2006年06月11日

LIMIT OF LOVE 海猿

羽住英一郎
伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太、時任三郎
海上保安庁の潜水士となって2年の仙崎。鹿児島・第十管区で機動救難隊員として訓練中、鹿児島沖にて大型フェリーの座礁事故の連絡が入る。
現場では620名の乗客と195台の車両を乗せたフェリーの船体が浸水と火災を伴って、大きく傾きだしていた。

非常にヒットしてますし、評判も上々。期待して見て来ましたよ。
冒頭のやり取りはウザかったなぁ。まぁそれぞれのキャラを印象付けるためのシーンなのでしょうが、ホテルのロビーであんなに騒いじゃイカンよ(苦笑)
さて、ここからが本編。これがなかなか面白かったんですよ。
次から次と過剰にアクシデントが〜という風でもなく、シンプルに堅実に見せ場というのが配してあった感じ。
感情移入もしやすく、好感の持てる映画でしたな。

驚いたのは映像の迫力。大型客船が傾いている絵というのは見ごたえありましたよ。「亡国のイージス」ではこれがショボかったのよね。
で、後半の山場。煙突横のダクトの脱出シーン。ここが一番のツッコミどころでもあり、盛り上がりどころでもあるわけで。
船が大きく傾きかけているのに、ハシゴは真っ直ぐ上に向かっているのはなぜ!?
そして沈没が迫り、時間の余裕がない中で 長々とした電話でのプロポーズ。
それより早よ非難しなきゃ!っと思ってたらホントにねぇ(苦笑)
しかし、わたくしの右隣のおばちゃんも、左隣の姉ちゃんも、このプロポーズのシーンで号泣でしたね。
わたくしはそれよりも、その後にハシゴを上りながら「生」への希望を語り合ってるところがきましたねぇ。
とにかく後半は非常にアツイ感情がほとばしっていましたね。

「下妻物語」でも書きましたが、いろいろなことがありながらも、根本の感情がシンプルなんだな。
そして それを演じる役者たちが、皆 好演でして。だから誰が見ても感動できるという、そんな気がしましたわ。

昨今、この「海猿」効果もあってか 海上保安官になりたいという若者が増加しているそうな。
映画はさておき、海上保安庁も訓練も厳しいし、実際の現場では命がけで行動しなくてはならない仕事ですから。
今どきのアホみたいな子が、ミーハー的に影響を受けての行動でないことを祈ります。。。
posted by 味噌のカツオ at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ラ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月04日

リトル・ランナー

マイケル ワッゴーワン
アダム ブッチャー・キャンベル スコット・タマラ ホープ
カトリックの学校で校則破りを繰り返しているラルフ。彼の唯一の肉親である母が病院で昏睡状態に。
「奇跡でも起きない限り目覚めない」という医師の宣告に対し、自らが奇跡を起こすべく「ボストンマラソン」の優勝を目指して走り出す。
完走も無理だとささやかれる中、彼は奇跡を起こすことができるのか?

原題は「SAINT RALPH」聖者ラルフですが、ちょっと前に単館系でヒットした「リトル・ダンサー」をもじった邦題と思われます(笑)
主人公は14歳の男の子。前半の彼のイタズラはなかなか微笑ましい。特にプールでの悪戯は・・・ハハハ〜って。
そんな劣等性の彼が母への想いから 純真なアスリートとなり、奇跡を信じて「ボストンマラソン」へ向かう。
シンプルなストーリーラインでありながら、この作品に引き込まれてしまう要因は なんといっても主人公の彼の輝きですよ。
主人公が下手やったらここまで魅力的な映画にはなっていなかったでしょう。
ただでさえ(マラソンなど)ただただ走り続ける姿って神々しく見えたりしますが、演じた彼のチカラもあって より神秘的でありましたね。
だから邦題こそ「リトル・ランナー」となってますが、「SAINT RALPH」という原題はその通りだと思いましたよ。良い作品でした!

ただ一つ気になったのは‘ランナー’の映画なのに 主人公の役名が‘ウォーカー’だったことでしょうか。個人的にはちょっとツボです。
posted by 味噌のカツオ at 10:30| Comment(0) | TrackBack(3) | ラ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月12日

力道山

ソン ヘソン
ソル ギョング・中谷美紀・萩原聖人・藤 竜也
出身は朝鮮だが、日本で日本人として、戦後のヒーローとして生き抜いた力道山の半生を描いた作品。

一応 日韓合作。力道山が活躍した舞台も日本だし、主演以外の主要キャストは日本人ばかり。
が、監督をはじめ製作スタッフは韓国側なので、趣としては韓国映画なのかな。
そこで萩原聖人の語りを聞いてたら ものスゴ「冬ソナ」でした(笑)

この映画の最大のポイントは主演のソル・ギョング。作品のために体重を20kg以上UPしてパンプアップされたカラダは、本物のレスラーと対峙しても見劣りしなかったのは見事。
なんと ほぼ全編 日本語でセリフをしゃべっております。
確かにぎこちないんですが、スポーツマンの朴訥としたしゃべりとして さほど違和感を感じなかったどころか、感情が高まった状況での叫びは逆にリアリティありありでした。
日本人キャストの中、なぜ彼だけ韓国の〜?と思ったけど、実際の力道山も朝鮮出身で日本で生きてきたんだからね。そのまんまだね。
いや、それを差し引いても、日本の役者さんで ここまで「力道山」になれる人はいないなぁとも。それぐらいのハマリ役でした。
それ以外の出演者も素晴らしかったよ!
ドラマ「プロハンター」や映画「河童」でも印象深い 藤 竜也さんはビッシビシと存在感が伝わってきたし、チョイ役だけど山本太郎も光ってたぞ!

プロレスファンでもあり 映画ファンでもあるわたくしにとっては結構期待の一本でもありました。それもあってか2時間半もそんなに長く感じなかったです。
事実に基づいた作品って、事実を超えられないからイマイチだったりするんです。が、この作品 映画のラストに「史実に脚色を加えた作品」と出てきます。
そうは言うもののそんなにドラマチックでもなかったし、もっと言えば作品の軸が伝わってこなかったなぁ。テーマとしてはぼやけた印象。
でも試合のシーンはこの手の映画では最高の出来でしたね。本物のレスラーが演じているのもあって迫力抜群!
リングから去って久しい船木誠勝や、昨年7月に病で旅立った橋本真也の勇姿が見られるのも嬉しかったよ。
そして 若かりし頃に映画主演も果たしている武藤敬司の演技、語りはナチュラルで良かったね(ちなみに蝶野は出てない)

決して万人にオススメとは言いませんが、個人的にはかなり楽しめた作品でしたー!
posted by 味噌のカツオ at 00:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ラ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月11日

輪廻

清水 崇
優香・椎名桔平・杉本哲太・香里奈
35年前に山中のホテルで起こった11人が惨殺された殺人事件の映画化の企画が進行していた。この作品のヒロインに抜擢された新人女優の渚は 撮影が近づくにつれて、不気味な幻覚を見るようになる。
また 同じような幻覚を見た人々が、廃墟と化したホテルに引き寄せられていく。

「呪怨」シリーズをヒットさせ、その「呪怨」のハリウッド版「THE GRUDGE」の監督も務めた清水崇監督の凱旋第一作。
35年前に殺された人の魂が現世に生まれ変わっても、前世での恐怖の記憶に襲われる、というストーリー展開。
確かにじわじわと怖さを積み上げていく感じは見事です。
でも後半はセリフも少なく、ストーリーの深みよりも 怖い映像のみになっちゃった感じでちょっと残念。それまでの流れに(娘なのかお父さんなのかという部分で)ねじれが生じてしまったのもちょっとしっくりこなかったかな。
まぁ救いようのないエンディングという意味では、この手のホラー映画としては良かったのかもしれませんがね。
でも一番の見どころは、主演の優香ちゃんでしたな。普通にかわいらしかったし、白目剥いて痙攣したり 恐怖シーンではかなり思い切った演技で、説得力も抜群でしたよ。
posted by 味噌のカツオ at 00:38| Comment(0) | TrackBack(1) | ラ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月14日

隣人13号

井上靖雄
中村獅童・小栗 旬・朝井浩文・吉村由美
小学校の頃にイジメをうけた主人公の「村崎十三」。彼の中にはそのイジメの怨念から生まれた別人格「13号」が宿っていた。10年の時を経てイジメの張本人に復讐をしようとする「13号」と、その暴走を止められなくなってしまった「十三」。その果てには・・・

原作はコミックの「隣人13号」。わたくしは読んだことはございません。
ストーリー設定はよくあるようにも思えるけど、いじめの描写やら復讐の仕方はエゲツナイものでしたね。映像的にはさほどでもないけど、やってることは陰惨でしたわ。あー感じワル。
もう一つ感じの悪い要素があるとしたら、作品全体にリズム感がなくて「ネトネト〜」っとしてて、それも嫌悪感を増長させてましたわ。
ラストは ぼやかしてはいないものの、しっくりこないかな。『?』という印象でした。
あちこちのサイトでキャスティングが絶賛されていたんだけど、あたしゃ不満。
「十三」を小栗旬が、「13号」を中村獅童が演じているんですが、徹底的に違う二重人格のキャラだからこそ、一人の役者に演じて欲しかったなぁ。それが技量ってもんでしょ。
復讐される側、ヤンキー上がりの現場作業員の新井浩文もアカン。目が優しすぎて丸く思えちゃう。もっと体から棘々しさを発散してる人がええわ。
ただ、元ヤンの妻役の吉村由美(PUFFY)はハマり過ぎ。これは必見。
作品としてはイマイチだけど「もっとこうしたらいいのに」と書いてたら長くなっちゃったね。イマイチお薦めはしないかな(爆)
posted by 味噌のカツオ at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ラ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

理由

大林宣彦
岸部一徳・勝野 洋・久本雅美・石橋蓮司

高層マンションで起きた事件を様々な人間(トータル107人!)の証言やらすれ違いやらで紡いでいく物語。上映時間は2時間40分。じっくりと見させていただきました。おもしろいつくりでした。
その事件については ものすごいトリックやらどんでん返しという感じではないんですが、かかわった人々の気持ちというか感情は伝わってきました。どこにでも起こりそうで、ちょっと切ないオハナシでした。
posted by 味噌のカツオ at 01:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ラ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

レイクサイド マーダーケース

青山真治
役所広司・薬師丸ひろ子・豊川悦司・柄本明

湖を舞台にした殺人に関するおハナシ。ちなみに警察は出てきません。
何やろう?と見始めたものの、気が付けばグイグイと引っ張られて見入っちゃいましたね。いいミステリーだと思いましたが、ラストがどうも納得いかんなぁ。変に説明がクドくなっていっちゃったし。
途中、目を背けたくなるシーンもあります。ついでに耳もふさぎたくなります。気の弱い方は要注意。
役所広司さんの熱さも良いですが、柄本明さんの怪演ぶりも見応えありました!
posted by 味噌のカツオ at 01:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ラ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル

アラン パーカー
ケビン スペイシー・ケイト ウィンスレット・ローラ リネイ

死刑制度反対というのがベースになってるテーマ。
なにせわずか4日間、少ない手がかりで真相を突き止めなくてはならない設定なので、そぅ手の込んだどんでん返しがあるわけではなかったけど、やっぱ後味は悪いもんでしたな。
でも 本当のホントのところは「オフレコ」ということで。
posted by 味噌のカツオ at 01:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ラ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロング・エンゲージメント

ジャン=ピエール ジュネ
オドレイ トトゥ・ギャスパー ウリエル

ストーリーとしては、戦争へ行って行方不明(生死も不明)になった恋人の足跡を、様々な証言から追っていくというもの。
さすがに「アメリ」の監督&主演女優、そんな不思議な世界観も見えましたよ。
戦争・ミステリー・ファンタジー、いろんな映画的要素がありましたがちゃんと一本の作品としてまとまってたと思います。
戦争のシーンはエグイ映像もあったけど、だからこそリアリティもupしてたのかな。必ずしも‘スコーン!’と突き抜ける感はないものの、見て良かったと思える作品でした。
posted by 味噌のカツオ at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ラ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする