば‘遊牧民’のような感じやね。
何と呼ぶべきか。決してホームレスでは無いわけだし。

先にいっときますが、彼らは人生の落伍者ではなく、これはひとつのライフスタイルなんですよね。
欲しいのは安定したシェルターではなく、今の生き方なのであって。


さて、そんな彼らと対比するように、成績優秀でエリートコースを歩む中学生が。そして潔癖症で一心不乱に掃除や手洗いをする主婦が描かれています。
人のあり方としては どちらも極端なんだけど。

ただし社会の中の存在としたら空き缶をひらうおっさんより、勉強のできる人のほうが高く見られがちで。
でもその背負わされているもの(亀の甲羅じゃないよ)や、過剰に潔癖症な心理は端から見ているとえらく窮屈で。

また一方では手をつけられなかった料理を無下に廃棄したり、方や質素な食材でもみんなで「おいしい、おいしい」と言いながらいただくとか。
まさに両天秤。

命の問題であったり、生活の中の知恵であったり。いったい何が‘豊かさ’なのかと。
わかりやすく問題提起というべきか、表現がされています。

単純に かの中学生や主婦がイカレてて、鈴さんのライフスタイルが美しいというのであれば、今の世の中に鈴さんのような人がわんさといるはずで。
じゃあなぜそうならないのか、そうしないのかとも考えられるわけですからね。

そんな中で、ラブホを3つも経営して安定した生活をしてる社長が、「空き缶ならあげるよ。その代わり、ワシが食いっぱぐれたら仲間にしてな」というセリフも良かったですね。
それは広い意味での‘理解’であり、そうなる人の‘覚悟’も見えましたしね。

とにかく堤監督にしては とてもシンプルな作品で。だからこそ伝わることもアリ。考えさせられることもあって。
なかなかの佳作です。見て損はないですよ。

MAI HAUSU.jpg
ゴルゴの人は さいとう・たかを
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2012年02月23日

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

スティーヴン・ダルドリー
トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン
9.11同時多発テロで最愛の父を亡くした少年・オスカー。突然の父との別れを受け入れられずに日々を過ごしていたオスカーだったが、父の部屋のクローゼットで、封筒の中に1本の“鍵”を見つける。
オスカーはこの鍵こそが父の残した最後のメッセージだと信じ、ニューヨークの街へと鍵穴を探す旅に出る。

すぐにはピンとこない長いタイトル。予告編での雰囲気。テレビCMの多さ。そしてキャスティング。
様々な要素で「見てみたい」と思わせてくれていたこの作品。しかと拝見してまいりました。

ところが、当方が昼メシを食った直後だったからなのか、開始早々から異常に眠気が。
正直、前半は所々意識が抜けています。申し訳ない。

しかし帰宅後に映画サイトのレビューをチェックしたら、高評価が続く中に‘眠たくなった’という意見もチラホラ。
その方たちが満腹だったかどうかはさておき、やはり睡魔に襲われる要素があるんだな、こりゃ(爆)

事前の情報もしっかり出ていたので、要点としての父と息子の関係。そして‘9.11’によってそれらが変化していくというのはわかっていたつもり。
でも、もう少し二人の関係性を時間をかけて印象付けてほしかったかな。
話の中心がオスカーの旅というのは確かなんでしょうが、映画として思ってたより早い段階で事件の日が訪れたみたいな。もう1エピソードぐらいあっても、あるいは濃い目に二人の関係を描いておいてほしかった。

そしてもうひとつ気になったのはオスカーという少年。
近しい人にもエキセントリックに当り散らしたり(自閉症か何かの傾向アリ?)、「何時何分何秒・・・」だのやたら細かい点にこだわった語り口がどうもねぇ。
何かただの理屈っぽいイヤなヤツみたいで、ある種のイライラ感を募らせてくれちゃいました。少年相手に悪いけど。

これが小学校低学年ぐらいなら可愛げも覚えるかもだけど。小6から中1ぐらいだからね。
その感覚については、実際にそれぐらいの年代の子供がいてる人のが共感得やすいのかな。とにかく独身子供なしのわたくしはイマイチ感情移入ができなかったのですわ。

それでも、オスカーがブラックさんに宛てて書いた手紙については、ちょっと感じるものはありましたよ。
彼が必死に走り続けたことが、いつの間にやら多くの人にも何かを感じさせていたということ。
ずいぶん前に見た「ペイ・フォワード」という映画。人が受けた好意を他の誰かに施し、それをつなげていこう・・・といったオハナシ。
それを思い起こしましたね。わたくしだけだろうけど。

とにかく前半はものすごく眠たくて、後半少しは盛り返し気味だったけど、結局わたくしが大きな感動に包まれることはなかったですわ。
その点 いろんな要素もあるんでしょうが、やはり洋画の字幕では言葉の奥にある何かや細かいニュアンスが伝わりきらないのかもしれないですね。
そして国民性も多少の影響あるかな。

誰かを慕う気持ち、亡くなった人を敬う気持ちには 時代も国境も関係ないのは当然だけど。
それでもわたくしとしては、傑作とは言い難い作品でした。

Mono-Ari.jpg
カギを持ったガキが来た
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2011年12月20日

ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル

ブラッド・バード
トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、ポーラ・パットン
ロシアのクレムリンで爆破事件が発生。その容疑かけられてしまったイーサン・ハントとそのチーム。
米大統領は政府が事件に関与した疑いを避けるため、イーサンらの登録を抹消。国や組織の後ろ盾を失ったイーサンとそのチームはクレムリン爆破の黒幕を追うのだが、その裏にさらなる核テロを画策する男の存在が浮かび上がる。

このシリーズ、今作は5年ぶりとなる4作目。
シリーズものというと 回を重ねるていくと 前作の壁を超えられなかったりでトーンダウンしてしまいそうなもんですが、コレはそういったことを感じさせませんね。

ラジオで聴いたんですが、このシリーズはトム・クルーズが製作権を持っていて、ブライアン・デ・パルマ、ジョン・ウー、J・J・エイブラムスとそれぞれテイストの違う監督を起用することで、トム本人も含めて新たな可能性を開拓していていっているシリーズなんだとか。
そんな4作目の監督は過去にアニメ作品を手がけているブラッド・バード。しかも実写映画は今回が初なんだとか。

その出来映えたるや・・・やぁ素直に「面白い」といえるような。一本だったですね。

そもそもスパイ映画というヤツなので、観客をヒヤヒヤさせるシーンがあり、銃撃があり、カーアクションがあり。そして‘人’というのが描かれ・・・
当然のことですが、その様々な場面に趣向が凝らしてあるので、見ていて引き込まれちゃいますね。
ドバイの超高層ビルでのスタントに、最新鋭のモータープールでのバトルも見応えあり。
もちろんアクションはトム本人が演じているのだとか。頭下がりますわ(笑)

それにしてもスパイ映画に登場するメカというのは、たいそう都合のいい機能を誇っていたりするんですが、昨今の(現実の)iPhoneやiPadなんかを見てると、そんなことやあんなことも実際にできそうだな〜なんて思えたりもするもんで。
時代がフィクションに追いついてきている感覚。そのあたり微妙なリアリティも感じちゃうものです。

わたくし、公開4日目のシネコンで鑑賞したんですが、この手の作品は早めに劇場で鑑賞することをオススメします。
やはりド派手なアクションは劇場の大スクリーンにクリアな音響で見るべきだと思うけど、これが公開から数週間経過すると徐々にシネコンの中でも小さいスクリーンでの上映となってしまいがち。
そうなってしまってからでは、若干迫力が落ちてしまうからね。そういう点も含めまして早期鑑賞しておくのがよろしいんじゃないでしょうか。

それから、エンディングにダイジェスト的に場面を振り返ることはよくありますが、オープニングタイトルの中に これから見せるポイントの画像を織り込むというのもプチ斬新だったですね。しかもチョーカッコイイ!!
そんなこんなで 頭の中を軽くしてシンプルに楽しめる。これぞ娯楽大作の見本ってヤツですね。

MIGP.jpg
姉さんハント
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2011年09月25日

モテキ

大根 仁
森山未來、長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子
金なし夢なし彼女なしの31歳の藤本幸世。
ニュースサイトのライター職として新しい生活を踏み出していた彼の前に、突然現れたキュートな雑誌編集者・みゆき。「彼氏アリ」という彼女の前にイケそうでイケない幸世。
果たして彼は本当の恋愛にたどりつくことができるのか!?

‘セカチュー’から7年の時を経て実現した森山未來と長澤まさみの共演であります。
テレビドラマの劇場版と言いますと「別にテレビのスペシャルでやればいいじゃん」的な声も聞かれますが、ここまで豪華なキャスティングで、細かな部分まで作り込むとなると やはり映画でないと回せないというものでしょう。

基本、ドラマを見ないわたくしなので その辺りの比較はできかねますが、ただ この映画「モテキ」が抜群に面白かったと、それは間違いないっす。

大前提として いろんな人が見ても琴線に触れるようなポイントが散りばめられているといっても過言では無いでしょう。
ツイッターやネットのニュースサイト、それから音楽フェスなど そういった部分に興味のある人。ソコソコのサブカル好き。恋愛ベタ。モテたことがないヤツ。
それに90年代のJ-POPファン。不倫経験者。巨乳派。オナニー愛好家。etc…ツッコミどころというか「おっ!」と思わせる要素の多さも魅力でしたね。

幸世の部屋に‘電気GROOVE’という提灯があって、ツイッターの画面の中に砂原良徳という名前が出てきて、それからピエール瀧(本人役)が出てきたり。
そこが個人的に楽しめました(笑)

様々な場面で音楽がカラオケ画面のように登場するのも面白かったね。あの方式なら より歌詞=心情がわかりやすいし。
そしてエンディングを彩ったあの名曲にはゾクゾクきちゃいましたよ。DJが何者だかは謎だったけど(爆)

しかし長澤まさみのスマイルはヤバいっすね。
あの笑顔で「ドロンしまーす!シュッシュッシュッ」と手裏剣まで飛ばされては。かわいいわぁ。。。

シャワーを浴びた後、笑顔であのTシャツはヤバいっしょ(大笑)
お泊りモードの彼女にそんなTシャツを着せちゃっては男としてヤバいし、リアルに事務所的にヤバくないかと。そんな心配も。

その寝顔を写メったのがバレそうになって、キレイな側転でかわした森山未來はお見事!
パフュームと共演したダンスシーンも見事やった!

麻生久美子の演じた るみ子が自分の本心と向き合い、歳下の彼に告白する場面は、多くの観客の共感を呼びました。
しかし・・・直後に泣きじゃくりながら彼にすがりつくシーンで、一気に場内が爆笑に包まれました。
あれは ある意味この映画のハイライトだったのでは!?(笑)

さて後半に‘成長’というキーワードも出てくるんですが、変なハナシ あれから7年分の成長があったからこそ、今のキミたちはあるんだし、これからの成長も自分次第じゃないかと。
映画とキャリアをシンクロさせつつ、ラストシーンを感慨深く眺めていたわたくしでした。

とにかくいたるところに仕掛けがあったり遊び心なんかも垣間見えて、じつに楽しい作品に仕上がっています。
エンドロールがサイトのホームページみたいになってて、それも洒落てましたね。
見にくかったけど(笑)

Moteki.jpg
「Love Me TENGA」っすか?
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2011年09月10日

未来を生きる君たちへ

スサンネ・ビア
ミカエル・バーシュブラント、トリーネ・ディアホルム、ウルリク・トムセン
転校生のクリスチャンは、学校で執拗なイジメにあっていたエリアスとともに、イジメっ子のソフスに絡まれてしまう。
翌日、クリスチャンは仕返しをするが、ソフスの怪我が表沙汰になり大問題となる。
アフリカの難民キャンプで治療を行なうアントン。しかしそこに、脚に怪我を負った地元の悪党“ビッグマン”が運び込まれてきた。
アントンは周囲に反対されながらもビッグマンの治療を行うのだが…。

「おくりびと」「瞳の中の秘密」と同じく、米アカデミー賞外国語映画部門を受賞したという作品。
わたくし「おくりびと」を見た際には、よい作品だけど この感覚が海外の人にも理解していただけるのか・・・と感じたものでした。

ちなみのこの映画の製作国は「デンマーク=スウェーデン」と表記されてまして。
もちろん言葉の違いはあるわけで、必ずしも(その全てが)ビシビシ伝わってきたなどとは言い切れませんが、やはり人としての感情なんかには そのような壁はないわけで。
そんなことを感じられたのが面白かったけど・・・

一方で‘わかりえない’事もあるわけで。
それはこの作品のテーマとなる部分。

人にとって何が善で何が悪か。‘何が’でもあるし‘どこからが’という分け方もあるのかな。
善悪だけでなく、起きてしまったことを赦すのか はたまた復讐を行なうのか。

「殴られた。だから殴った」「戦争はそうやって始まるんだ」

そんなセリフも出てくるんだけど、それは国と国との間の関係で。このストーリーはあくまで人と人との関わり。
この登場人物がそれぞれのケースで それぞれの思いに揺れるように、見た観客の中一人ひとりでも この作品の捉えかたが変わってくるのかもしれませんね。

うん、正しくは‘わかりえない’わけではなくて、様々な受け止め方ができてしまうからこそなんだなと。
その幅こそが、この作品の深みにもなっているだろうし、見た人同士で語り合うこともできるんでしょう。

あなたはこの作品を どう感じますかねぇ。。。

MIRA-IKI.jpg
ナイフは持って無いふ
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2011年08月02日

モンスターズ 地球外生命体

ギャレス・エドワーズ
ホイットニー・エイブル、スクート・マクネイリー
NASAのアクシデントにより、国土の半分の地帯に地球外生命体が住み着いてしまったメキシコ。
そこで撮影活動を行なっていた新聞社のカメラマン・コールダーは、上司からの命令で 社長令嬢のサマンサをアメリカ国境まで送り届けるよう命ぜられる。
安全な海路をするべく海岸までやってきた2人だったが、チケットを盗まれてしまい、止むを得ず 危険な陸路移動をすることに。。。

なんと制作費130万円の低予算で製作されたという作品。
とはいうものの、これだけのクオリティの90分の映像を、そんな金額で作れるわけがないだろうと。
一部には「6,000万円ぐらいかかってる」という記述も出てまして、それでも十分スゴイと思うけど。
アチコチで見受けられる‘130万円’という表記がウソだったらしらけるな・・・ってね。

タイトルを見て、チラシの写真などを見てイメージするのは、モンスターの襲撃から逃げ惑う1組のカップルの物語。うん、確かにそれは間違ってはいない。
だけど見せ場というか、作品の柱となるのはモンスターとの戦いではなく、男と女の逃避行・・・であります。

事故によって地球上にモンスターが生息するという状況に陥ってしまってから6年。
つまりそれだけの年月、メキシコでは人とモンスターが共存してる状況ってことだ。いやはやなんとも。

山あいの地域にクマやイノシシが出て、人が襲われたりケガをさせられたりとかはあります。それに対し猟友会の皆さんがクマを駆除したりは日本でもある話です。
それがモンスターであったと。迎え撃つのが猟友会ではなくアメリカ・メキシコの軍隊だと。
そんな設定。

その危険地帯に滞在していた新聞社の社長令嬢を、上司の命令もあってカメラマンの男がアメリカまで連れて行くと。

社長令嬢は 間近に結婚を控えた‘マリッジブルー’の心境。
一方のカメラマンは せっかくメキシコまで来たんだから、モンスターや そこに暮らす人々の姿を写したいというジャーナリズムに突き動かされている。
そんな二人がトラブルに直面しながらも、国境を目指していくという物語。

ちなみにここに登場するモンスターというのは、地球上で言う所の‘タコ’そっくり。
近ごろありがちなエイリアン系のそれが、あからさまに創造された‘クリーチャー’然としたものばかりなのに対し、あくまで本能で行動するイチ動物的なモンスターであることは好感。

地球外生命体が必ずしも地球人を凌駕する知性や攻撃力を持ってる必要はないわけで。
言わば深海生物みたいなイメージなのが説得力あるよ。わたくし的にはね。

とにかく、設定も物語もモンスターも決して嫌いではないんだけど・・・
ただ残念だったのは、あまりに絵が暗い。

基本 暗闇でうごめくモンスター。わかりにくい。
人物も逆光のような撮り方が多く、表情が見えにくかったりもしました。
ちょっと惜しいなぁ。

Mons-T.jpg
理想の火星人像
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2011年06月19日

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら

田中 誠
前田敦子、瀬戸康史、池松壮亮、大泉 洋
病床の親友・夕紀に代わり、弱小野球部のマネージャーとなった女子高生のみなみ。しかし全くやる気の感じられない部員や監督を前に途方に暮れる。
そこでみなみは書店に駆け込み マネージャーの仕事についての本を探そうとするも、手渡されたのは『マネジメント』という経営学の本であった。

いわゆる「もしドラ」については随分前から‘大ベストセラー’と話題になってましたが、正直 経営学に関するムズカシイ本なのかと思っておりましたわ。
でも実際にはライトノベルと称されるような 普通の小説だったんですね。最近知りました(苦笑)

そんなベストセラーをAKB48の総選挙第1位の前田敦子が主演で映画化となれば、そりゃあ話題になりますわね。
それと同時に見る側のハードルも高くなるし。それが果たしてどんなデキとなるのか。。。

舞台となってるのは 夏の甲子園の予選を1回戦で敗退してしまうような高校野球部。
早い話、そんな野球部が紆余曲折あって強くなるというわけですが、そのプロセスがスポ根路線ではなく、経営学であったと。

その経営学のノウハウを高校野球のチームに当てはめるという方法は、体育会系の野球を文科系のスタンスで分析していくみたいで、妙な面白さがありましたね。
定義、顧客、イノベーション・・・それらを高校野球に置き換えたらどうなるのかと。

案外 野球に関わらずどんなジャンルにでもそうやって考えることはできるかもしれないし。いろいろ考えてみるのもアリかも。
ここでは陸上部や吹奏楽部も巻き込んでいったりしていくのが程よく痛快。

やがてそれらの取組みが実を結び、この野球部は県予選で快進撃をみせて行きます。
そしていよいよ決勝戦だ〜というところで意外な展開。悲しい出来事があったり、それに端を発して みなみの葛藤があらわになっていったり。
体育会系要素と文科系要素の融合にヒューマンドラマも絡んでくるわけだ。

とにかくそのあたり、クライマックスの盛り上げ方は結構上手だったと思います。前半の伏線張っていたのを少しづつ回収していく感がね。
ちなみにわたくしの近くに座っておられた女性の方は、後半の病院のシーンから最後まで泣きっぱなしで。それぐらいの物語が、後半にキレイに詰まってましたよ。

そしてひと通りのラストシーンの後、エンドロールと共に流れてくる「Everyday、カチューシャ」。不覚にもわたくしここで涙(笑)

当初 高校の物語とこの曲の世界観が合致しないのがどうかと思ってたんだけど、(ハッピーエンドの)幸せな情景を押し上げる効果が彼女らの歌声にあったんですな。
ふられたときに失恋ソングを聴いてより涙を流すように、幸せな場面にこの真摯に明るいメロディーとは。やられました。

先日見た「さや侍」では基本的な笑いの作り方を垣間見たように思えましたが、この「もしドラ」では野球に詳しくない人に向けて 野球の仕組みの一端を理解していただけると。そんな風に思った次第でありました。
思ってたよりも見応えある作品でしたね。


映画初主演となった前田敦子ですが・・・う〜ん、正直わたくしは大島優子の方がかわいいと思うし、この作品の中でも 夕紀役の川口春奈ちゃんのが美人に思えました。
ただ、演技も決して悪くはないし、今後 もっといい女優さんになっていくかもしれないですね。

どうでもいいことですが、野球チームを強くしたいのであれば「おっぱいバレー」と同様に、優勝したらマネージャーのおっぱい見せてもらえるというのでお願いしたかったなぁ(-_-;)
近ごろではそんな期待ばっかりしちゃうのです(爆)

Mosi-Dora.jpg
もしも高校野球の女子マネージャーがドアラの内臓だったら
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2011年05月31日

ミスター・ノーバディ

ジャコ・ヴァン・ドルマル
ジャレッド・レト、サラ・ポーリー、ダイアン・クルーガー
化学の力の進歩した2092年に目覚めたニモ。鏡を見ればそこには既に118歳となった自分が。もはや人が死ぬことのない世界にあって、ニモは唯一の命に限りある人間であった。
最後のインタビューを行なわんと現れた一人の記者を前に、ニモは自らの過去の記憶を遡っていく。

「ミスター・ノーバディ」とは‘誰でもない’という意味で。では本当のニモとはいったいどんな存在だったのか。
彼がこの世に生を受ける前の辺りから 降り返っていきます。

しかしこの映像の中に描かれるのは 彼のたった一つの物語ではなく、あのときこうしていれば。。。あそこでこのような選択をしていたら。。。
様々なパターンが表現されています。

自分がどのような親の下に生まれ、親の離婚に伴い父と母のどちらと暮らすのか。進んだ先にどんな出会いがあって、どんな女性と出会い結婚し、どんな運命を辿るのか。

何やらそこにあるニモのストーリーは12通りとのこと。
場合によっては「何が何やら全くわからない」という方もおられるかもしれませんが、わたくしは意外とすんなり入っていけましたね。
その時々のニモの風貌やセリフ、赤・青・黄の色の違いなんかも気にしてると結構楽しかったけどね。

その点、ただ単にいろんな人生を張り合わせただけでなく、それぞれの違いがハッキリしてたと思うし、そのセンシティブなところが伝わってきてね。
ホントに、そういった見せ方が面白かったですよ。

おそらくニモという男にとって、最も思い入れを持てた女性がアンナだったんでしょう。
その分スレ違いに翻弄されていくドラマがあったりして。
付き合うきっかけとなったパーティの場でも突然叫びだしたりしたエリース。しかし彼女と結婚しても、その情緒不安定さはますます酷くなっていったり・・・
エリースにふられ、当て馬的に付き合ったジーン。ニモの決意どおり、富豪となってプールのある豪邸に住み、家族にも恵めれて。一般的には最も幸せなように見えながら、じつは全く心に響かない人生であったというのも小さなパラドックスか。

実際にはたった1つしか経験できないんだけど、ちょっとした分岐点の妙でどうにでも転がってしまう。
運命だか人生だかわかんないけど、いろんな悲しさや辛さや恋を経験するもんなんだな。人は。

でも正直 どれが本当の幸せで 何が人生の過ちといえるのかって。それはたいした問題じゃないようにも感じられましたね。
それよりも瞬間的に選んじまった道を生きていくことが全てなのかな。

そんなことも考えさせられてたけど、どうやらそれすらも・・・人生どころか個人の存在すらも・・・宇宙の存在の前ではなんだかちっぽけだったのかな。
いやいや、それでも この宇宙の中で生きている以上は、必死こいて生きていかなくっちゃだね(笑)

さて、わたくしが映画が好きな理由のひとつに「いろんな世界が垣間見える」という理由があります。
この作品では たったひとりでありながら、いくつもの いくつもの世界を見ることができましてね。じつに見応えがありました。

作品の構造上、決して万人に受けるとは思いませんが、映画好きな人はきっとハマる一本だと思います。

Mr.No.jpg
あんなにも
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2011年02月16日

毎日かあさん

小林聖太郎
小泉今日子、永瀬正敏、古田新太、正司照枝

6歳の息子・ブンジ、4歳の娘・フミ、実母・トシエと共に暮らす人気漫画家・サイバラ。
子供たちに振り回されながら、締め切りに追われながらも、酒を飲みつつ子供たちに絵本を読み聞かせるのを楽しみながら毎日を過ごしている。
そんなサイバラ家に アルコール依存症で入院していた夫・カモシダが帰ってきた。

毎日新聞に掲載されている西原理恵子の自伝的コミックの映画化。
ちなみに昨年末には その夫である鴨志田穣の「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」も映画化されておりました。

一つの爆発事件を様々な登場人物の視点から構成した「バンテージポイント」なんて映画もありましたが、これらは一つの家族の物語を夫の側と妻の側から描いたストーリーでもある・・・のかな!?
それもそうなんですが、この「毎日かあさん」と「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」という両作品が、それぞれどんな伝わり方になるのか。そんな対比も楽しみでありました。

「酔いがさめたら〜」は、じっくりと真面目なつくりでありまして。それはさておき、結局のところ わたくしの心に響く映画とは言えませんでした。残念ながら。
一方「毎日かあさん」は のっけから奔放な子供たちと、それをいなしたり ともに笑ったりするかあさんの姿が楽しくて。
劇場内にも結構な笑い声があがってましたね。

ここに出てくる笑いというのは 大人の発想を超えた、いかにも子供チックな可笑しさやバカバカしさに裏打ちされてまして。
子供がいる家庭であれば「いかにも〜」ってエピソードが織り込まれてますし、それ以外の人にでも「これは理想の家族像だなぁ」と思えたり「自分が子供の頃そんなんだった」と言えるような。
とにかく多くの人が共感を得る笑いなんですよ。

もぅ一つ言うなら この二人の子供たちが、名場面に迷言を連発。
それに対する大人たちも 演技だか素だかわからんぐらいの絡み具合で、よりリアリティをもって作品に見入ってしまう要因になっております。

そんな‘理想の家族像’を提示してくれたのが 小泉今日子と永瀬正敏というホントの元夫婦ってのがスゴイ(笑)
演じる方も演じる方だし、キャスティングお願いした方も大したもんだで。

作品中のカモシダが離婚届に判を押すシーンを見ながら「この人たち2度目の離婚だ」などと余計なことも思いましたが、ホントの離婚を経験しつつ これほどまでにしっくりくる家族を表現できるというのは、小泉今日子と永瀬正敏が一流の役者であることの証明になりますわね。

あと第三者目線でね、この二人って並んでてしっくりくるんよね。不思議なもんで。
「酔いがさめたら〜」の浅野忠信と永作博美には出せない味わいだよね。浅野忠信とチャラさんでも出せるかどうか(爆)

その浅野忠信の演技は基本ポーカーフェースで淡々としすぎてるように思えたんだけど、永瀬正敏はイイ感じで喜怒哀楽が見えて良かったですよ。
後半のカメラを手にしている場面や ベッドの上などはビジュアル面も含めて、印象深かったです。

「酔いがさめたら〜」との比較で言うなら、夫が暴れて家の中をメチャメチャにしつつ、妻の書いた原稿に手をかける場面がありましてね。
前者では破ってしまうんだけど、コチラでは思いとどまって手を止める・・・という事になっています。

せっかく書いた原稿を誤まってカットしちゃったり、あわてちゃってコーヒーこぼしたりはシャレで済まされても、アル中の夫に破かれるのは見ていてちょっと不快だな。
実際がどうだったのかはわからないけど、この辺りのスタンス 人それぞれで善し悪しが分かれてくる場面かもしれないけど、わたくしはコチラの表現のが好みですわ。

物語のラスト、物悲しい雰囲気を漂わせつつ、しっかりと笑顔を挿入しておりまして。なかなか爽やかな思いを残しつつのエンドロール。
そこに聞こえてきたのは、元 憂歌団・木村充輝さんの歌声。あぁこれがまたたまらないっすよ!これがまた沁みますよ!!

そして‘監督 小林聖太郎’というクレジットを見て、いろいろ納得しちゃいましたわ。
家族の姿、笑いの表現。そして良き関西のニオイを感じさせる木村充輝さん。ついでにテントさんも(爆)

ズバ抜けての名作とは言わないまでも、純粋に楽しめましたよ。
好みというか相性というか、合いましたね。

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サイババリエコ
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2010年11月03日

マザーウォーター

松本佳奈
小林聡美、小泉今日子、加瀬亮、もたいまさこ
ウイスキーしか置いていないバーを営むセツコ。疎水沿いにコーヒーやを開くタカコ。そして、水の中から湧き出たような豆腐を作るハツミ。
京都に暮らし始めた彼女たち。そしてそんな場所で暮らす人々の日々の物語。

「かもめ食堂」「めがね」「プール」などを製作してきたプロジェクトの最新作。
今回の監督はこれまでそれらのメイキングを作ってきた松本佳奈。

ちょっと前に「トイレット」が公開になっていた荻上直子監督は・・・あれ?この作品には関わっていないの!?なんで!?

キャストも過去のそれらの作品でおなじみの面々に小泉今日子が仲間入り。
こちらは何の違和感もなく仲間入り。

正直、この作品をチョイスした観客はストーリーラインも事件も期待はしていないことでしょう。
ただただ どんな日常が流れていくのか。どんな心地良さで我々を迎え入れてくれるのか。そんなトコですかね。

90年代にヒットしたトレンディードラマの主人公は「こんな広くてオシャレな部屋ないでしょ」みたいな。そういう意味での理想や憧れを描いておりました。
あれから時代は流れ・・・現代の人々が‘いいな’と思える生活が ここにあるんじゃないかな。

町には美しい川が流れ。
きれいな水があるから おいしい水割りがあって、コーヒーの香りが引き立ち、豆腐もおいしくなる。あぁ銭湯も水が関わってるよね。

個人個人が どこか自由に好きなことをやって。時に皆が水のように交わっては、しっかりとした会話も交わすことができて。

日々の生活の中で、決して‘ごちそう’ではないけれど、とても美味しそうなものをいただく。

そんな空気感は「かもめ食堂」や「めがね」でも味わいましたが、今回はそんな人や街並みをポプラ(子供)の存在がさらにあたたかくしていきます。

スローライフなんて言葉もありますが、全てをゆっくりを見せてくれるので 映像も表情も会話も。その一つひとつが堪らないものに仕上がっています。

変な例えにはなりますが、よしもと新喜劇は いつ見てもよしもと新喜劇なんですよ。
それと一緒で、このキャストに この製作チームであれば、どんなシチュエーションでも、この作風でいいんだよな〜ってね。

変に奇をてらうことなく、このスタイルを‘見たい’って思ってるからね。

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カツサンドを横からかぶりつく(笑)
posted by 味噌のカツオ at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | マ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月16日

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士

ダニエル・アルフレッドソン
ノオミ・ラパス、ミカエル・ニクヴィスト、アニカ・ハリン
重症を負い 治療・リハビリを行なっていたリスベット。そしてミカエルはリスベットをそこまで追い込んだ 政府公安警察の秘密を「ミレニアム」誌に掲載するべく取材を続けていた。
そんなリスベットに、またミカエルたちにも 命の危機が迫っていた。

パート2からそのまま連動しているパート3でございます。
これはこれでドキドキハラハラを含んだストーリーではありますが、さすがにパート3単体では楽しめないかも・・・ですね。

パート1の1年後から始まるパート2。そして2のラストシーンから続く3。
パート1ではひとつの事件として完結していますが、もっともハードな印象として残っているあのシーンが。そして2で明かされる、リスベットが火を放った真相など、その伏線が3での大きなカギになってます。

最初の印象からすると この3部作のクライマックスが法廷のシーンってのは ある意味意外でもあるし、もっとリスベットの奇妙な活躍も見てみたかったなぁ。
かろうじて、あの場に全身ピアスのパンクファッションという‘正装’で現れたトコロに彼女らしさは見て取れたけど(笑)


リスベットのキャラクター、そしてその生い立ちも物語の大きな柱ではありましたが、それと同じく(リスベットを追い込んでいった)政府公安警察の秘密も重要なストーリー。
ただそれらを暴かんと命がけの行動力をみせるミカエルの姿から、熱いジャーナリズムというのも感じましたね。

権力に楯突いたところで 個人が(己が)良い思いをすることなんて、そうあるわけでもないのに。
それでも「ミレニアム」誌を通して、世の不正や闇の部分に突っ込んでいく姿勢に、ふと熱いものが垣間見えました。


リスベットの(これまで見たこともないような)ヒロイン像と、ミカエルのジャーナリスト魂。
ふたつの個性が並び立つことで「ミレニアム」シリーズの面白さにつながっていたんだね。

ただ、パート2&3では、直接この2人はほとんど対面しないんだけど。それもまた妙味といったところかな。

「ミレニアム」、思いのほか 見応えのあるシリーズでしたよ。

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見てみれにあむ
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2010年09月15日

ミレニアム2 火と戯れる女

ダニエル・アルフレッドソン
ノオミ・ラパス、ミカエル・ニクヴィスト、アニカ・ハリン
少女売春組織を追った「ミレニアム」誌の準備を続けていたミカエル。しかし担当ジャーナリストが殺され、現場には一年前に姿を消したリスベットの指紋のついた銃が。
リスベットの無実を信じるミカエルは、事件の真相に迫るべく行動を起こす。

世界各地でベストセラーとなっているミステリー小説「ミレニアム」3部作。その2作目でございます。

前作ではジャーナリストのミカエルと 天才ハッカー・リスベットが、とある事件を通じて関わりをもち、真相を探っていくというストーリーでした。
今回は、その特異なキャラクターであるリスベットの その生い立ち・家族に焦点を合わせた感じになってましたね。
1作目でインサートされていた映像の謎や、なぜリスベットのような女性が生まれたのかに迫っていきます。

サスペンスでもありますので、必要以上にストーリー展開については ここでは触れるようなことはしませんけど。
ちなみに 今作では、ミカエルとリスベットはラストまで直接接触しないという構成は何気に面白かったね。

ストーリーが深まるにつれて 登場人物も多くはなりますが、元ボクサーや女子キックボクサーや痛みを感じない大男などキャラクターがわかりやすくて 追いやすかったですよ。「SAW」シリーズは見るたびにいろんな人がでてきてチンプンカンプンになっちゃったけど(爆)

あとチョイチョイ セクシャルな描写も出てくるんですが、何ぶんリスベットっちゅうのが‘女性’としての魅力に乏しいので、嬉しくないんだよな。
貧乳派や少年趣味の方には良いかもしれませんが。

さてさて、
1作目を見ていない人でもそれなりに楽しめるとは思いますが、リスベットの後見人のビデオのくだりなんかは これだけではわからないか。うん。
やっぱり続けて見てこそなのかな。

ということで同じく公開の3作目も期待します!!

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ヒヒと戯れる女
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2009年12月28日

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

ニールス・アルデン・オプレブ
ノオミ・ラバス、マイケル・ニクヴィスト、ステファン・サウク
実業家の批判記事を書き、名誉毀損で有罪判決を受けたミカエル。彼は大企業の元会長・ヘンリックからとある仕事の依頼を受ける。
その内容とは、40数年前に亡くなったとされる少女の死の真相を探ってほしいというものだった。

世界各地でベストセラーとなっているミステリー小説「ミレニアム」3部作。その1作目の映画化。
ちなみに本国であるスウェーデンでは、既に2作目 3作目も公開されてるそうな。

緻密に構成されたミステリー。登場人物も多いし数多くのエピソードからなっているので、上映時間も2時間33分とかなり長めです。

スウェーデン北部の小さな島。今から40数年前に姿を消した少女の謎を追うミステリー。
また彼女にも関連があると思われる いくつもの女性の惨殺事件。

果たして事件の真相は・・・なかなかエゲツないものではありましたがね。
そのあたりのストーリーについては詳しく書けませんので(苦笑)


物語の軸となるのは 雑誌「ミレニアム」の発行者であるミカエルなんですが、もう一人の主人公となるのがリスベットという女性。

とある警備会社の調査員。パソコンを通じて、ありとあらゆる情報を入手できるほど天才的なハッカーの腕前を持つ。
24歳。身長150cmで華奢な体。鼻ピアスに全身タトゥー。奇抜で特異なキャラクター。

何だかデビュー間もない頃のタカアンドトシのタカさんみたいなビジュアルで・・・と言って どれだけ伝わるやら!?

映画の中でリスベットの生活、家族、過去、炎、SEX・・・それなりに何かを垣間見せる場面こそあれ、受け手としては すんなりと一本の線にはなりえない表現にとどまり、なんとも謎に包まれた存在。
彼女の謎の部分が、これからのシリーズで何か関連が出てくるのかはわかりませんが。。。

彼女が悪辣な後見人をやり込めるくだりは 見ていてなかなか痛快。
しっかりとダークヒーローとしての印象を見るものに植え付けます。


当初は一人でアナログチックに調査を進めるミカエル。彼が 行き詰まったところに デジタルな助け舟を出すリスベット。
この二人の関係も いったいどうなの!?と思えるもんなんだけど。

今作は一応 完結していますが、2作目ではどんな事件が起き、警察でも探偵でもない この二人がどのように関わっていくのか。
次回作も期待しています!!

Milleni.jpg
ドラゴン・外ゥーの女
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2009年11月07日

マイケル・ジャクソン "THIS IS IT"

ケニー・オルテガ
09年6月25日に急逝したマイケル・ジャクソン。彼が亡くなる直前まで行なっていた、ロンドン公演のリハーサル。その模様を中心に構成したドキュメンタリー。

マイケル・ジャクソン。
「スリラー」「今夜はビートイット」「BAD」などがヒットしていたころ、わたくしは高校生。今から20年前の話ですわ。
当時は"東京ドーム公演"なんかもやってたっけ。

その後も様々なヒット曲が生まれはしましたが、どちらかといえばスキャンダルなどの話題で目にすることのほうが多かったっけ。
実際、ここしばらくは本格的な音楽活動も聞こえてはこなかったし。

そんな彼の最高のパフォーマンスを披露するべく企画された ロンドンO2アリーナでのコンサート。

前途のとおり、世界的なヒット曲が出始めたのは20年前。そんな彼も今では50歳。
アイデアや音楽センスはさておき、ダンスなどの肉体的な面では 衰えなどがあっても不思議ではないと思うんですよ。それでなくても食も細いらしいし(苦笑)
ところが ここに登場するマイケルは、そりゃあもぅ世界随一のパフォーマーであり アーティストでありました。

世界中から集まりやっとのオーディションを勝ち抜いたダンサーたち。彼らがリスペクトしてやまない そのダンスは全くもって健在。もちろん歌唱力も素晴らしい。
演出の段取りを押さえつつ、歌いながらダンスもするのは大変なもんですよ。

リハーサルの場でこうなんだから、本番のコンサートだったら もっとエキサイティングなパフォーマンスを披露してくれていたことでしょうに。。。
また、打ち合わせ中やスタッフとのコミュニケーションの中にも 彼の人柄がうかがえるやり取りがあったり、作品の中には優しいメッセージが込められているものもあるんだなと。

ファンの方には申し訳ないのですが、近年 彼の姿を見ても 整形手術を重ね続けたようなマスクに、幼児趣味と囁かれるようなダーティイメージばかりで。
しかし こんな映像を見せられると、世界のエンターテイメント業界は、大きな存在を失ってしまったんだなと。あらためてそんなことを感じました。


マイケルの死から約4ヶ月が経って公開されたこの作品は、コンサートのリハーサルの模様を中心に構成したドキュメンタリーです。
もしかしたら 1年後だか10年後だかに、もっとスキャンダラスな側面や死の真相などを追うような映画が作られるかもしれませんね。

もしそうであっても、彼が超一流の・・・これだけ世界中の人が認めるエンターテイナーであることは揺るがないことでしょう。


余談ですが・・・
大ヒットしてるからなのか わたくしが行った劇場だけなのか、本編の前に 尋常じゃない本数の予告編が流されましたね。
それが辛かったよ(苦笑)

MJ_TII.jpg
THIS 伊豆 伊東
posted by 味噌のカツオ at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | マ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

MW -ムウ-

岩本仁志
玉木 宏、山田孝之、石橋 凌、石田ゆり子
神父として神に仕える加来とエリート銀行員の結城。
彼らは、16年前に沖之真船島で発生した島民全員が殺されるという事件のなか、奇跡的に島を脱出し生き残った二人だった。

オープニング映像に続き、いきなり始まるタイでのサスペンスチックな展開に派手なカーアクション。
何が起きているかもわからないままにそんなシーンが続くんだけど、わりと普通なカースタンとのうえ、しかも長い。
アクション映画で この手の「つかみ」となる場面から入るのはよくあるけど、この映画のそれは「つかみ」どころかもはや「本線」。
あまりにも唐突過ぎて逆効果のような気が。

事前情報を見て興味を持ったのは、物語の原点である16年前の沖之真船島で何が起き、なぜ加来と結城という二人(の人格)が生まれたのかということ。
しかしこの作品では その場面の描写がえらく薄い。
そこをもっとドロドロと生々しく提示してくれないと、加来にも結城にも感情移入がしにくくなってしまう。
そうなると結果的には結城の復習劇を見せられているだけになっちゃうね。

かつてスピルバーグ監督の「プライベート・ライアン」では冒頭から約20分間、ハンパない戦闘シーンってのがありましたな。
銃弾が飛び交い 次々に人が倒れ 肉片が飛び散るというかなりキツいの。
そこまでの映像ではなくても、沖之真船島での惨状がハッキリして、加来と結城の原体験が印象付けられてこそ、見る側に起承転結の"起"が成立すると思うので。
結局、出だしで乗り遅れて以降はストーリーの大きな流れに惹かれることも無く、どこかチマチマした内輪揉めに終始していた印象も。

加来と結城の二人についての対立関係も同一性も どうもハッキリしないまま。
光と影?憎愛?葛藤? 表現としてどれも弱かった。

作品全体のリズム感も乏しかったし。設定が興味深かっただけに、この出来映えは残念やったですわ。

主演の玉木宏は初の悪役というのがウリみたいだけど、イマイチ ピンとこず。
男前やなぁ〜という色気はあったけど、悪役としての色気は感じられず。正直 人として面白味の無い主人公でしかなかったわ。ダークヒーローはもっと感情移入させてくれなくっちゃ。
仕事はクールに、殺人は狂気で、それでいて子供を抱っこするときはあたたかく、ぐらい人が変わっちゃってもおもろかったんじゃないのかな。

一方、石橋凌さんはなかなか渋い表情でカッコ良かったですよ。
でも振り返ってみると、ストーリー的にたいした活躍はしていないことに気付く。これまた残念(苦笑)

あとエンディング。ビデオクリップみたいな映像はカッコ良かったけど、どうも曲自体が作品と合っていなくて、テーマの重さや余韻とかそういうのも感じさせてくれなかったね。重ね重ね残念。


さて、この作品の原作は手塚治虫が1976〜1978年に連載していた漫画。
手塚治虫の描いた「鉄腕アトム」や「リボンの騎士」とは一味違うダークな世界観に期待していたんだけどね。。。
ところが、実際の原作の内容は もうちょっとエグイものだったらしい。
設定をソフトにしちゃったのはある種の「逃げ」ですな。もったいないなぁ。

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B級MW
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2009年04月09日

マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと

デヴィッド・フランケル
オーウェン・ウイルソン、ジェニファー・アニストン、エリック・デイン
新聞記者のジョンとコラムニストのジェニー。新婚の二人は、子供を育てる予行演習とばかりに犬を飼うことに。
しかし彼らの元にやって来たラブラドール・レトリーバーのマーリーは、驚くほどにやんちゃでおバカな犬だった!

先日見た「犬と私の10の約束」と同じく、主役はあくまで人間。
その生活の中に、とても大事な犬の存在があるという感じでしょうか。

原作はコラムニストのジョン・グローガン氏が実体験を書き綴ったもの。いわゆるトゥルーストーリーだ。
実話の映画化。マーリーの行動にはあきれ果てますが(笑)、全体の流れの中においては、誰もが驚くような突拍子も無いことが起こったりはしません。
どっちかっちゅうと平凡。いや、今の日本人からすれば プール付きのハウスなんて夢のまた夢。超上流階級の話に思えるわね。

そこの設定はさておいて、ちょっとデキの悪いペットだとか、手のかかる子供が2人も3人もおってお母さんイライラ・・・とかそういう面での共感は得やすい作りだったんじゃないでしょうか。

(これがネタバレになるとは思わんけど)最終的にマーリーとはお別れのときがやってきます。もちろん事故とかそういうアクシデントではなく、歳をとってきて・・・
唯一、長男が目を潤ませながらマーリーのビデオを見手いる場面にグッときちゃいましたね。でも、決して"泣かせよう"的ないやらしさは無かったですね。
あまりにナチュラルすぎて、「映画として、エンターテインメントとしてアリなのかな?」という疑問もチラつくほどに(苦笑)

正直言ってストーリーは物足りない感はあります。
ちなみにわたくしは"ネコ派"でして、たとえストーリーが甘くても かわいいネコちゃんの映像があればそれで満足することもあったりして。
なのでこの作品も、犬好きな人にとっては ほんわかした心地良さの残る一本だと思いますよ。


さて。この春休みの時期に公開の作品で、かわいいワンちゃんが出てくる映画でもあり、親子連れや子供たちなんかもターゲットだと思われます。
が、その割には やたらキスシーンが多かったね(苦笑)

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ボク、マーリー
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2009年02月01日

MAMMA MIA! マンマ・ミーア!

フィリダ・ロイド
メリル・ストリープ、アマンダ・セイフライド、ピアーズ・ブロスナン
ギリシャの小島でリゾートホテルを営むシングルマザーのドナと一人娘のソフィ。
父親を知らずに育ったソフィ。目前に控えた挙式で 父親とヴァージンロードを歩くため、ドナの昔の日記を読み、父親候補3人に招待状を送る。

なんといってもABBAの「ダンシング・クイーン」は、わたくしの心の中の名曲中の名曲ですからね。
もちろんこの作品の劇中歌の全てがABBAのナンバー。
いちアーティストの曲に乗せてストーリーが形づくられているっちゅうのもスゴイね。
それだけイイ曲が多いってことだわな。

何年か前なんですが、劇団四季のミュージカル「マンマ・ミーア!」も見ております。
そんなわけでストーリーラインは一応は分かっております。非常に活発なオカンやったんやぁ・・・みたいな(苦笑)
それはさておき、この世界観を、舞台ではなく スクリーン上でどのような見せ方てくれるのかってとこやね。

結果的には やっぱり素晴らしかったです。ホントに楽しかった!!
曲のパワーもありましょうが、何よりメリル・ストリープがイキイキしてた!!
自身 本格的ミュージカルは初挑戦らしいんですが、中々なもんでしたよ。実際には結構なお年なんかもしれんけど(失礼)、なんとも明るくオチャメさんな母・ドナでいてくれましたね。

個人的な好みにもなるけど、いろんな人が楽しく歌って踊ってる光景に"しあわせ"感じちゃうんですよ。
劇中での「マンマ・ミーア!」や「ダンシング・クイーン」のシーンは、単純にウルウルきちゃいました。それぐらい賑やかでハッピーな世界が現出してましたです。
唯一 ピアーズ・ブロスナンの「SOS」はちょっとSOSっぽかったけど(爆)

上映時間は1時間48分と、そんなに長くはないんですが、いやぁ〜じつにボリューム感たっぷりで おなかいっぱい(!?)になるミュージカルムービーでしたよ。
きっと誰もが笑顔になれる、期待を裏切らない一本です!

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ABBA ABBA アバレンジャー!
posted by 味噌のカツオ at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | マ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする